告知


2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2013年1月31日木曜日

火のある生活

ごぶさたしてました、けんちゃんブログ本年もよろしくお願いします。

さて今年もはじまってしばらく経ちましたが年はじめから色々な経験をさせていただいています!

林業は昨年に続き、枝打ち、間伐などを引き続き勉強させてもらっています。
斜面凍る危険な山の作業でヒリヒリとした緊張の中、仕事の充実を味わう日が続いていましたが、ここ数日は山に多くの雪が舞い降りたので、山仕事は休みが続きました。

山仕事の間には、山の楽しみをしゃぶりつくす、山の生活があります。
きっと街ではあまり目にかかれないシーンがたくさんあると思いますので、そういうことも紹介していけたらなとおもいます。



さて、さっそく出て参りました、巨大ネズミ!
我が家では、夏の終わり頃からネズミが家を走り回っておりました、巨大なサツマイモですら数日で食べられてしまいます、夜寝ていると頭に激突されたこともありました。

満を持してガクさんからネズミ捕りを貸してもらい、さっそく設置してみるもどうにも捕まらない日々が続きました、風のうわさで油揚げが良いと聞いたので、油揚げを餌に仕掛けてみると、早速捕まりました!

けども、やはり一匹ではないらしく、最近も枕元を誰かが走り回っております、ネズミも食品には手を出さないようになって、なぜか石鹸をかじられる毎日です。

ネズミぺったんという残虐装置の設置まで考えております。







この男前が座っているのは、ケヤキの木で、近所の電力さんが道路縁のケヤキや桜やヒイラギやウバメガシを切ったやつをもらってきました、立派なケヤキとヒイラギはなかなか珍しいらしいです、座っているのは枝が三つに別れた幹を逆さにしたもので、三叉の枝が三叉の座机に早変わりしております。

その隣にあるのは、切り出してくる時にチェーンソーで適当に椅子の形に切り出したものです、これもグラインダーをかけたら素敵な座椅子になるのではと、日陰で乾燥させているところです。

チェーンソーと木があって火をおこせる家があれば、山の恵みでエネルギーの大部分をまかなえまえて楽しいです。

そうそう、少し前に我が家では「ガスいる?」「別になくても大丈夫そうやな」という会話があったので、ガスの契約を切ってしまいました。

代わりにと、前から気になっていた「ロケットストーブ」なるものを作ってみることにしました。


さっそく街で一斗缶を買ってきてグラインダーで横穴を開けていきます、そこに煙突のカーブの部分を上の蓋穴から突っ込み蓋穴と横にあけた穴から口を出させます、その時、横穴には延長のまっすぐの煙突を足します。





そして一斗缶の中でグラグラな煙突の隙間を赤土で埋めます。





そこに丁度、ガス契約を切って捨てようとしていたガスコンロの口の部分がジャストフィットしました!これで、完成です!
割り箸とか、竹とかを横穴から入れて火を入れると火力が集中してかなり強い火が出ます、なるほど、ロケットストーーーーブ!




うおー!ちょっとの薪でこんな火力です!
けども、家では厳しいですね、けむにまかれてクラクラしてしまいました、もちろん今は外に置いてあります。


火のある生活は素晴らしいですね、火は見ているだけでも飽きません。それではこの辺で、、
また日常の一コマを紹介できたらなと思います。本年もよろしくお願いします!









2013年1月25日金曜日

初心者、林業の現場に行く ~ 枝打ち編

枝打ち(準備)編の続きです。無論、今回は枝打ちの実践です。

今回の現場は以前私も何度か足を入れたことがあるので少し安心して向かうことができます。しかしながら心配なのは3mのはしごの最上段に立ち、木に掴まりながら枝を切るという作業がどういう感じなのかです。高所があまり得意でない私に本当にできるのだろうか?という心配が頭をよぎります。

現場に到着して、まずは相棒のけんちゃんが作業の流れとポイントを説明してくれます。
要は木にはしごをかけ、適当な高さにある枝を幹に沿ってのこぎり切っていくわけですが、やはり注意事項はあるわけです。全ての枝が都合よく切りやすいところにあるわけではなく、裏側に生えた枝は覗きこむように切る箇所を確認しながら切らなければなりません。そのような場合は得てしてのごぎりの角度がずれて幹が残ってしまいます。特にこのことに十分注意しながら作業をしていくわけです。

