今年度の私の目標の1つに「登山道の草刈りを充分にする」というものがあります。本川地区周辺には魅力的な登山道がいくつもありますが、山から山へと繋がる縦走路などはメンテナンスされずに道がほとんどわからないような状態になっているところもあります。登山愛好家にはあまり整備されない道を歩きたい人が少なくないらしいですが、道の可視性そのものが道標であるとともに事故の懸念を考えればやはり見た目に道が通っていることは重要だと思います。
というわけで先日、自念子ノ頭の登山口付近を草刈りしました。自念子ノ頭の登山道は去年の秋に草刈りをしたのですが、今回はその東側の入り口から東黒森方面に伸びる縦走道が対象です。
梅雨時とあって霧の立ち込める曇天です。快晴よりはだいぶ作業しやすいですが、霧で体が濡れるので冷えないように注意が必要です。
さて、草刈り開始です。瓶ヶ森をはじめこの付近の草刈りは9割以上が笹刈りになります。登山道の入口付近は去年刈ったので道にかかる笹を軽く刈る程度なのですが、道に入ってからは文字通り「道無き道」を刈っていきます。
写真中央付近に縦に走る道があるのがおわかりいただけるでしょうか?このような状況の中、笹を刈っていきます。
けんちゃんが刈るところを先回りして撮影した一枚。ぱっと見何をしているのかよくわかりません。。。しかしこの作業、とにかくガシガシと刈ればいいわけではありません。これだけ混んでいると足で踏まれた笹などは刈ることができず、掃除したあとにまたピョコンと笹が首を出してきます。なので一度掃除した後もう一度刈る必要があります。なんとも手間がかかる作業です。
さらに、
ショウマの仲間でしょうか?このように、道を遮るかのように花が咲いていることも少なからずあるので、山野草などはできるだけ残して刈るようにします。
こちらが刈った後の写真ですが、道がはっきりできているのがお分かりになるでしょうか?ちゃんと花を残しつつ道を作るようにします。他にも石あり木ありで、それほど単純作業ではないのですが、それが草刈りの面白さでもあります。
こうして2度刈りを終えた後、大雨となってしまったのでこの後の写真はありませんが、強い雨と風の中、自然を感じ取ったけんちゃんは大興奮でしたが、私は冷静に帰路につくのでした(笑
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