告知


2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2014年1月20日月曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 目次

定住を目指して本川にやってきて二年目になり、協力隊の任期を考慮すれば、そろそろ将来の生活の糧を得る方法を固めていくべき時期なのでしょう。もちろん私も思うところはあるわけですが、一度今の自分の立場を離れ、本川はどういうところなのかを客観視すべく、定住に関わりそうな情報を自分なりに整理してみることにしました。

ということで、本川での定住に関わる情報と考察を仕事編、住居編、生活編、番外編に分けてまとめていきます。以下に目次を作成しましたが、適宜修正をしながら少しずつ各項をアップしていこうと思います。

※リンクの項から該当ページへ移動できます。

■仕事編
  • 地場産業
  • 地場産業を超えて
    • 非営利団体/法人/組織
      • 公務員
      • 各種団体など
    • 近隣都市(西条市など)への就職
住居編
  • 概要
  • 賃貸:公営住宅
  • 賃貸:一軒家/平屋
  • 購入
  • 概要
  • 気候
  • ライフライン/公共機関
    • 電気/ガス/水道
    • 交通網
    • 医療機関
    • 郵便
    • インターネット
  • 買い物関連
    • 地区内
    • 地区外
  • 地域イベント

2014年1月17日金曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 番外編:オススメするライフスタイル

本川での定住についていろいろと情報を羅列してきましたが、本川の特性に合ったライフスタイルは何か?と改めて考えれば、やはり林業を主にした「百姓」ではないでしょうか。
林業の繁茂期に頑張って仕事をこなし、余った木を薪や炭や道具の材料に利用する。畑を耕し食料の足しにして余りは直売所などで捌く。冬場は狩猟で肉を、春先に山菜を蓄える。観光シーズンには山岳ガイドとして訪問者を楽しませ、休日は薬草で体を整えつつ、山、森、川と戯れる。必要に応じて町に出て買い物などをする。収入は必ずしも多くはないが、本川の魅力を存分に堪能できるライフスタイルだと思います。

しかしながら、百姓として一人前になるにはそれ相当の時間が必要です。多種多様なスキルを身につけなければならないので、都会で生まれ育ち、仕事では主に机の上に向かってきた方々にはなかなかハードルが高いのも事実です。

そこでもう少し現実に即した形で本川でのライフスタイルを仕事中心の視点でオススメしたいと思います。
  • 林業従事者として生計を立てる
    本川でもっとも就業の門戸が広いと考えられるのが林業です。本川の事業者が人材募集しているケースもありますし、各種支援制度(地域おこし協力隊も選択肢の1つ)を上手に利用して林業の仕事を覚えていくことも可能です(過去の実績あり)。就業先は本川に関わらず周辺地域も視野に入れることができます(実際に、本山町の地域おこし協力隊でいの町吾北地区に就業している方もいます)。
    一人前以上のスキルを身に付ければ上記したような本川の魅力を満喫できるようなライフスタイルも実現可能かと思います。
  • 愛媛県西条市など、近隣の市街地で営業する企業に就職する
    1時間以下の時間で通勤可能な西条市で就業することは、自然に囲まれた中に居を構えながら都市部と変わらない仕事をしたい方々にとっては賢明な選択肢ではないかと思います。
    日々の買い物も通勤のついでにできるし、保育所を上手に使えば夫婦で西条へ出てフルタイム就業することも不可能ではないはずです(この場合、本川の保育所は終了が早いので現状ではNGですが)。そして山の生活に徐々に馴染んでいけば、本川の生活を満喫することができるでしょう。
ここに挙げた他にも、公務員や非営利法人などの団体へ就くことも選択しとしてはないわけではないと思います。観光絡みでは企画力と行動力があれば実現可能なこともあるかと思います。タイミングと能力があれば地元の土建関係の会社に就職する可能性もあるかと思いますが、ある程度の信頼関係を構築した上でなければ難しいかと思います。

個人的には他にもいくつかの可能性が示唆されますが、かなりのギャンブルになるものが多いです。キーワードを挙げると薬草、釣り、ロングトレイル、木工などの細工、碁石茶などが挙げられます。ということで、上記に挙げた2つをオススメとし、特集の〆とさせていただきます。


番外編:筆者が感じる地域コミュニケーションはこちら
目次に戻る

2014年1月10日金曜日

冬山散歩を比較的安全に楽しめるチャンス!2月2日(日) 氷室の氷詰め!!【PR】

本川地区では7月に氷室まつりが開催されます。

氷室まつりでは高知県最高峰の手箱山に設置された氷室(氷の格納庫)にある氷を、登山隊がイベント会場まで運びます。今回の氷詰めは当日下ろす氷を準備するためのもので、氷室付近にある氷を氷室へ格納する作業を行います。
イベントの様子はGoogleなどの検索エンジンで「氷室まつり 氷詰め」などと検索すると、個人の方などのブログで確認することができます。

このイベントは参加費無料(前夜祭参加者は別途費用あり)で、毎年大勢の参加者でにぎわいます。地元で何年もこのイベントを支えてきたベテランから散歩好きなビギナーまで幅広い層の参加者とともに冬山トレッキングを体験してみませんか?

