以前から瓶ヶ森登山道の草刈りを協力隊でやってしまおう、という話しをしていまして、今日はその下見に行く予定でした。ところがいざ出かける時間になると、吉野川源流登山道で大きな石が道に落ちてきそうになっている、との情報が役場に入ってきたため、我々がその様子を伺うことになりました。
さて、支所から登山道までは車で45分くらいでしょうか。登山道の入り口に行くと出迎えてくれるのは言わずと知れた吉野川上流。
テンションが上がらずを得ないですが、今はこの景色を楽しんでいる場合ではなく、さっさと登山道を進むのでした。そして歩くこと100mくらいでしょうか。前方左上方に、
ちょっと見難いですが、高さ3m以上あろうかという巨大な岩が気にもたれかかっているではないですか!写真では分かりませんが、どうやらこの岩、上方の木々をなぎ倒して落ちてきたようです。辺りには他にも小さめの岩がゴロゴロとしています。そして道は倒木によって塞がれる状態。
ということで、道を塞ぐ木々及び落ちてきそうな木を除く作業と「危険」の看板を取り付けることにしました。このような感じになっております。
この時点では通りの木の撤去がまだ終わっていませんが、この後に撤去しました。合計一時間強程度で取り急ぎの作業を終えることにしました。巨大岩の撤去など、これ以上は残念ながら協力隊の及ぶ作業ではありません。現場の写真をとり、あとは専門家にお任せとなります。
そうしているうちに昼食の時間となっていたので、白猪谷バンガロー付近へ移動して河原で食事をとることに。
こんな綺麗な河原で食事がとれるなんてなんて役得でしょう♪
ゆったりした空間でのお昼休み後は、予定通り瓶ヶ森の下見です。笹の葉で足場が見えずつまずきそうなところや水はけの悪い箇所などを写真にとって記録していきます。が、そんな写真をここでお見せしても面白くないので、雲を従える石槌山頂の画像をご覧ください。
というわけで、慌ただしいが爽やかな一日を終えたのでありました。
四国山地はこれからが登山の本番、どんどん知識や経験を増やしていきたいと思います。
告知
2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」
高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集
「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら
「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら
「地域おこし協力隊が知っておくべきたった一つのこと」を投稿しました
お知らせ
2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)
2012年9月26日水曜日
2012年9月20日木曜日
2012年9月17日月曜日
ケーススタディ:上勝町と「地域おこし」(編集中)
徳島県上勝町の統計情報から「地域おこし」について考察します。
現状では世代別人口推移のグラフのみ掲載しています。
仮説:上勝町は地域おこしの成功例として頻繁に取り上げられるが、過疎化の抑制については何ら成果が見られない。また、財政も特別裕福ではない。
■徳島県上勝町の人口推移
人口総数 | 15歳未満人口 | 15~39歳人口 | 40~64歳人口 | 65歳以上人口 | 過去五年間の人口増減率(%) | |
平成12年 | 212.4 | 194 | 289 | 704 | 937 | -8.4 |
平成17年 | 195.5 | 165 | 266 | 575 | 949 | -8 |
平成22年 | 178.3 | 145 | 238 | 465 | 935 | -8.8 |
■財政指標(2010年)
※patmap市町村情報の情報による
財政(2010年) ※起債制限比率は2007年のデータによる
項目 | データ | 全国ランク (全1739件) |
県内ランク (全24件) |
財政力指数 | 0.12 | 1687位 | 24位 |
経常収支比率 | 79.9[%] | 326位 | 11位 |
実質公債費比率 | 7.5[%] | 273位 | 4位 |
起債制限比率 | 10.3[%] | 766位 | 11位 |
