告知


2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2012年12月31日月曜日

氷柱コレクション

私が住む標高600mの本川地区・長沢は11月にはもう冬模様。12月に入って全国的に冷える日が続きましたが、その頃から私の通勤路(徒歩)にはたくさんの氷柱ができます。毎日眺めているとちょっとした美術館のようです。そこで今年の最後の投稿は私の自宅付近の氷柱の写真をご覧いただきたいと思います。

これが最初に氷柱を見たときの写真。当初はこのくらいのサイズで大きいほうでした。
これは12月後半に撮ったものです。2つの氷柱が溶け固まって1つになったように見えます。これは全長1m近くあったように記憶しています。


こちらの長い2本はどちらも1mくらいの長さ。これらも溶け固まって1本になるのでしょうか?そうしたらかなりの太さの氷柱になりますね。
こちらは上から下まで地についた氷柱。まさに柱のようです。

これは割れ落ちた氷柱の残骸たち。たくさんあるととても綺麗に見えます。

これは人の足のよう。オブジェのようです。

こちらも人のオブジェのようですごく綺麗です。

しかし不思議なのは「なぜ氷柱が曲線を描くのか?」ということ。
これもよく観察していたらわかりました。
気の枝や茎を伝って凍ることによって曲がるのですね。上の写真はその様子がよく見えます。
下の写真は枝上に固まった後、枝と氷柱が分かれたように見えます。
毎日変わりゆく氷柱の様子を眺めて通勤するのもいいものですね。

それでは良いお年を♪

2012年12月29日土曜日

竹箒(たけぼうき)づくり

12月初旬に本川地区で開催された竹箒づくりの講習会レポートです。

本川地区はどこも山林に囲まれているので落葉や枝が大量に散乱します。それらの掃除は主に竹箒を使うわけですが、何せ大量にはかなけければいけないのですぐに箒が傷んでしまいます。なので、地域の人たちは山で余った竹を使って自分たちで使う箒を何本も作ってストックしたりしています。そこで地域の人たちに講師になっていただき、竹箒づくりをいろいろな人に体験していただこう、という企画です。

これが今回使用する孟宗竹の枝です。吾北地区の山で伐採されたものの余りを切って運んできました。実はこの作業が結構たいへんだったのですが、ここでは割愛します。

まずは地元の方のレクチャーです。作られた箒を使っていろいろとコツを教えていただきます。
実際には作る工程の前に材料選びが大切だという話から使いやすくするための一手間など、メインの作業工程以外にもいろいろな説明がありました。今回はサンプルとして何本かの竹箒が用意されていたのですが、中には一本五千円もする高級な竹箒も用意されていたのですが、地元の方々はそれを見ていろいろとダメ出しをしています。おぉ、さすが!と思わせられます。

説明を受けた後は作るのみです。参加者のみなさま、思い思いに作っています。

一番難しいのが枝を止める作業です。ここの出来が悪ければすぐに使い物にならなくなってしまうのでしっかり作業しなければなりません。紐で仮止めした状態で針金を巻くのですが、しっかり結ぶために足で抑えながらグッと針金を引いて巻き上げます。

ということでみなさんなかなかの仕上がりで作っておりました。私はというと、、、
時間切れで途中までしかできませんでした。結ぶ工程でうまくできず何度も結び直したのが主な原因です。未だ完成を見ずにいますが、近いうちに時間を作って仕上げたいと思います。

話しを聞けば、地域の人達には竹カゴなどの竹細工が出来る人もいるとのことで、それらのノウハウも伝授していただきたいと思っています。

2012年12月24日月曜日

門松づくり

本川地区で唯一開校している長沢小学校の毎年恒例、門松づくりに参加させていただきました。

材料は地域の方たちが準備済みなので、まずは材を門松用に加工します。これは大人と5,6年生の仕事です。

説明を聞く子供たちは真剣そのもの。
これまた真剣に作業しています。うまく竹を切ることができるかな?


加工がひと通り終わると次は本番の門松づくりです。全校生徒が集まって各自自分の門松をつくります。

これが見本。綺麗な佇まいです。

そしてこれが小学校の玄関を飾る大型の門松です。立派です!

そしてこれが小学生たちが作った門松。どれも上手にできています。
作った門松を持って皆で記念撮影。

最後の掃除も忘れません。

というわけで、このブログ記事と同じように、あっという間に門松が出来上がったわけですが、私も1つ作成しました。何も考えずに余り物を合わせた割りにはそれなりに見えませんか?
門松を自分で作るなどこれまでは考えたことがありませんでしたが、山に住む人達にとっては自分で作って当然のものなのですね。

2012年12月18日火曜日

雪山林業日記


こちら冬まっさかりの本川地区のけんちゃんです!
冬の本川は厳しいですが、林業の方はむしろ忙しくなります。

というわけで僕は役場のデスクに毎朝出勤するというスタイルを変更してもらうようお願いし、「三年後に役立つ、食っていくための本気の技術を学ぶため」ということに活動の重心を移動させて歩き出しはじめるつもりです!

もちろん役場や住民の集まりのお助け活動もさせてもらいますが、人助けは自分に一本芯が通っていないとできないものだと思います、自分の芯になり得るような林業との向き合い方をしていけるよう気張っていく所存です!

田舎にふらっとやってきた都会の若者は存外役に立ちません、役に立つための出発として協力隊の時間を活用させていただきたい!人数合わせの一匹ではなく、役に立つ実質をもった一頭になりたいものです!

