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2013年1月25日金曜日

初心者、林業の現場に行く ~ 枝打ち編

枝打ち(準備)編の続きです。無論、今回は枝打ちの実践です。

今回の現場は以前私も何度か足を入れたことがあるので少し安心して向かうことができます。しかしながら心配なのは3mのはしごの最上段に立ち、木に掴まりながら枝を切るという作業がどういう感じなのかです。高所があまり得意でない私に本当にできるのだろうか?という心配が頭をよぎります。

現場に到着して、まずは相棒のけんちゃんが作業の流れとポイントを説明してくれます。
要は木にはしごをかけ、適当な高さにある枝を幹に沿ってのこぎり切っていくわけですが、やはり注意事項はあるわけです。全ての枝が都合よく切りやすいところにあるわけではなく、裏側に生えた枝は覗きこむように切る箇所を確認しながら切らなければなりません。そのような場合は得てしてのごぎりの角度がずれて幹が残ってしまいます。特にこのことに十分注意しながら作業をしていくわけです。

というわけで、早速私も作業開始です。やや斜面の上側からはしごを木にかけて登ります。登った時にはしごが傾かないように地面にしっかり差し込むのを忘れてはいけません。
これがはしごの最上段から下を向き撮った写真。全く高さが伝わりませんが、それなりに高いです。しかし恐怖を感じるほどでもなく、バランスに気をつけることを忘れずに枝を落としていきます。しかしこれがなかなか大変。ちょうど良い位置にある枝はすんなり落とすことができても、そんなに都合のいいところに枝は生えてくれていません。左右の腕を駆使し、時には木を抱え、次は切らない枝を持ち、いろいろな格好でのこぎりを入れます。切っている真下に自分の手を回さざるを得ないこともあり、手首のサポーターの必要性をまじまじと感じます。そしてこのように、
自分の真上にある枝なんてものすごくものすごく切りづらいです。そして枝を落とし終えてはしごを降りたときの体のだるさ。3本も切ればもう体力がないんじゃないかと思うくらい全身に違和感を覚えます。そして次の木に移動するたびに3mのはしごを持ち運ばなければなりません。今回の作業場は雑木やつるが多くただでさえ移動が大変なのにはしごが。。。しかし、作業をこなさなければ終わりません。そんなこんなで作業しつつ、木にしがみつきながらしばし休憩。
雪化粧の川原を眺めます。林業の仕事は何をしていてもこういったひとときが最高に気持ちいいですね。

しかし物思いにふけるのもわずか。黙々と作業を続けます。しかし体力がもったのは午前中のみ。食後はバテてきてしまい。移動時にはしごは持たずに起こしては進行方向に倒す、の繰り返し。太い枝の多い木にはしごをかけると思わずため息がでます。こんな状態になりながら全ての作業が終了。終盤はけんちゃんの1/3もやれていなかったのではないか、という有様でした。

といわけで、毎度のことながら己の体力のなさを感じながら家路につくのでした。。。

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