林業の繁茂期に頑張って仕事をこなし、余った木を薪や炭や道具の材料に利用する。畑を耕し食料の足しにして余りは直売所などで捌く。冬場は狩猟で肉を、春先に山菜を蓄える。観光シーズンには山岳ガイドとして訪問者を楽しませ、休日は薬草で体を整えつつ、山、森、川と戯れる。必要に応じて町に出て買い物などをする。収入は必ずしも多くはないが、本川の魅力を存分に堪能できるライフスタイルだと思います。
しかしながら、百姓として一人前になるにはそれ相当の時間が必要です。多種多様なスキルを身につけなければならないので、都会で生まれ育ち、仕事では主に机の上に向かってきた方々にはなかなかハードルが高いのも事実です。
そこでもう少し現実に即した形で本川でのライフスタイルを仕事中心の視点でオススメしたいと思います。
- 林業従事者として生計を立てる
本川でもっとも就業の門戸が広いと考えられるのが林業です。本川の事業者が人材募集しているケースもありますし、各種支援制度(地域おこし協力隊も選択肢の1つ)を上手に利用して林業の仕事を覚えていくことも可能です(過去の実績あり)。就業先は本川に関わらず周辺地域も視野に入れることができます(実際に、本山町の地域おこし協力隊でいの町吾北地区に就業している方もいます)。
一人前以上のスキルを身に付ければ上記したような本川の魅力を満喫できるようなライフスタイルも実現可能かと思います。 - 愛媛県西条市など、近隣の市街地で営業する企業に就職する
1時間以下の時間で通勤可能な西条市で就業することは、自然に囲まれた中に居を構えながら都市部と変わらない仕事をしたい方々にとっては賢明な選択肢ではないかと思います。
日々の買い物も通勤のついでにできるし、保育所を上手に使えば夫婦で西条へ出てフルタイム就業することも不可能ではないはずです(この場合、本川の保育所は終了が早いので現状ではNGですが)。そして山の生活に徐々に馴染んでいけば、本川の生活を満喫することができるでしょう。
個人的には他にもいくつかの可能性が示唆されますが、かなりのギャンブルになるものが多いです。キーワードを挙げると薬草、釣り、ロングトレイル、木工などの細工、碁石茶などが挙げられます。ということで、上記に挙げた2つをオススメとし、特集の〆とさせていただきます。
番外編:筆者が感じる地域コミュニケーションはこちら。
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