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2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2013年11月29日金曜日

「ハッピー四国」植樹祭 in 【花(か)の香植物園】

11月16日に「ハッピー四国」植樹祭 in 【花(か)の香植物園】が道の駅木の香で行われました。

「ハッピー四国」とは四国コカ・コーラボトリングが「四国の皆様と共に四国の”皆様”をハッピーに」というスローガンのCSR(企業の社会的責任)活動です。詳しくはこちらを御覧ください。

そして「ハッピー四国植樹祭」はその植樹イベントです。今回は地元の中学生による太鼓や地元の料理がバイキング形式で振る舞われました。

さて、植樹祭の様子なのですが、実は私は当日、駐車場の誘導員を担当しておりまして、どのような様子だったのかサッパリ分かっておりません。。。ですので、その様子も四国コカ・コーラボトリングさまのこちらを御覧ください。

いくらなんでも全て四国コカ・コーラボトリングさまに頼りっきりでは何なので、役場で撮影した写真をいくつか。





本川はもうすっかり冬になりました。

2013年11月18日月曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 仕事編:地場産業(サービス業、第二次産業)

本川には瓶ヶ森をはじめ、四国山地の山々を楽しむための登山道や瓶ヶ森から寒風山の麓を通る自動車道の瓶ヶ森UFOライン(町道瓶ヶ森線)など、山の恵みを活かした観光スポットが存在する。そのため、観光客をターゲットにしたサービスや道路や施設を維持するための土建業が営まれている。

1.サービス業
  • 山岳ガイド
    県内外の観光関連企業のツアーや宿泊施設の付随サービスなどで、山岳ガイドを連れた山歩きが行われている。ツアーを開催する企業から地元のガイドに声がかかることもあるが、件数は年間数件程度で、ガイドを専業にできるような状況ではないのが現状である。
  • 宿泊施設
    本川地区には主に観光客をターゲットとした宿泊施設がある。
     ・山荘しらさ(寺川:喫茶/宿泊)
     ・木の香温泉(桑瀬:レストラン/宿泊)
     ・木の根ふれあいの森(戸中/キャンプ・バンガロー)
    木の根ふれあいの森については、ハイシーズンに従業員を募集している。
  • 飲食関係
    上記の山荘しらさ木の香温泉(道の駅木の香)でも飲食ができるが、他の飲食店は以下の通り。愛媛川からの観光客がアクセスしやすい寒風山トンネルの付近に多い。
     ・一の谷やかた(桑瀬:食事)
     ・よっていき屋(桑瀬:食堂/おみやげ)
     ・本川直売所(桑瀬:軽食/野菜などの産物)
     ・であい(桑瀬:喫茶/軽食)
     ・時屋(中野川:日本そば)
     ・うの花(長沢:喫茶/ランチ)
    2.第二次産業
    • 製造業
      本川ではおみやげ品としていくつかの加工食品が製造されている。いずれも有志による地場産品開発の取り組みで、生産規模はそれほど大きくない。
       ・アメゴの甘露煮や生姜煮などアメゴ加工品(本川漁協)
       ・吉野川源流せんべい(四国のてっぺん)
       ・わさび漬け(寺川わさび生産組合)
      ちなみに「わさび漬け」とは酢醤油などの調味料に葉わさびを漬けたものである。
      生業として、今話題の「食の6次産業化」に取り組む場合、その下地となる環境が整備されているとは言いがたく、材料調達や販路確保にそれ相当の努力を要すると思われる。
    • 土木/建築業など
      地区の生活道や観光道の維持は主に地元の土建業者や生コン会社によって行われている。就職先として考えた場合、タイミングと能力がマッチすれば就業の可能性もあると思われるが、そのタイミングがあるかが一番の問題だろう。
      この他に、道路の草刈りや施設の清掃などの業務を町が地区内で募集しており、地域の方々が業務に従事して生活の足しとしている。

    第一次産業についてはこちら
    「地場産業を超えて」はこちら
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    2013年11月13日水曜日

    本川での定住を真剣に考える ~ 生活編:生活環境について

    本川の生活環境について簡単に紹介します。

    1.概要

    本川地区は四国山地の麓にある山岳地帯で生活圏は主に標高600~800mの高地にあり、生活区域は大自然に囲まれ、町中や住宅地とは全く違った雰囲気の中での生活となる。2013年現在で人口500人強程度の地区のため商業的な発展は進んでおらず、コンビニや居酒屋、カラオケなど今どきの町中に必須とも言える店舗は地区内にはない。その代わり、山歩きや川遊びは手軽に楽しめ、野鳥や山野草の観察にはうってつけである。

    2.気候

    夏は冷涼であるが雨量が多く、冬は寒冷で量は少ないが積雪もある。夏はエアコン好きの私がそれを必要としないほどだが、冬はそれなりの装備が必要と思われる。間伐などによって不要となった木材を利用し、薪ストーブを焚く家も散見される。

