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2013年12月4日水曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 番外編:筆者が感じる地域コミュニケーション

都会の人が田舎暮らしを真剣に考えるにあたり、もっとも心配なことの1つに地域でのコミュニケーションがあるのではないでしょうか?田舎暮らしの現実を暴露するような話しは書籍やインターネットを見ると枚挙にいとまがないくらいです。私が知るかぎりでも『田舎暮らしに殺されない法』や日刊SPA田舎暮らしに関する記事の数々は私が読んでいても笑うに笑えない現実を示唆していると思います。

では、本川はどうなのか?と問われれば、私の答えは「比較的やりやすい」です。

もちろん本川でも都会の人が気にすることはあります。クルマがないとどこに行っていたか尋ねられるし、それが長期間ならば「何かあったのでは!?」などとちょっとした騒ぎになります。必要以上と感じるくらいに個人的なことを心配して助言してくださる方もいます。派閥のようなものを匂わせる発言も聞いたことがあれば、ちょっとした悪口の類も聞いたことがあります。しかし、執拗な嫌がらせや村八分のようなことは聞いたことがありません。

定期的な会合も過度にはなく、イベントを欠席しても誰も文句を言わないどころかイヤミを言われたこともないです。むしろ「お手伝いしなくていいの?」と思ってしまうこともあるくらいです。消防団も今のところお断りしていますが、それによって敬遠されているようでもありません(まあ、団の方々は面白く無いでしょうが)。あまり地域に溶け込んでないように見受けられる方々もそこそこの距離感で生活しているようです。そして、本川には他所から来た方々が私が知るだけでも何世帯かありますが、それらの大半は地域に極端に染まっているようには見えず、それぞれが普通に生活しているように見えます。なんのコネもなく他所から来た方々は移住支援制度の類を利用して来た人たちなので突如ひょっこりやってきた人とは違うでしょうが、いずれにしても外からやってくる人に比較的寛容な雰囲気を感じます。

地域の方々が他所から来る人に比較的寛容な理由を私なりに考えてみると、以下の2つのことが関係しているのではないかと思いました。
  1. 戦前のダム工事の影響による急激な人口増を経験しており、他所の人が入ってくることに免疫がある
  2. 観光客相手の商売を経験している人が多く、他所の人とのコニュニケーションに慣れている
大幅な人口増については以前このブログで紹介していますが、もともと1800人ほどだった人口が一挙に5000人程になり、本川は他所からの居住者のほうが多くなるという状況になりました。そのような中で地域の方々はそれに対応せざるを得ないですから、他所からの居住者との共存を経験し、その文化が現在のスタイルに継承されているのかもしれません。

この話しは私の知識と経験の中だけでの話しであり、その内容を保証できるものではありませんが、他所の地域おこし協力隊の話しを聞いていても私はやりやすい環境でやらせてもらっているな、としみじみ感じます。


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