ラスパイレス指数 | 93.1 | 1370位 | 24位 |
ケーススタディ:馬路村と「地域おこし」(編集中)
高知県馬路村の統計情報から「地域おこし」について考察します。
現状では世代別人口推移のグラフのみ掲載しています。
仮説:馬路村は地域おこしの成功例として頻繁に取り上げられるが、過疎化(少子高齢化を含む)の抑制については何ら成果が見られない。
高知県馬路村の人口推移
■財政指標(2010年)
※patmap市町村情報の情報による
財政(2010年) ※起債制限比率は2007年のデータによる
現状では世代別人口推移のグラフのみ掲載しています。
仮説:馬路村は地域おこしの成功例として頻繁に取り上げられるが、過疎化(少子高齢化を含む)の抑制については何ら成果が見られない。
高知県馬路村の人口推移
人口総数 | 15歳未満人口 | 15~39歳人口 | 40~64歳人口 | 65歳以上人口 | 過去五年間の人口増減率(%) | |
平成12年 | 1195 | 190 | 247 | 416 | 342 | -3.8 |
平成17年 | 1170 | 157 | 240 | 388 | 385 | -2.1 |
平成22年 | 1013 | 120 | 215 | 323 | 355 | -13.4 |
■財政指標(2010年)
※patmap市町村情報の情報による
財政(2010年) ※起債制限比率は2007年のデータによる
項目 | データ | 全国ランク (全1739件) |
県内ランク (全34件) |
財政力指数 | 0.15 | 1610位 | 28位 |
経常収支比率 | 76[%] | 146位 | 4位 |
実質公債費比率 | 10.9[%] | 616位 | 8位 |
起債制限比率 | 11.3[%] | 993位 | 14位 |
ラスパイレス指数 | 96.2 | 933位 | 12位 |
2012年9月13日木曜日
林業について
こんにちは、今日もしとしと静かな雨の本川です
今回は縁あってお手伝いさせていただいている林業のお仕事を紹介したいと思います。
僕もまだまだ素人ですが、有り難いことに、はやくもいろいろと経験させてもらうことができました。
これは「間伐」つまり木の間引きです、他の木を大きく育てるために弱っている木や曲がっている木混みいっている木などを切る作業です、常に緊張する作業で、不慣れな自分は「怪我をしないことと道具を壊さないこと」を常に意識しながらやっています。また育林と言われる仕事の中では一番やりがいのある作業ではないかと思います。
このような小径木といえども高さがあるので、隣の木なんかにひっかかってしまいます、それをどうやって山の斜面に対して横に向けて倒していくかを考えて切るのはとっても楽しいです、パタパタと上手に横倒しに倒れてくれたら嬉しくなる。
これは皆伐の後、規模の大きい林業会社が木を切って運びだした後です、架線を使って木を運び出すので大きな枝が山のように重なっています、写真は整理して植林した後ですが、この写真の前の段階で「地ごしらえ」という作業を行います、この3ヘクタールほどの面積を4人の手作業で片付けていきます、太めの枝をナタで尖らせてそれを杭にして地面に刺し、それをつっかえに枝葉を重ねて、次にする「植え付け」の作業ができるスペースを作っていきます。
もう一度言いますが、全部手作業です!昔ながらの仕事です、物思いにふけりながらひたすら体を動かす作業もいいものだと思いました。ちなみにこの現場は車で一時間、そこから一時間山を登ったところで大変でしたが、ここに6年ばかり通って山を切ったり片づけたり植えたりしてるおじいちゃんたちもいるので弱音もはけません。
これは同じ現場での「植え付け」作業です、クワで穴を空け根がくしゃっとならないようにそっと植える、失敗して枯らせたら大問題です!全部で1万本ぐらい植えないといけないので焦ってしまいますが、まだまだ未熟な僕は一本一本ていねいにしなければいけません。
こちらは僕の彼女でもあり姉弟子でもある人です、林業9年のベテランで習うことも多いですが、師匠を前にすればどっちもまだまだ修行中です。
この後ろに広がる風景!
ここで食べるお弁当は疲れを忘れさせるほどおいしく感じたのでした。
こういうところに満足を見出さなくてはやってられまへん!
