キッチンで作りおき用の煮物の下ごしらえをしている最中、ふと冷蔵庫に目をやると「!?」、何か動くものが冷蔵庫の下に隠れたように見えた。ゴキブリにしては細長いものが見えたような気がしたが、きっとゴキブリだろうと思い、その場は冷蔵庫の下にゴキ◯ェットを撒いておいたのだが、最終的にゴキブリの死骸を確認できなかった。随分と古くなったゴキ◯ェットだったから効き目が弱っていたのだろう、などと思いその場は一旦終了した。
しばらくいつもと変わらぬ日々を過ごしていたが、ある日トイレを出てキッチンに目をやると「!!!」、明らかに小動物と分かる尻尾の長い何かがキッチン台の下に消えていった。そしてその消えたあたりを除くと、流し台とガス台の間にわずかな隙間があるではないか!
というわけで、ネズミ対策の一部始終です。
私は言うまでもなく田舎暮らしではありますが鉄筋のアパートに住んでおります。地元の人達にしてみたらネズミが出るなんて当たり前の事のようですがそれは(失礼ながら)比較的古い木造住宅だからなのでは?と思ったりしました。こちとら隙間の少ない鉄筋アパート。部屋の隅々をチェックしましたがネズミが入ってくる隙間は見当たらないので、もし何かのスキに部屋に入り込んで部屋のどこかに住みついたのであればこれは大変。行くところのないネズミが文字通りねずみ算で増えていったら、、、対策しないわけにはいきません。
ということで、まずはインターネットで情報収集。ネズミ対策はかなり苦労するという話しが大半で、一番大事なのは「根気」。あきらめず、粘り強くやっていくことに。最初はキッチンの整理から始めます。普段食材のストック用に置いてあるダンボール箱を別の部屋に移動してネズミの隠れる場所をなくします。すべてのダンボール箱をどかしてみると、
ハツカネズミです。ハツカネズミは比較的好奇心が高いらしく罠にかかりやすいとのことで今回も例外ではないようです。近寄ると必死にオリから逃げようと頑張ります。で、その、何というか、、、かわいいんですよね、ちっこくて(笑)。こんな愛嬌あるヤツを粘着シートで捉えてヒクヒクしているのを見たら動物好きではない私でもいたたまれない気持ちになっていたでしょう。というわけで、こいつは人里離れた山へ逃すことにし、再び同じ所に罠を仕掛けます。何匹いるかわかりませんから。そして次の日の夜、また「ガシャーン!」。あぁやっぱり、などと思いその場はそのままにして次の日の朝、オリを見ると、、、なんともぬけのからではないですか!!!この狭いオリの間をハツカネズミはすり抜けてしまうようです、素晴らしい柔軟性。。。次回からは捕まえたら即外へ持ち出すようにします。
そんなこんなでこの後は毎日ネズミがかかったのですが、外へ逃すこと4匹、逃げられたのが3匹。で、最後に逃した1匹はオリを外に持ち出す前に逃げ出し私の目の前をとおり流し台のほうへ移動したのですが、なんと流し台のど真ん中でネズミが消えたではないですか!よくよく流し台の下を調べると、流し台の台座と流し台は別物で、単に台座の上に流し台が乗っかっているだけで、台座のへりと台座は密着しておらず普通に手が入る程の隙間がありました。そして流し台の下がネズミの住み家になっている様子がないので、どうやら排水管と台座に隙間があり、そこからネズミが出入りしているようなのです。ということは流し台の隙間を埋めてしまえば部屋にネズミは入ってこない。そこで考えた対策がこれです。
炭酸水のペットボトル(1.5リットル)の上部を切り取り2つのボトルの切り口をはめ込みます。そしてこれを流し台の隙間のところにセット。
これがうまいことしっかりはまり込みます。大きめのペットは何かと再利用ができるだろうととっておいてよかった!万が一ネズミがボトルをかじったとしても実質2段構えですからそう簡単には中に入れませんし、外側からペットをかじった跡が視認できるのでボトルの交換で対応できます。ボトルさえあればすぐに用意できますし(笑)。
この対策を施した後も引き続き罠をセットして様子を見ました。それから3週間経ってもネズミは一匹たりとも罠にはかかりませんでした。そしてひと月以上経った今、この対策でネズミをシャットダウンすることが出来たと高らかに宣言します。
このように今は平穏な夜を暮らしているのですが、私とは対照的にネズミと一緒に暮らす相棒のけんちゃんとネズミたちの関係についてはこちらをご覧ください。
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