    3.ライフライン/公共機関
    1. 電気/ガス/水道
      本川地区は戦前にダム工事で栄えた所で、現在も四国電力の事業所が存在する。なので山岳地帯ではあるが電気トラブル時の対応は非常に早いという印象(過去一度、停電があったが1時間余りで普及した実績がある)。ガスは言わずもがなプロパン。上水道は、一部の集落では町の管理外になっているが、それらの集落でも通常の飲料水供給施設と同等の施設が設置され、集落単位で運用されている。下水道は合併処理浄化槽を戸別で設置しているケースが多いが、地理的/物理的条件で設置できないケースもある。また、新規で合併処理浄化槽を設置する場合は町の補助を受けることができる。
    2. 交通網
      本川地区には鉄道は通っておらず、遠方への移動は基本的に自動車の類を利用することになる。高知県側からは県交北部交通のバスが一日4本程度往来している。愛媛県西条市側からは、寒風山トンネルの手前1km程度のところにある川来須バス停まではせいとちバスが一日一本往来。ただしそこから徒歩となると5km以上ある寒風山トンネルを歩かなければならず、あまり現実的ではない。地区内は嶺北観光自動車が3本の路線を通しているが、生活用、観光用、どちらとしてもあまり利便性の良いものではなく、大部分の住民は自家用車で移動している。
      道路について、主要道は国道194号線が南北に延びる他、各集落間の道路はほぼ舗装られており、未舗装の道路は林道などの作業道と集落内の路地以外はほとんどないと言って良い。積雪の際も除雪作業は早く、自家用車があれば移動の困難はほとんどないと言える。
    3. 医療機関
      本川地区のほぼ中心に位置する長沢に町立診療所があり、週4日(平日)に診察を行っている。また、週に一度、上本川及び下本川で出張診療を行っている。
    4. 学校/保育園
      公立の保育園、小学校、中学校が長沢にある。小中学校の生徒については遠方であればバス通学が可能だが、バスの待合所までは各自出る必要がある。
    5. 郵便局
      脇ノ山、長沢に郵便局、越裏門に簡易郵便局がある。本川地区は吉野川の流域毎に上、中、下と分けて語られることがよくあるが、それぞれの流域に設置されており、特別な不便を感じることはないと思われる。
    6. インターネット
      詳細な調査は実施していないが有線接続はISDN以外ほぼ絶望的で、特定の地域を除けば有線ブロードバンドを利用することは難しい。
    4.買い物関連
    1. 地区内
      地区内での買い物については、農協を含む5つの商店で(上本川1、中本川2、下本川2)、ちょっとした日用品の購入は可能である。また、寒風山トンネルにほど近い場所に直売所があり、地域の産物などを購入することができる。さらに株式会社サンプラザが移動販売を実施しており、週2日は各地区で販売を行っている。
      また、食事ができるお店については地場産業編の飲食関係の項で紹介しているので参照のこと。
    2. 地区外
      本川に住む人々の大半は愛媛県西条市に出て買い物を済ませている世帯が多いと思われる。本川の中ほどにある長沢地区から西条市まで約40分、いの町までは約50分だが店舗数や種類は圧倒的に西条市が多く、必要なものは西条市でたいてい揃えることができる。


    地域イベントの一覧はこちら

    2013年11月5日火曜日

    本川での定住を真剣に考える ~ 住居編

     本川地区で定住するにあたり最も悩ましいのが住居だと個人的には思っています。そもそも本川地区は平地が少なく住居に適した場所が少ないため、なんのコネもなく平地付きの土地を購入するのは大変です。また、少なくとも現状では空家調査を行っている機関はなく、空家を借りることも困難です。

    現在私は町営住宅に住んでいますが、将来は畑や作業ができる土地がある平屋に居を構えたいと思っています。でもこれはちょっと贅沢かとも思っています。特定の集落に住むことを前提にした場合、本気で考えれば何とかなる、と集落の方々は言ってくれていますが決して楽観できるわけではありません。したがって、公営住宅に住みつつ引越し先を粘り強く探していくことになると思います。

    1.賃貸:公営住宅

    本川地区には町営住宅(3階建てアパート)がある。全12世帯の3LDKで、現在は私を含む11世帯が入居。町営住宅だけにしっかりした作りだが築年数なりのヘタリはある。町営住宅は町の審査が通れば入居可能だが、いわゆる都市部の人たちが連想する田舎暮らしのイメージとはだいぶかけ離れた生活環境になるだろう。
    他に休校となっている学校の教員住宅が空いており、集落の方々はこれを活用すればいいじゃないかと言っている方が多く、条件が揃えば利用できると思われる。ゆけに公営住宅の類はポテンシャルとしてはまだ余裕があるだろう。

    2.賃貸:一軒家/平屋

    概要で書いたとおり、一軒家の賃貸は特別なコネでもない限り難しいのが現状。空家と思しきは少なからずあるようですが家主がときどき帰ってきて利用しているところが散見される。また、トラブルを敬遠して知らない人に貸したがらない家も多いのではないかと推測される。平屋を賃貸で、と考えるならば家主との信頼関係をある程度構築する必要があるのではないか。

    3.購入

    知人を通じて購入するような方法を除けば、土地及び家を購入することを検討した場合2つの選択肢が考えられる。1つは分譲地の購入、もう一つは売出し物件の購入。
    本川の脇ノ山地区には住宅用の分譲地があり、現在も空きがある。分譲地に家を建てる財力があるならば選択肢の1つになるだろう。
    売出し物件については不動産会社が売りに出しているものが現在2つほどあるようだ。これらは集落の真ん中にあって隣の家と密接しており、やはり都市部の人が連想する田舎暮らしのイメージとは異なる上、価格もそれなりのものである。

    定住を目指す場合は公営住宅で生活するか、私同様、公営住宅に住みつつ別の場所を探していくような方法が無理のない方法ではないでしょうか。



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