たまに、こういうような作業道なんかの修復の仕事もあるようです、その場にあるものをうまく使って短い頑丈な橋を作りました。
これは、作業現場に向かう山道の途中、マムシに遭遇!
っとおもいきや、彼女と師匠がペットボトルで捕まえてしまいました。ワイルドだぜ。
現場で弁当を食べる時も、学びの連続です、弁当を食べながら師匠がそこにあるもので鳥を捕まえる罠の作り方を教えてくれました。
休日も山へ、家はお風呂も薪で焚くし、家の暖房も薪ストーブなので薪にする丸太をとりに来た時の様子、これは去年の冬の写真ですが、今年もやってくるであろう冬に備えてそろそろ準備しなくてはいけません。
山の仕事も多種多様だとは思いますが、少数で(師匠夫婦と僕と彼女の四人)マイペースにするこのスタイルが僕にはとっても合ってる気がします。作業は上に紹介したものだけではなく、枝打ちやつる切り、下刈りなど、たくさんの作業があり、それぞれにぜんぜん違う「慣れ」が必要なものです、毎シーズン変化する作業に適応しようと体を使っていると、自然と体が山に近づいていけてるような気がして、かけがえのない充実を感じています。
僕はまだ始まったばかりですが、山に深く入れば入るほど「見えてくるもの」があるんじゃないか。
そんな気がしてその先への好奇心をつのらせるばかりです。
2012年9月11日火曜日
ハシゴ作り、草刈りなんかの話
未だ梅雨のあけぬ本川からこんにちは!
ほんと近頃は毎日一回は雨がふります、、
自分は雨が苦手だったのですが、こんな毎日じゃあ雨に強くなれそうだ!
今日は、がくちゃんが休みなので一人もくもくと以前失敗したハシゴ作りをリベンジしました。
途中、となり村の吾北地区の藤倉隊員が手伝ってくれたので思ったより早く完成しました
今度は完璧!かな??
昼からは自分達が貸してもらっている休耕地の草刈りをしました。
草刈りといっても、簡単ではありません、ものすごーく奥が深いです。
ていねいに、速く、そして美しく、が理想だと思いますが、速くしようとして雑になったり、ていねいにしようとして遅かったりと、まぁ小さな挫折の連続です。
ちなみに林業の師匠にかかると、僕が全力でやるのの5倍ほど速く、そして美しいです。
師匠の草刈りさばきを見ていると、とっても簡単そうに見えます、けどやってみるとそれができない。ゆっくり動いているように見えるのですが、よそ見している間にもうあんなところに!!ってなことばかりです。
「上手な人がやると誰でもできそうに簡単に見える」そう師匠がおっしゃっていて、まったくそのとおりだと思いました、木を切るのも、枝を落とすのも、山を歩くのも、師匠はなんでも簡単そうに、ひょいひょいこなしていきますが、それができない。
自分は格闘技を8年ぐらいやっていて体力には自信があった方でしたが、それとこれとは話が別らしく、なかなかうまくいきません。
まだまだ月日が必要になると思いますが、師匠に迷惑をかけながらも、はやく一人分の労働力になれるよう精進したいとおもいます。
草刈りの途中で、土砂降りに見舞われました。
山の中で独りぽっちで雨に見舞われると、汗がさーっと流れてそれはそれは気持ちがいいです。
こんな一瞬が汗を流して働くことが喜びに変わる瞬間で「ええもんやなぁ」なんて思うわけです
本川の魅力のひとつはおいしい山水!
体の水分が全部、本川の山水に変わるまで飲みまくります!
