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2013年11月18日月曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 仕事編:地場産業(サービス業、第二次産業)

本川には瓶ヶ森をはじめ、四国山地の山々を楽しむための登山道や瓶ヶ森から寒風山の麓を通る自動車道の瓶ヶ森UFOライン(町道瓶ヶ森線)など、山の恵みを活かした観光スポットが存在する。そのため、観光客をターゲットにしたサービスや道路や施設を維持するための土建業が営まれている。

1.サービス業
  • 山岳ガイド
    県内外の観光関連企業のツアーや宿泊施設の付随サービスなどで、山岳ガイドを連れた山歩きが行われている。ツアーを開催する企業から地元のガイドに声がかかることもあるが、件数は年間数件程度で、ガイドを専業にできるような状況ではないのが現状である。
  • 宿泊施設
    本川地区には主に観光客をターゲットとした宿泊施設がある。
     ・山荘しらさ(寺川:喫茶/宿泊)
     ・木の香温泉(桑瀬:レストラン/宿泊)
     ・木の根ふれあいの森(戸中/キャンプ・バンガロー)
    木の根ふれあいの森については、ハイシーズンに従業員を募集している。
  • 飲食関係
    上記の山荘しらさ木の香温泉(道の駅木の香)でも飲食ができるが、他の飲食店は以下の通り。愛媛川からの観光客がアクセスしやすい寒風山トンネルの付近に多い。
     ・一の谷やかた(桑瀬:食事)
     ・よっていき屋(桑瀬:食堂/おみやげ)
     ・本川直売所(桑瀬:軽食/野菜などの産物)
     ・であい(桑瀬:喫茶/軽食)
     ・時屋(中野川:日本そば)
     ・うの花(長沢:喫茶/ランチ)
    2.第二次産業
    • 製造業
      本川ではおみやげ品としていくつかの加工食品が製造されている。いずれも有志による地場産品開発の取り組みで、生産規模はそれほど大きくない。
       ・アメゴの甘露煮や生姜煮などアメゴ加工品(本川漁協)
       ・吉野川源流せんべい(四国のてっぺん)
       ・わさび漬け(寺川わさび生産組合)
      ちなみに「わさび漬け」とは酢醤油などの調味料に葉わさびを漬けたものである。
      生業として、今話題の「食の6次産業化」に取り組む場合、その下地となる環境が整備されているとは言いがたく、材料調達や販路確保にそれ相当の努力を要すると思われる。
    • 土木/建築業など
      地区の生活道や観光道の維持は主に地元の土建業者や生コン会社によって行われている。就職先として考えた場合、タイミングと能力がマッチすれば就業の可能性もあると思われるが、そのタイミングがあるかが一番の問題だろう。
      この他に、道路の草刈りや施設の清掃などの業務を町が地区内で募集しており、地域の方々が業務に従事して生活の足しとしている。

    第一次産業についてはこちら
    「地場産業を超えて」はこちら
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