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お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2013年2月15日金曜日

火のある生活パートⅡ



こないだ、ここから400メートルほど下った山の中で、ふきのとうが寝ぼけてひなたぼっこしていました。
春は来るのか?と、心配しなくても大丈夫なようです、少しゆっくりだけど、去年と同じで、春はちゃんとこの山にも登りはじめてるようです。

まだまだ寒い日が続きます、前回には「火のある生活」を紹介させて頂きました、今回もその続きを書きたいとおもいます。

こないだ僕らは、家の裏のスペースに石窯を作りました、これは石窯セットを由あって手に入れたのですが、耐火レンガやモルタル、セメントで充分手造リできるとも思います。
知り合いの素敵生活をしている素敵夫婦は、石組みとセメントで立派な石窯を作ってました。





作業工程は3日ほどで完成します、一日目土台となる下半分を作り、二日目屋根部分を作り、数日乾燥させて、火入れをして完成です。
案外、この土台を作るだけでも半日少しかかってしまいました、左官作業も難しく、スキルを要するのだと実感しました。

さっそくパンを焼く!



まだ焼ききっていない写真しかなかったけど、十分に火で熱した窯に少し炭を残して温度調節をしながら蓋をしてパンを焼きます。

この温度調節が難しい!
パンの生地となる粉の配合も難しい!
発酵の具合なんこも難しい!

けども、全部適当にしてもパンにはなります、ただおいしいパンへの道はとても深いんだということがうかがえました。

もちろんピザも焼く!


ちょっと焦げちょる写真しかなかったですが、これで100点うまいです!!

家は、お風呂も薪です



夏場なんかは、外の風呂の焚口の前でぼんやり夜をながめながらコーヒー飲んで本読んだりする時間が最高の贅沢です、(これは夏の時の写真)僕は本が大好きだったけど、山に住み始めたら本は卒業するんじゃないかとも思っていましたが、全然逆に、山での生活を背景に読む本は、本当に楽しくなってしまっています。ちなみにサミュエルベケットの「ワット」です。とてつもない本です。


話がずれましたが、火がある生活はなんだか空間が楽しくなる、その空間では本や音楽の味が何倍も膨らむということです。

現在我が家では、風呂、ストーブ、窯、ロケットストーブ、で毎日のように薪を使います、林業という仕事が幸いに、間伐材などをもらってこれるからこそできることなのかもしれません。

知り合いの製材所から広葉樹なんかをもらってきたり、人からここからとっていいよという山を紹介してもらったりでやっていけています。

山から丸太を運び下ろすのが楽しいけども大変で、それを玉切って、薪割り、乾燥という工程を通してはじめて薪が使えるようになる、考えようによっては大変ですが、この工程そのものが山と生活の間に橋を架けるのではないかとも思います。

最後に、愛する我が家の横顔をお披露目します。
こんだけの薪でも一年もちません、常に補充するわけですね。







2013年2月11日月曜日

いの町の図書館バス


いの町立図書館は移動図書館として「図書館バス」を運行しています。
(ただし、これは厚生労働省の緊急雇用創出事業により実施されているもので、2013/2/22時点では平成25年度以降に実施されるものかどうかは不明です。平成25年度も実施されるようです

図書館バスでは
 ・バス内に置かれたされた本を借りること
 ・いの町立図書館から借りた本の返却
 ・いの町立図書館で予約した本の受け取り
 ・相互貸借(※1)の申し込み(ただし所定の申し込み用紙が必要)
 ・購入図書のリクエスト(ただし所定の申し込み用紙が必要)
などができます。

■巡回場所
巡回場所と曜日、及びコースは以下の通りです。

火曜日:吾北地区(※2)
水曜日:天王地区
木曜日:本川地区(※2)

天王地区の巡回コース(※3)
順番場所巡回予定時刻
1紙の博物館9:10〜9:25
2天王南2丁目公園前9:55〜10:10
3天王南3丁目公園・集会所前10:15〜10:30
4天王南7丁目理髪店駐車場10:35〜10:50
5壽幸園11:00〜11:10
6コミュニティーセンター・老人憩いの家13:00〜13:30
7天王北4丁目広場13:40〜13:50
8池ノ内コミュニティーセンター14:00〜14:30

※1.いの町立図書館にはないが高知県下の提携図書館にある書籍を予約/取り寄せすること
※2.吾北地区及び本川地区については、いの町立図書館にお問い合わせください。問い合わせ先(電話)は088-850-4360です。