冬山の間伐の仕事は今年がはじめてでした、最初の数日は毎日2回ほど死にかけました、雪の薄く積もった山は自分も滑るし、切った木もおそろしく滑ります、乾いた山でなら多少間違った方角に木を切ったとしても倒れるまでに身をかわす時間が少しはあるけども、雪山ではそうはいきません、木の切り口が地面に落ちたかと思うと息もつけない速さで、大木であれツルンとすべってぶっ倒れます。

今の現場に入って最初の3日の間に僕は5回も木の下敷きになりました、けども4日5日と日を追うごとに、「やばい中でのバランス」というものを本能の部分で学んできたので、最近は下敷きにならずにすんでいます。

一日に何度も、心臓から汗をかくような瞬間に出会います、師匠ですら毎日危ない瞬間に出会うと言います、問題はそんな瞬間にきっちりと集中できるか?というところ、一回でも呑気に木を切ってるとそのまま頭に倒れ掛かってきます、でも、山ってのは不思議ですね!
自分がボケっとしてる時にはいつも必ず、僕の頭に太い枝や死なない危険をふりかけて、「ボケっとしちょったら死んでまうでぇ~」っと教えてくれます!
最初が肝心で、いつも最初に切る一本目の木で危険な目にあうから、大切なのは一本目だ!っと自分に言い聞かせています。

師匠は木を切る本数よりも、速さよりも、ゆっくりと着実に学んでいくことと安全に帰ることをいつも言い聞かせてくれます、今日切った本数ではなくて「今日も仕事ができて生きて帰れたこと」が肝心なんですね。

そんな過酷な最近の林業修行の日々の中で、林業ってのは素晴らしい仕事なんだなと思い、感じることが多くなってきました。

僕はずっと格闘技をしていて、いつも誰かに殴られる危険の中でしか成長できないと感じていましたけども、まさにそんな僕にうってつけの仕事だなぁと思うわけです。

まぁそんな「命に近い仕事、林業」で学んだことなんかをこういうカタチでたまには報告できたらいいなぁと考えています!どうぞよろしく!

写真を紹介します!


ここは平地だったので写真も撮ってもらえました、切っているのは杉の木です。
杉は生木はとても重たいし長いし太いのでとても難しいし、僕なんかがやると手間取ります、基本谷側から山側に、谷へパタパタ倒しかけるようにして切って上がっていくとテンポよく作業が進みます。


今回の現場はこのようにホッチキスでテープを切り株にポイントしていかなくてはいけません、いちいちチェーンソーを置いてテープをとめるのは大変です、けど、こんな作業も日を重ねるごとに少しはスムーズになってきたように思います。




たまに雲の間から地上にビームが降り注いでおります。
山が真っ白ですね、今日からまた寒くなるそうです、そうか、ほんとの冬はこれからなのだな。。

以上今回の報告をおわりまーーす




2012年12月14日金曜日

実家周辺にて

年末年始を本川で過ごしたいこともあり、溜まった代休を使って神奈川県の実家に6日ほど帰省しました。風邪で体調がいまいちだったため基本的には実家で大人しくしていたのですが、本川へ戻る前日に一時間ほど自宅近所のローカルスポットへ散歩に出掛けました。

まずは大塚山古墳へ向かいます。向かう途中で写真を一枚。

これ、何の変哲もない住宅地の一部ですが、私が生活していた頃、この場所は私が立っている場所を含めて森の中でした。そう、ここは森を切り開いて広大な宅地が造成されたところです。大塚山古墳へはこの道を通っていきます。以前はどうやって行くのかわからないような場所だったのですが。

しばらく歩くと大塚山公園に到着。前には前方後円墳が見えてきました。が、一緒に見えた標識をみてびっくり。なんと復元ではないですか!?リンク先にもあるように、古墳は宅地造成で潰してしまったようです。なんだか残念な気分になりながらも古墳の上へ上がってみます。




一応、説明のパネルや発掘の跡などが残されていますが、一部が崩れていたり前方に自然にできた道筋があったりしますね。。。

とまあ、寂しい気分でしたが氣分をとり直して次は社のない神社、安房口神社へ向います。こちらも宅貯造成のエリア内ですが、神社は以前のまま残っているとのことです。




安房口神社でお参りなんて記憶にありません。それこそ30年ぶりとかになるのでしょうか?この神社やその周辺で遊んでいた記憶はあるのですが。

そして神社を出て東京湾の臨みます。

で、この景色を見てふと思います。

「家ばっかりで何も無いよなあ」

と。

本川の人たちはみな同じように「何も無いところ」と言うけど都市郊外だって何もない。というより、あるかないかなんてその人の意識だけのことで、最終的に自分で決めることだということを再認識するのでした。

2012年12月6日木曜日

地域おこし協力隊の皆様にアンケートのお願い

地域おこし協力隊の皆様にアンケートのお願いです。

質問は「地域おこし協力隊として、委嘱された自治体から明示されている期待は何ですか?」です。
例えば、私どもでは「できれば定住」と言われています。また、某町では「起業と定住」と言われたとのことでした。

現在「地域おこし協力隊とは何ですか?」という問いに対し、私なりの回答を情報として提供することを考えています。私が知る限り、協力隊は各自治体によって何を期待されているのか、が微妙に違っています。そこで、
協力隊の方々が実際にどのように期待を伝えられたのか調査し、実態を把握した上で回答をより確かなものに
したいと考えました。

回答は、
 hongawasaiko[あっとまーく]gmail.com
 ([あっとまーく]は@に置き換えください)
にメールをください。匿名でも構いません。