本川地区髄一の観光スポットに挙げられる町道瓶ヶ森線(瓶ヶ森林道・UFOライン)。四国山地の高度1,000m以上にある24kmの町道で、高地の絶景は言うまでもなく春はアケボノツツジなどの草花、秋は紅葉を楽しめ、シーズンには多くの観光客でにぎわいます。
しかしながらこの道路も冬季は雪のため閉鎖しており、4月のオープンに向けて道路状況を確認する必要があります。ということで、今回は4月を間近に控えた3/21、町道瓶ヶ森線の視察に同行しました。
閉鎖された道を進むと雲ひとつない青空と趣のある稜線が迎えてくれます。
さて、道を進むとすぐにあちこちで出くわすがけ崩れ。積雪のあった後の峠道ではお決まりの光景です。崩落した岩で車のタイヤの横を切ってしまった、などということがないように慎重に抜けていきます。役場の方いわく、積雪がなくなったのならすぐにでも道路を開放しろ、といったような要望がよくあるらしいのですが、雪がなくなってもこのような崩落が落ち着くまでは非常に危険なので簡単には開けられません。開通判断の繊細さを伺うことができます。
がけ崩れを縫って先を進んでいきます。残雪はほとんどなく、大きな岩が崩落していなければ順調に最後まで進めるのではないかと期待をふくらませて進んでいきます。そして最初のトンネルに入って少し進むと、出口付近に何やら違和感が。。。なんと、トンネルの出口が吹き溜まりになっていて大量の残雪が!
出口側から見るとながらかなのですが、トンネル側から見ると高さ2mほどのかなりの斜面。スコップがあれば除雪をして進むこともできるのでしょうが、それなりの重労働になりそうです。少し斜面を削って通過を試みますが、春のシャーベット状の雪は思いの外スリッピーで、4輪が雪にかかった時点でタイヤが空転、なかなか上まで登れません。
ということで、仕方なくここで先へ進むことを断念、来た道を戻るのでありました。
帰路も相変わらず美しい山の風景。
ということで、今回は終点までの様子は伺えなかったのですが、このくらいの状況であれば道路の崩壊など大きなトラブルがなければ4月中旬頃には開通できるだろう、とのこと。開通が楽しみです♪
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