※3.巡回コースと予定時刻は日によって変更となる場合があります。



※【重要】記載内容には十分配慮をしておりますが、ここに掲載する情報の利用によって何らかの不利益が発生した場合にも責任は負いかねますので、予めご了承ください。

本川地区に関する情報を掲載していきます

高知県に来て一番驚いたのがインターネットでの情報収集がなかなか難しいことでした。いの町の協力隊へ応募したときもインターネットで町ついて調べようと思ったのですが情報量が少なくいかんともしがたいものでした。このことは逆に言えば「これをネット上に公開しておいてよ」と思う情報が眠っているということでもあります。

ということで、ネット上にあったほうが良いと思うような情報をこのブログにラベル「情報」をつけて掲載していこうと考えました。主に本川地区に関することを掲載するつもりですが、地域にこだわるつもりもありません。ネット上にない有益(というかあって当たり前と思うよう)な情報であれば掲載します。

実際にどの程度の情報発信ができるかわかりませんが、粛々と続けていく所存です。まず最初はいの町立図書館の図書館バスの情報です。

2013年2月8日金曜日

去年、今年の冬の活動


春がやや接近してきたかなと思っていた矢先、冬が忘れ物でもしたのか、舞い戻って来ました。
本日は雪です。

最近、休耕地になっている標高役800メートルの畑の一部を貸していただけることになったので、そこでトラクターも使って、畑作業をしています。(そんな高いところで平地でハウスがあるところは珍しい!)

が、今日は去年終わりから今年のはじめの活動を紹介したいと思います。
日記みたいに書いていきたいけど、記すよりはやく日々が過ぎ去ってしまうなぁ、というか書くことを怠っているだけなのかしら。えへへ


さっそく写真をランダムに並べて、ちょっとした、説明を。。
上の写真は「森林軌道調査」です、これはその昔、本川村から、となり村の吾北村の山の中を森林鉄道と呼ばれる木材なんかを運ぶ汽車が走っていて、その軌道跡が今も山の中に残っているという話を聞いて、月一回程度していた探検散策ツアーのようなものです、この写真は山奥に軌道のトンネルを発見したもので、とっても興奮しました。



この植林の間に、べらぼうにそびえる古代遺跡のようなものは、崩れた鉄道の橋脚の残りです、山の奥の奥でこんな巨大なものに突然出会ったり、線路沿いに続く石垣、トンネル、なんかを発見しながら進むので見どころ満載で楽しいです。
いずれ山に興味がある人が集まってツアーとして定着すればおもしろいかな、と思います。
まだまだ山の経験が浅いのでもっと勉強しなくてはいけないけども。



この写真は、本川の奥の方の集落である越裏門地区の休校になっている小学校のグラウンドをなんとか活かせないか?ということで、そこに炭窯を作ろうという活動の、手伝いに行った写真です、これは炭窯の天井を一日叩きまくるという活動風景です、壁を材木で組んで、中に炭となる木を満杯詰め込んで、天井には赤土を盛ります、その盛った赤土をこの手作りの柄は何か忘れましたがヒメシャラの木がハンマー部分にあたる「槌(つち)」で叩いて、叩いて、叩きまくります!

するとおじいちゃんが、「ホレ、坊、これ使いよれ」といって渡してきたのは、ヒノキをチェーンソーグラインダーであっという間に作った巨大な「ヘラ」のようなもの、10キロ近くあるんやないか!?という持ち上げるのもやっとな巨大ヘラで、叩くハメになりました、全力でやってるとみんな盛り上がってわっしょいわっしょい。「次はワシがやっちゃろ」「ホレ代わりやぁ」ってな感じで、みんながそのヘラで叩きまくりました。




そして完成後1週間火を燃やし続けて、ようやく完成です!
この写真は炭出し作業、雪の中地域の皆さんが協力しあってなんとか出来ました。

一度火入れすれば、石窯も完成になります、これだけしっかりしてたら何年も持つでしょう。



使っていた草刈り機を、修理屋さんに持っていた時に、一応見てもらうと、中が真っ茶色!
どうも、内部でクラッチがこすれてツルテンテンになっていた模様、クラッチを換えてもらうと、エンジンの調子が全然違う!やっぱりメンテナンスはしっかりしないといけないんだなぁ。




そしてこれは、林業です、枝打ち作業ですね、3メートルの手作りのはしごを使って藪山をかけずりまわって枝を打ちまくります、この日はガクさんと余った木を仕上げました、ガクさん初チャレンジ!