というわけで、早速私も作業開始です。やや斜面の上側からはしごを木にかけて登ります。登った時にはしごが傾かないように地面にしっかり差し込むのを忘れてはいけません。
これがはしごの最上段から下を向き撮った写真。全く高さが伝わりませんが、それなりに高いです。しかし恐怖を感じるほどでもなく、バランスに気をつけることを忘れずに枝を落としていきます。しかしこれがなかなか大変。ちょうど良い位置にある枝はすんなり落とすことができても、そんなに都合のいいところに枝は生えてくれていません。左右の腕を駆使し、時には木を抱え、次は切らない枝を持ち、いろいろな格好でのこぎりを入れます。切っている真下に自分の手を回さざるを得ないこともあり、手首のサポーターの必要性をまじまじと感じます。そしてこのように、
自分の真上にある枝なんてものすごくものすごく切りづらいです。そして枝を落とし終えてはしごを降りたときの体のだるさ。3本も切ればもう体力がないんじゃないかと思うくらい全身に違和感を覚えます。そして次の木に移動するたびに3mのはしごを持ち運ばなければなりません。今回の作業場は雑木やつるが多くただでさえ移動が大変なのにはしごが。。。しかし、作業をこなさなければ終わりません。そんなこんなで作業しつつ、木にしがみつきながらしばし休憩。
雪化粧の川原を眺めます。林業の仕事は何をしていてもこういったひとときが最高に気持ちいいですね。

しかし物思いにふけるのもわずか。黙々と作業を続けます。しかし体力がもったのは午前中のみ。食後はバテてきてしまい。移動時にはしごは持たずに起こしては進行方向に倒す、の繰り返し。太い枝の多い木にはしごをかけると思わずため息がでます。こんな状態になりながら全ての作業が終了。終盤はけんちゃんの1/3もやれていなかったのではないか、という有様でした。

といわけで、毎度のことながら己の体力のなさを感じながら家路につくのでした。。。

初心者、林業の現場に行く ~ 枝打ち(準備)編

久しぶりに林業初心者が現場へ行って来ました。

というのも、この時期の本川周辺での林業は斜面の条件が悪く、積雪していたら地面が凍っていたりして非常に危険なのです。今回の作業は「枝打ち」で、間伐に比べれば安全に作業でき、場所場所もそれほど厳しくなく、かつ天候の良い日に作業ができることになり、現場へ訪問とあいなりました。

ちなみに、枝打ちとは製材に適した木になるようにあらかじめ枝を切り落としておく作業です。枝の部分は製材したときに節となって残ってしまうため、枝打ちにより節を出にくくしておくことで製材としての価値を高めることができるそうです。

さて、現場の話しに入る前にまずは準備についてです。スギやヒノキの中ほどにある枝を切るわけですから高いところへ登らなければなりません。そこで登場するのがはしご。最近の林業の現場ではアルミ製の軽いはしごがよく使われるらしいのですが、私がお世話になっている親方さまのところでは手作りの木製はしごが標準。木を切る仕事をしているならば切った木を有効活用しない手はないということでしょうか、まさに地産地消。ということで、私もまずははしご作りから入ります。

はしごは以前けんちゃんが先行して作っているので、私はそれを見本にして作成します。はしごの全長は3m。それに6つの段をつけていきます。はしごの終端は地面に刺して固定しやすいように先細りにし、先端にはロープを引っ掛けるための溝をつけます。そしてできたのがこれ(使用後の写真ですが)。
薄暗くて見辛い写真ですが、ぱっと見は普通にできているようです。近くで見るといけないところ多数なのですが、一度使った限りでは問題ありませんでしたので、しばらくは使っていけそうです。

次に、これはオマケなのですが、枝打ちの作業では手首を傷つけてしまうことが多いらしく、手首を保護するようなものがあったほうが良いというアドバイスをもらいました。しかしながらそんなブルジョアなアイテムを購入するような経済的余裕が無い私は、こんなものを自作してみました。
おわかりになりますか?穴が開いた靴下の片割れをかかとのところで2つに切ったものです。見た目は猛烈にカッコ悪いのですが、手首を守るためだけならばこれで十分です(カッコつけたところで誰も見ていないわけで。。。)。早速装着してみます。
どうですか、この自然なフィット感(笑)。靴下の半端ってなかなか再利用しにくいですよね。ケチ根性丸出しな私にとってはグッドアイデアです。

この他にも切っている間に舞う木屑から目を保護するためのゴーグルか何かがあったほうが良いとのことでしたが、透明シールド付きのヘルメットを支給されているので、これは省略。初心者ながらに準備万端で現場に向かうのでした。

長くなりそうなので、続きは次回にします。

2013年1月16日水曜日

キジ料理試食会

先日「本川きじ」を使った、料理研究会が開催されました。

本川地区では昭和55年頃からコウライキジの飼育がはじまり、昭和61年に本川きじ生産組合を結成しキジ肉を販売していましたが、組合員の高齢化と後継者不足から存続が危ぶまれていました。そのような状況の中、平成20年4月に「特産のキジを守り、肉質も高めたい」と地元の方々が組合を再結成して、採卵から飼育、解体加工処理及び販売まで一貫して行っています。

今回は、今後開催される試食会へ向けてのプレ試食会ということで、私も試食の場に呼んでいただけたので、簡単にレポートします。

さて、実のところ私は試食が始まるときに突然呼ばれ、行ってみたらおいしそうな食べ物がいっぱいあった、という感じでして、昼食代わりにいただくことができました(笑)。写真を掲載しますが、私が現場についた時点で試食会は半ば過ぎでしたので、食べかけ状態の写真ばかりですが、どうかご容赦ください。

試食会の様子。関係者ばかりなので厨房でそのままいただきます。

左がおこわ、右がきび雑炊。奥にピザも見えます。雑炊は本川の地きびを使っています。

お鍋二種。左は塩味、右はキムチ味。つみれはスパイスを使っていたのかな?