本日はちゃんちゃん
2012年9月7日金曜日
交尾犬その後のその後
がくちゃんの日記に続かせてもらいます。
仲良しこよしのオスメスの犬、最近の日常の出勤の前と後に毎日道路で見かけた彼らですが、ここ数日家の周りに、オスの方しかいなかったのです。オスだけが一匹あちらへ、こちらへ歩いているんです。
がくちゃんも、僕もメスがどこにいったのか気になっていました。
ところが、今日家に帰って聞いた話。メスは事故にあって死んでしまったそうです。
もともと彼らに行ける場所も生きる場所もなかったんです。
オスはどこに行くのでしょうか?今朝もすたすた歩いていた彼の後ろ姿を思い出します。
僕は彼女の死を悲しんだわけですが、それほど、犬を擬人化して考えているのかもしれません。
犬の死は人間の感情ではわからないところです、ましてやオス犬の心中いかばかりか。
彼は明日の死も生もないまぜにして今もどこかをスタスタ歩いています
ポーカーフェイスのふつーの顔、その歩調にいちまつの悲しさを思い出すのは僕が人間だからでしょうか。
交尾犬その後
交尾犬?と思った方はこちらのブログエントリを御覧ください。
さて、あれから10日くらい経ったときのことでした。車で移動中に「!」。なんと車線のど真ん中に犬が伏せているではありませんか!?慌てて減速し、反対車線に車線変更して犬を交わして車を止めました。
見てみると、ここ数日見かけていなかったあの交尾犬じゃないですか!?
あぁ、無事だったんだ、などと感慨深くなっているヒマはありません。この子らを安全な場所へ誘導しようと試みます。こうなれば、犬を扱わせればムツゴロウ先生並みのけんちゃんの登場です。
さすがゴウゴウ吠える猟犬とあっという間に仲良くなる男けんちゃん、すぐに道の脇の広場に誘導するのでありました。はじめのうちは警戒して吠えていたのですが、間もなく落ち着いた様子になりけんちゃんと仲良く弄れるのでありました。
この日の後、また見かけることがなかったのですが、昨日けんちゃん宅の前にいたときに、
早足で歩いて行く犬のかたわれを発見!けんちゃんが慌ててエサを持って追いかけましたが既に時遅し、スタスタと去ってしまったのでありました。
無事だったのは何よりですが、パートナー君はどうしたのかね?
子供の頃のトラウマで犬があまり好きでない私も彼らのことが心配になってきたのでした。
というわけで、田舎に犬を捨てに来るのは止めたまえ。ホントに死ぬから、犬も人も。
さて、あれから10日くらい経ったときのことでした。車で移動中に「!」。なんと車線のど真ん中に犬が伏せているではありませんか!?慌てて減速し、反対車線に車線変更して犬を交わして車を止めました。
見てみると、ここ数日見かけていなかったあの交尾犬じゃないですか!?
あぁ、無事だったんだ、などと感慨深くなっているヒマはありません。この子らを安全な場所へ誘導しようと試みます。こうなれば、犬を扱わせればムツゴロウ先生並みのけんちゃんの登場です。
この日の後、また見かけることがなかったのですが、昨日けんちゃん宅の前にいたときに、
早足で歩いて行く犬のかたわれを発見!けんちゃんが慌ててエサを持って追いかけましたが既に時遅し、スタスタと去ってしまったのでありました。
無事だったのは何よりですが、パートナー君はどうしたのかね?
子供の頃のトラウマで犬があまり好きでない私も彼らのことが心配になってきたのでした。
というわけで、田舎に犬を捨てに来るのは止めたまえ。ホントに死ぬから、犬も人も。
2012年9月6日木曜日
本日の活動!
今日は、朝一番でステキな遊歩道の再発見の冒険に出かけました。
場所は「木の根ふれあいの森」
奥にコテージがあり、車でも行けるのですが、手前の国道194号線沿いに駐車場がありそこに車を止めて、橋をわたって森をに分け入り、コテージまでの遊歩道を歩くことができます。
駐車場のある橋入口
橋からの眺め |
木の根ふれあいの森案内板
入り口の看板、朝の暗さが森全体に妖気をただよわせています。
コテージまでの遊歩道は近道コースと遠回りコースと、その真中コースの三つがあります。
今日は、、三つともいっちゃいました。
森の空気はひんやりとして朝から気持ちがいいです。
この森は原生林として守られている数少ない場所で、植林は遠回りコースの奥の方だけで、あとの場所は、うっそうと茂る草に、たくさんの種類の木がそれぞれに生きていて、森全体に生命力を感じます。
この濃い緑!