これは僕の足元、高さ五メートルぐらいになるけども、何が怖いって目先の枝に集中してると、自分が高いところにいてるということを忘れてしまいそうになって、手を放してしまいそうになることです。


これは、間伐作業の一場面、雪山が多く、すごい傾斜やったり岩山やったりと、デンジャラスなシーンにも何回も遭遇しました。
実は、今は腰を痛めてしまって休ませてもらっています。(木から落っこちて腰を痛打、アホです)



これは去年12月に行った、雪山モニターツアーでの瓶ヶ森UFOラインでの写真。
除雪車まで出張っていただいた、なかなか大掛かりなツアーでした、12月から瓶ヶ森方面は閉鎖されてしまうけども、雪山を活用できないか?ということで試験的に実施したツアーでした。
あたたかい高知から、来た方はとっても驚いていました。
「高知の極北、本川へようこそ!」なんてどうでしょう。





 最後に、近くのお世話になってるおばあちゃんの豆腐小屋を借りて豆腐、こんにゃく作りをした時の一コマ、本川ではこんにゃく芋が貴重なためか、豆腐に使ったおからをこんにゃくにまぜた「おからこんにゃく」なるものも作ります、だからか豆腐とこんにゃくは、一緒に作ることが多いみたいですね。

この日の晩は、ガクさんの手作り麻婆豆腐を食べさせてもらいました、生涯最高の麻婆豆腐だったんじゃないか!?ガクさんは、朝からマーボーを作って食べるくらいのマーボーマニアなんです!

では、本日はこの辺で。。

2013年1月31日木曜日

火のある生活

ごぶさたしてました、けんちゃんブログ本年もよろしくお願いします。

さて今年もはじまってしばらく経ちましたが年はじめから色々な経験をさせていただいています!

林業は昨年に続き、枝打ち、間伐などを引き続き勉強させてもらっています。
斜面凍る危険な山の作業でヒリヒリとした緊張の中、仕事の充実を味わう日が続いていましたが、ここ数日は山に多くの雪が舞い降りたので、山仕事は休みが続きました。

山仕事の間には、山の楽しみをしゃぶりつくす、山の生活があります。
きっと街ではあまり目にかかれないシーンがたくさんあると思いますので、そういうことも紹介していけたらなとおもいます。



さて、さっそく出て参りました、巨大ネズミ!
我が家では、夏の終わり頃からネズミが家を走り回っておりました、巨大なサツマイモですら数日で食べられてしまいます、夜寝ていると頭に激突されたこともありました。

満を持してガクさんからネズミ捕りを貸してもらい、さっそく設置してみるもどうにも捕まらない日々が続きました、風のうわさで油揚げが良いと聞いたので、油揚げを餌に仕掛けてみると、早速捕まりました!

けども、やはり一匹ではないらしく、最近も枕元を誰かが走り回っております、ネズミも食品には手を出さないようになって、なぜか石鹸をかじられる毎日です。

ネズミぺったんという残虐装置の設置まで考えております。







この男前が座っているのは、ケヤキの木で、近所の電力さんが道路縁のケヤキや桜やヒイラギやウバメガシを切ったやつをもらってきました、立派なケヤキとヒイラギはなかなか珍しいらしいです、座っているのは枝が三つに別れた幹を逆さにしたもので、三叉の枝が三叉の座机に早変わりしております。

その隣にあるのは、切り出してくる時にチェーンソーで適当に椅子の形に切り出したものです、これもグラインダーをかけたら素敵な座椅子になるのではと、日陰で乾燥させているところです。

チェーンソーと木があって火をおこせる家があれば、山の恵みでエネルギーの大部分をまかなえまえて楽しいです。

そうそう、少し前に我が家では「ガスいる?」「別になくても大丈夫そうやな」という会話があったので、ガスの契約を切ってしまいました。

代わりにと、前から気になっていた「ロケットストーブ」なるものを作ってみることにしました。


さっそく街で一斗缶を買ってきてグラインダーで横穴を開けていきます、そこに煙突のカーブの部分を上の蓋穴から突っ込み蓋穴と横にあけた穴から口を出させます、その時、横穴には延長のまっすぐの煙突を足します。





そして一斗缶の中でグラグラな煙突の隙間を赤土で埋めます。





そこに丁度、ガス契約を切って捨てようとしていたガスコンロの口の部分がジャストフィットしました!これで、完成です!
割り箸とか、竹とかを横穴から入れて火を入れると火力が集中してかなり強い火が出ます、なるほど、ロケットストーーーーブ!




うおー!ちょっとの薪でこんな火力です!
けども、家では厳しいですね、けむにまかれてクラクラしてしまいました、もちろん今は外に置いてあります。


火のある生活は素晴らしいですね、火は見ているだけでも飽きません。それではこの辺で、、
また日常の一コマを紹介できたらなと思います。本年もよろしくお願いします!