ご興味のある方は下のURLを参照いただき、いの町役場本川総合支所産業建設課(088-869-2115)までご連絡ください。
http://inofan.jp/cgi-bin/information.cgi?info=00#201401071

1/24(金)締め切りです!

それでは、たくさんの応募をお待ちしております!

2014年1月9日木曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 生活編:地域イベント

本川地区で開催されている比較的大きな行事を月ごとの一覧です。現状で私が把握しているもののみにつき、抜けがあるかもしれませんがご了承ください(随時更新予定)。行事名のみでその紹介などはしていませんが、いくつかについては紹介記事へのリンクを貼っています。


1月
 なし
 
2月
 氷室まつり:氷詰め登山(手箱山氷室):紹介記事(衆議院議員 中谷元先生のホームページ)

3月
 なし 

4月
 お花見(地域ごと)

5月
 アメゴ釣り大会:紹介記事(よさこいネット)

6月
 氷室まつりPR/山野草販売

7月
 氷室まつり:紹介記事(よさこいネット)

8月
 吉野川源流祭り:紹介記事(拙ブログ)

9月
 四国のてっぺん酸欠マラソン:紹介記事(よさこいネット)
 合同運動会(小中学校)

10月
 敬老会(地域ごと)
 本川地区運動会:紹介記事(拙ブログ)
 げんきまつり(小学校の文化祭):紹介記事(拙ブログ)

11月
 本川神祭(本川神楽)(地域ごと):紹介記事(文化庁国指定文化財等データベース)
 本川産業文化福祉まつり

12月
 なし



目次に戻る

2014年1月4日土曜日

【101回記念(笑)】本気で自分とその周辺の将来を考えてみた

新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

さて、このブログ用の記事は現在のところ2件の公開待ち記事(特集記事)が2本あるのですが、新年早々無機質な記事をアップするのも何となく気が引けるので、今回も本音っぽいところを少し話したいと思います。ゆえに今回も本川の記事ではないです、ゴメンナサイ。

この正月は年賀状のお返し作成で生来のマヌケぶりを出してしまい奔走していたのですが、それ以外ではのんびりと事業計画のための資料作りをしていました。ある食品関係の事業計画を大雑把なチャートにして、そのフェーズ毎の主なアウトプットを書き出していたのですが、作業をしていると、それらを具体化した場合にどのような状況になるのか、ということが思い浮かんできます。そうすると食品産業を始めることはとても大きなハードルがあることがわかります。その最たるものが食品衛生に関わる各種規制で、設備投資が必要になる項目です。長くなるので詳細は省きますが、食品業を営もうとすればほぼ確実に加工場と冷蔵/冷凍設備の必要性の話しが出てきます。どれもそれなりの設備投資をしなければならないので、リスクを避けて小さいレベルで始めることがとても難しいのです(実際のところは近いうちに保健所から話しを聞いてくるつもりですが)。

本川のような平地が少ない地域ではそもそも取り扱う食材の生産量が少ないため、地場産物の食品を利用するのならば当然その規模は小さくなります。したがって、新しい商品を始めるとしても必然的にその規模は小さくなります。それでも高級品を生産/販売すれば活路を見いだせるわけですが、やはり設備投資に大きなリスクを伴うことには変わりありません。そこで出てくるのがいわゆる「補助金」。高知県では産業振興計画や中山間地域対策として各種補助金が用意されており、食の六次産業化と称して生産から販売までを一挙に手がける事業を補助金とセットで後押しする流れが出来上がっています。さて、ではこれらの補助金は何に使われるのか、言わずもがなその立ち上げに必要な設備と、専門家と称するコンサルタントの類へのフィーなのです。つまり、地場産業の活性化で確実に儲けることができるのは設備屋とコンサルタントなんですよね、地場産業の結果とは関係なく。しかもこの流れは基本的に不特定多数に商品を提供しようとすることが前提になっていると思われます。そうすると、ライバルは自然とイオンやセブン-イレブンになるわけです。これらのライバルと戦うなんてこと、簡単に出来ると思いますか?つまり、補助金を使ったところで各種の「縛り」を受ける上、困難な事業を強いられることになります。

こんな風に考えてしまうと地域活性化というお題目に乗った地場産業なんて本当にバカバカしくなってきます。小さくやれば採算がとれない、大きくやろうとすれば周辺の金儲け主義者(とは言い過ぎと思うが)に踊らされ、難しい市場での競争を強いられるのですから。

このように周辺を見渡しながら自分の取り組みを考えると、やはり工夫をこらしながらリスクを減らした上でこつこつと稼いでいかなければならない、と思うわけです。しかしながら、前職はプログラマであった私が考え抜いたところでそれはやはり机上の理論でしかなく、実践を伴いつつ考えていくしかない、という結論に至ります。

ということで、最後にJ・K・ガルブレイス『不確実性の時代』の言葉を紹介しつつ自分を戒め、これからのスケジュールとTODOをまとめる作業に戻りたいと思います。
多くの人にとって、考えるということは結構きつい仕事である。 だから高給が支払われるのである。ところが遺憾なことに、 実際に考える仕事は他人に押しつけられてしまうのである。