高濃度の酸素が頭をアホにしてくれて、からっぽなカラダで奥へ奥へと進んで行きます。
行く先々で、秋を先取りしたキノコたちがさっそく生え始めていました。
ここでステキなキノコたちを紹介します、が、すいません勉強不足でどれひとつ名前がわかりません。
ん??
そうそう、この森には遊具なんかもたまにあります!
大きなハンモックや、見ての通り丈夫なターザン!
そして木の根のふれあいの森には、不思議なかわいい橋がたくさんかかっています。
「はりやまばし」ん?
「もののけはし」
ほんとにもののけと出会えそう!
途中に、折れた看板や、遠回りコースには滑る斜面があったので、また直しに来たいと思います。
ステキな遊歩道をキレイに保つのもとっても有意義だと思います。
遊歩道を出るころに、ねぼすけのお日様がようやく登ってきました。
その足で僕らは、開墾をすすめる山の中の畑に向かいます。
ガクさんが言うところの「竹の根ふれあいの畑」は、その名のごとく、どこにクワを入れても竹の根だらけです、その分、少しずつ畑になっていくのを見ると、とっても満足します。
トラクターも入らないため、ぜーんぶ手作業です、昔のまんまのやり方で21世紀の若者とちょっとオッサンが畑を耕します。
今日で、だいたいの竹の根と葛の根とわらびの根をやっつけることができました。
この畑に、本川村に昔から伝わっている、大根や大豆、じゃがいもなんかを育てて、その種子を保存したり、昔ながらの本川野菜を住民の人たちと食べる機会を作れれば幸いです。
本川の野菜は、痩せた土の寒い土地で、時間をかけて、自分の力で!気合で!頑張って!育ったものだから、小さくとも、どれも味がしっかりとしていておいしいです!
自分の手で作った野菜を手づかみで食べる!これ以上おいしい食べ方はありません、楽しみだ!
昼過ぎで、畑が落ち着いたので、そこから僕らは、今は使っていない木工団地というところに向かいました。
林業の「枝打ち」という作業に使うハシゴを作るためです。
慣れていない木工細工ですが、少しずつ慣れていくしかありません。
ところが!
頑張って作っていたのですが、完成間近というところで重大なミスに気づいてしまいました。
木の向きがぜんぜん違う!
僕が測って描いた線が、全然違うところにあったようです、ガクさんには申し訳ないことをしてしまった。
全部が素人なので、気を抜かないようにしなといけませんね。
まだまだ修行時代は続きそうです。
林業に農業、山の案内人、全部したいけど全部中途半端、けども全部頑張るしかない!
3年後にはテメエで食っていかんといかんのだ!
というわけで本日の活動終了!
