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2014年8月19日火曜日

地域おこし協力隊と移住促進について真面目に考え(ry

この4月から無期限更新停止としていましたが、今日は反応せざるを得ない事件がおきました。なんと高知新聞の一面に『県内 地域おこし隊7割定住』という記事が出たのです。


何故こんな話題が一面に、、、という話しはともかく、内容をみれば、高知県における地域おこし協力隊の定住率は全国平均(58%)より高く、移住促進に有効なので、今後も受け入れを拡大していくとのこと。また総務省は現在の3倍まで隊員を増やす方針のようです。

で、この記事を読んでいろいろと疑問が浮かんできたわけです。例えば、以下の通り。

・「定住」とは何?協力隊終了後、たかだか1年ばかり住民票が残って入ればそれで定住なの?その人たちがどのくらい住み続ければ成功したことになるの?

・本当に移住促進に有効なの?NTTデータ経営研究所の調査によれば、U/Iターン移住者のうち地域おこし協力隊がきっかけとなったものはたったの0.8%。多く見積もったとしてせいぜい数%程度の移住者を呼ぶのに一人頭1千万円以上使うような事業が他の事業より有効と言える?根拠は?

・JOINのサイトで地域おこし協力隊の募集状況をみると再募集も散見され、既に需要過多な印象を受けるが、そんな状況で本当に3倍も増やせるの?

ということで、本記事のほうは他にもツッコミどころ満載なのですが、疑問について検証しようなんて考えたらそれなりに面倒なのでやりません。というか、繰り返しになりますが、なんでこの記事を一面にしたのでしょうね?まあ全国紙を見てもこぞって一面にあげるようなニュースがなかったようなので、消極的に選択されたのかもしれませんが。。。

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