今月は予定が2件リスケジュールされたためブログネタに困っていました。なので刺激を得るために普段はあまり見ない他所の地域おこし協力隊のブログを何となく見ていました。
そこでふと目についたこちらのエントリ。
何やら「地域おこし協力隊ステップアップ研修」なる会合があったそうで、その中で影響を受けたことについて書かれています。内容そのものは個人の心境を綴ったもので、隊員として悩みつつ今を過ごそうとするブログ主の真摯な姿勢が伺われます。
が、その中に、どうしても看過できない一節がありました。それを引用します。
「若者・ばかもの・よそ者」より欲しい人材はいないのか?
町おこしは「地域の人が主役」であるべきなのか?
6次産業化って本当はものすごくリスクが高くないか?
協働の地域づくりは幸福なのか?
上の4つの言葉、地域おこし業界?では絶対的に信じられている言葉(※実証されているのは確か)地域おこし業界?では頻繁に出てくるキーワード(※実際に6次産業化などで注目を浴びている地域もある)(注:2014/02/24に訂正が入るが、要旨に影響することではないので以降は訂正しません)に対して、それよりもっと最適な、最善な方法や考え方はないかと考えてみる、という非主流の考え方。
な、なんだってーーーーーーーーっ!!
もはや私はキバヤシ状態です。6次産業化を除けば、少なくとも私が「ステレオタイプ的に繰り返される空虚なワード」と判断しているものばかりだし、(現状の)6次産業化のナンセンスも年明けのエントリで語ったばかり。でもそれが「絶対的で実証されいてる」とされているのです。
ゼロベース思考というスキルがあります。文字通り、ベースをゼロにして考える思考法ですが、問題解決にあたるような職業においては聞いたことがない人はいない、と言っても過言ではないほどベーシックなものです。この思考法がベーシックであるということは、逆に言えば常識の類も意外と根拠に乏しいまま語られていることが多い、ということでもあるわけです。でも引用では、地域おこし業界?ではゼロベース思考は「非主流」だと語られています。これはもうカルチャーショックです。でも「絶対的で実証されている」とまで書かれているのであれば、同様に考えている人はきっと多数派なのでしょう。以前、四国の協力隊が集まって開かれたワークショップでも同じような印象でしたしね。
しかし、一体誰が根も葉もないことを絶対的教義にしているんでしょうね?ちょっと呼んでこいや!?とか思ってしまいます。こういった妙な環境でやっていかなければいけない地域おこし協力隊は大変ですね。この制度は将来ある人材の生殺しなんじゃないか?などと本気で思ってしまいました。
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