2012年9月4日火曜日
防災訓練
9月2日に地域の自主防災訓練が実施されました。
本川地区には消防署はありません。災害時には消防団を始め、地域の方々が自主的に災害対策を実施することになります。そのために必要な知識の共有や災害時の対応シミュレーション、応急担架の作り方指導などが行われました。
知識共有では地域の班分け、災害指定地域の場所、消火栓や消化器の位置、避難所の場所など、さまざまな確認事項が話されました。地域の方々にとっては知っていることの確認事項なのですが、わたしにとっては初めての情報で、いろいろと勉強不足を認識する機会となりました。
災害時の対応シミュレーションでは避難所の準備、水源の確保、煮炊きの準備、停電対策など、具体的にどのように動いたら良いのかを実際に考えるワークが実施されました。何をするのかはだいたい想像つきますが、実際にどのような順番で確認事項をこなしていくべきか、結構難しいですね、実際に考えると。
担架の作り方については仁淀消防署の方々に実際に指導を受けながら作る練習が行われました。
上記写真は竹の棒とロープで作った簡易担架です。他にも竹の棒と毛布で作成する簡易担架、毛布だけで運ぶ方法などの説明もされました。また、運ぶ場合の注意点の説明もあり、非常に興味深い内容でした。本川地区は平地が殆ど無いところなので急斜面を担架で運ぶようなことも考えられますが、もうそれはケースバイケースで考えるしかない、とのことでした。もうこれは経験値を増やすしかないですね。
こうやってたくましい地域が出来上がっているのだな、と改めて思うのでありました。
本川地区には消防署はありません。災害時には消防団を始め、地域の方々が自主的に災害対策を実施することになります。そのために必要な知識の共有や災害時の対応シミュレーション、応急担架の作り方指導などが行われました。
知識共有では地域の班分け、災害指定地域の場所、消火栓や消化器の位置、避難所の場所など、さまざまな確認事項が話されました。地域の方々にとっては知っていることの確認事項なのですが、わたしにとっては初めての情報で、いろいろと勉強不足を認識する機会となりました。
災害時の対応シミュレーションでは避難所の準備、水源の確保、煮炊きの準備、停電対策など、具体的にどのように動いたら良いのかを実際に考えるワークが実施されました。何をするのかはだいたい想像つきますが、実際にどのような順番で確認事項をこなしていくべきか、結構難しいですね、実際に考えると。
担架の作り方については仁淀消防署の方々に実際に指導を受けながら作る練習が行われました。
上記写真は竹の棒とロープで作った簡易担架です。他にも竹の棒と毛布で作成する簡易担架、毛布だけで運ぶ方法などの説明もされました。また、運ぶ場合の注意点の説明もあり、非常に興味深い内容でした。本川地区は平地が殆ど無いところなので急斜面を担架で運ぶようなことも考えられますが、もうそれはケースバイケースで考えるしかない、とのことでした。もうこれは経験値を増やすしかないですね。
こうやってたくましい地域が出来上がっているのだな、と改めて思うのでありました。
2012年9月2日日曜日
トンビマイタケ狩り
秋です。
秋と言えば食欲の秋。秋の食べ物と言えばキノコ。そして四国山地の麓にある本川地区、キノコといえば「マイタケ」でございます。
9月になると野生のマイタケを求めていろいろな地域からキノコ狩りに来る人々がいるらしいのですが、今回は「プレマイタケ狩り」とも言えるトンビマイタケ狩りに同行させていただきました。
トンビマイタケはマイタケの仲間で、真夏にブナの木に生えるキノコです。東北では高給キノコとして扱われていますが、四国ではそれほど人気がなく、比較的容易に採ることができるそうです(それに比べるとマイタケはものすごい競争率が高いとのこと)。
さて、私は地元のキノコ狩り名人に付き添い、合計3回トンビマイタケ狩りに同行させていただきました。キノコ狩りは名人の独自ルートを通りブナの木を確認しながら歩いていくのですが、何せ相手は天然のキノコ。道端にサクサク生えているわけではありません。道などない急斜面の林を突き進んで行きます。この7月に本川に引っ越す前は主に住宅地や都市部のマンションで生活していた私には全くの未知の世界、「道がないのにルートとは???」といった印象です。しかも名人の進むスピードの早いこと。崖を駆け下りているのではないかと錯覚するほどです。名人は私にキノコがありそうな木の見つけ方などいろいろ説明してくれるのですが、こちらは必死に付いて行くのがやっと。名人が立ち止まったところに追いついたときには常に息切れです。