なぜかタテになってしまう、私の試食直前の画像。雑炊、ピザ、親子丼、おすまし?です。

ちょっと見にくいですが、右下の鍋にキーマカレーが入っています。

では簡単に総評をば。どの料理もとてもおいしくいただきました。調理は地元のお母さんがたが中心になっていますが、いつもながら彼女たちの料理の美味しさには頭が下がります。キジ肉については歯ごたえと食感があって私好みなのですが、逆に売るのは簡単ではないな、と思いました。黒豚は普通の人が黒豚と知らずに食べたら「固い」って言いますからね。しかしながらここまで「本川きじ」を守ってきたのは関係する方々の努力の賜物ですから、その魅力を今後も伝え、広まっていくことを期待したいです。

2013年1月10日木曜日

【動画】10分でわかる地域おこし協力隊

表記のプレゼンテーションを公開します。
また、プレゼン後に座談会も実施したので、その模様も公開します。

地域おこし協力隊に興味のある方や隊員になって比較的期間が短い方々を対象としていますが、事例紹介を兼ておりますので、ご興味ある方はぜひご覧くだlさい。

※プレゼンの最後に引用したマザーテレサの言葉を下記しています。




記(※)

~あなたの中の最良のものを~


人は不合理、非論理、利己的です

  気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な思いでそれをしたと思われるでしょう

  気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に会うでしょう

  気にすることなく、やり遂げなさい

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう

  気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう

  気にすることなく、正直であり誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう

  気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう

  気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい

たとえそれが十分でなくても

  気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい

最後に振り返ると、あなたにもわかるはずです

 結局は、全てあなたと内なる神との間のことで

  あなたと他の人との間であったことは一度も無かったのです




※下記の記事にある翻訳を全文引用しております。
http://d.hatena.ne.jp/yogachoko/20091002/1254481609

2013年1月9日水曜日

本川で新年を迎える

本川の正月を肌で味わってみたいと思い、この新年は本川地区で迎えました。
正月といえど普段の休みと何ら変わらない感じだと事前に話しはいろいろと聞いていたので特別な何かを期待していたわけではありません。しかし実際に体感したかったのです。

さて大晦日ですが、実はお世話になっている地域の方から招待されたのでお邪魔してきました。男の独り者なので寂しかろうと気遣っていただいたのでしょう。ご迷惑かとも思いましたがせっかくのご好意を無駄にしてはいけないですよね。

夕食には年越しそばをはじめいろいろな家庭料理を出していただきました。おそばはお醤油をほとんど使っていないと思うくらい薄い色のおそばで具だくさん、私がイメージするそばとはだいぶ違うのですが、それが逆に興味深くてしかも優しい味でおいしい。他にもいろいろとおつまみを小出しに出していただきお酒がすすみます。さらに紅白を見ながらいろんな昔話をしつつ年明け頃に就寝。
そして地元の方の温もりを感じながらお正月を迎えます。家族みなさん目覚めたところですぐに新年のご挨拶です。お神酒の跡、おせち中心のお食事をいただきます。無論お雑煮やおもちもあります。こんなにたくさんいただいてしまっていいのでしょうか?というくらいです。
 「恥ずかしい」というお母さんの言葉を遮り一枚だけ写真をパチリ。前日とったばかりのきゃべつとにんじんのサラダが甘くて美味しいこと。
そして最後はお参りです。
写真をとり忘れてしまったので記念碑のみですが。。。
私は本川地区の神社巡りをするためお参り後においとましました。そして帰るときにはお父さんが「これに懲りずまたおいでください」とおっしゃり、車が出ていくまでお見送りしてくださったのです。ちょっと前に町からやってきた見ず知らずと言ってもいいくらいの、自分の子と変わらない年齢の男に対しこの礼儀正しさ。本当にステキなお宅に招待していただいたなあ、としみじみ思うのでありました。

そしてそのまま神社巡りへ。まずは脇ノ山の地主神社。
次は長沢の白髪神社。
さらに越裏門の白髪神社
最後に寺川の白髪神社です。
写真は鳥居のみですが、全てお参りしました。いくらなんでも無節操かとも思いましたが。。。

そしてここまで来て白猪谷に寄らない手はないと思い、一路白猪谷遊歩道へ。

この写真、水のあるところで撮影していますよ!


素晴らしき氷柱の舞。

こうして自宅へ戻るのでした。で、肝心の「正月の雰囲気」ですが、とにかく人気がない!どうやら地元の人達は正月にはみな町へ出て自分のお子さんのお家で新年を迎えることが多いらしく、いつもより人が少ないのだそうです。

というわけで、人が少ないことも含め、私には最高の正月でした♪