で、実際にトンビマイタケが見つかるわけですが、こんな感じです。
これは木の根元近くに生えているものですが、この木の周りにもあります。
これらのトンビマイタケを採取してはまたルートを進み、見つける度に採取していきます。なかにはまだ小さな胞子が見えるだけの場合もあるのですが、それはまた一週間後に採取できるので、その場所を覚えておくわけです。そして今回は下記のような大物にも遭遇。
これは残念ながら普通に食べるには採取時期が遅く、固くなってしまっていたので採っていません。しかし秋田では固くなったトンビマイタケをきりたんぽの出汁に使うらしく、そのまま置いておくのであれば出汁取り用に採取してしまえばよかった、と後から後悔しました。
また、このキノコの特徴は採取した後の変化にあります。採取した瞬間から触ったところが黒くなりはじめるのですが、これが数日たつと以下のようになります。
なぜか画像がタテになってしまっていますが。。。ご覧のとおり真っ黒です。
で、肝心のお味のほうですが、マイタケと比べると香りが少々キツいのですが、マイタケと同様の香りと歯触りで、おいしくいただけます。個人的には炒め物が一番香りと歯触りを楽しめるように思います。
というわけで、狩りでクタクタになりながら、山の無限の楽しさを垣間見る喜びを噛み締めるのでした。記事は冷静に書いていますが実際にトンビマイタケがたくさん生えているところを見ると大興奮ですよ♪
秋と言えば食欲の秋。秋の食べ物と言えばキノコ。そして四国山地の麓にある本川地区、キノコといえば「マイタケ」でございます。
9月になると野生のマイタケを求めていろいろな地域からキノコ狩りに来る人々がいるらしいのですが、今回は「プレマイタケ狩り」とも言えるトンビマイタケ狩りに同行させていただきました。
トンビマイタケはマイタケの仲間で、真夏にブナの木に生えるキノコです。東北では高給キノコとして扱われていますが、四国ではそれほど人気がなく、比較的容易に採ることができるそうです(それに比べるとマイタケはものすごい競争率が高いとのこと)。
さて、私は地元のキノコ狩り名人に付き添い、合計3回トンビマイタケ狩りに同行させていただきました。キノコ狩りは名人の独自ルートを通りブナの木を確認しながら歩いていくのですが、何せ相手は天然のキノコ。道端にサクサク生えているわけではありません。道などない急斜面の林を突き進んで行きます。この7月に本川に引っ越す前は主に住宅地や都市部のマンションで生活していた私には全くの未知の世界、「道がないのにルートとは???」といった印象です。しかも名人の進むスピードの早いこと。崖を駆け下りているのではないかと錯覚するほどです。名人は私にキノコがありそうな木の見つけ方などいろいろ説明してくれるのですが、こちらは必死に付いて行くのがやっと。名人が立ち止まったところに追いついたときには常に息切れです。
で、実際にトンビマイタケが見つかるわけですが、こんな感じです。
これは木の根元近くに生えているものですが、この木の周りにもあります。
これらのトンビマイタケを採取してはまたルートを進み、見つける度に採取していきます。なかにはまだ小さな胞子が見えるだけの場合もあるのですが、それはまた一週間後に採取できるので、その場所を覚えておくわけです。そして今回は下記のような大物にも遭遇。
これは残念ながら普通に食べるには採取時期が遅く、固くなってしまっていたので採っていません。しかし秋田では固くなったトンビマイタケをきりたんぽの出汁に使うらしく、そのまま置いておくのであれば出汁取り用に採取してしまえばよかった、と後から後悔しました。
また、このキノコの特徴は採取した後の変化にあります。採取した瞬間から触ったところが黒くなりはじめるのですが、これが数日たつと以下のようになります。
なぜか画像がタテになってしまっていますが。。。ご覧のとおり真っ黒です。
で、肝心のお味のほうですが、マイタケと比べると香りが少々キツいのですが、マイタケと同様の香りと歯触りで、おいしくいただけます。個人的には炒め物が一番香りと歯触りを楽しめるように思います。
というわけで、狩りでクタクタになりながら、山の無限の楽しさを垣間見る喜びを噛み締めるのでした。記事は冷静に書いていますが実際にトンビマイタケがたくさん生えているところを見ると大興奮ですよ♪
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