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2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2013年7月29日月曜日

氷室登山隊

先日お伝えしたとおり、7/14に氷室まつりが開催されました。氷室まつりは、MAPPLE観光ガイドによると、
高知県内一の寒冷地といわれるいの町本川地区で行われる、江戸時代の記録を再現した祭り。冬の間、手箱山の氷室に埋蔵していた氷を取り出し、訪れた人とともに涼を楽しむ。
と説明されています。したがって、冬には氷を氷室に貯蔵、祭りの当日には氷室から氷を下ろすことが必要になります。今回私は氷室から氷を下ろす「氷室登山隊」に同行しましたのでその一部始終をお届けします。写真不足につき、昨年の様子も交えておりますが、ご了承ください。

まず、登山前のミーティング。大瀧の滝の駐車場にて段取りや注意事項などが説明されます。
※去年の写真です
今年は総勢35名が氷室に向かいます。私を含め、初参加の方が意外と多かったのが印象的。氷室まではおよそ2時間弱。慌てる◯◯は貰いが少ない、などと昔から言いますが、体力温存でゆっくりめに登ります。

道はスギの植林地帯を通っているので岩が少ない印象、急勾配も少なく歩きやすいです。スギが陽を遮ってくれるので直射日光を浴びることも少ないですが、この日はあまり風がなく蒸し暑さが身に沁みます。登るペースは本当に様々で、ぐんぐん登っていく人もいればのんびりの人も。私は当然のごとく後者です(笑
#道中の写真がなくてスミマセン。。。

そして休み休み歩きつつ氷室に到着。氷室とはいえ今は7月、雪はありません。


こちらが氷室の中の様子。石垣で囲まれた穴に氷を入れ、おがくずで保温しつつ土嚢で固めて保存している様子がお分かりになるかと思います。毎年2月にここに氷が運ばれて来るのですが、残っている氷の量はその年によってまちまち。果たして今年はどれくらい残っているでしょうか?

そして実際に取り出し作業にかかります。見るからに大きな氷が運びだされています。



これが取り出された氷の一部です。おがくずが付着しているのでそれとわかりにくですが、わずかに氷の肌が見えています。去年は氷の量が少なかったので、今年は掘り出し作業も大盛り上がりです。

そして手分けをして氷を下ろすわけですが、道中は当然のことながら氷が溶けていくので常連さんはそれぞれ準備万端、初参加の人たちは土のう袋に少量の氷を入れて降ります。大きな氷はそのまま持ち帰るほうが溶ける量が少ないので力自慢の常連さんが担いで降ります。

そして全員無事帰還。この後お祭りのセレモニーが行われ、氷がお祭りの実行委員会に引き渡されるのですが、それまでしばし待機です。



巨大テントの下でバーベキューを楽しむ様子が見えます。私もこの時点でお腹ペコペコです。そしてセレモニーが始まりますが、舞台へ立つ私が写真を撮れるわけもなく、厳かにセレモニーが行われ、終わります。。。(汗;
そしてお待たせのバーベキュータイム!


山を降りた後のバーベキューは最高ですね。この後も仕事があるのでノンアルコールビールしか飲めないのが玉に瑕ですが。

お祭りはなかなかの賑わいを見せていました。

この後は丸太きり競争と宝探しの手伝い、お祭りの終了後の片付け、そして打ち上げをこなしました。無事に終わって何よりでした。

お祭りの様子はよい写真を入手できればまたアップしたいと思います。

2013年7月23日火曜日

ふれあい自然学習

現在本川で唯一開校している長沢小学校の課外授業(?)である「ふれあい自然学習」に参加させていただきました。去年も参加させていただいたのですが、今年もお声がけいただき、同行しました。
今年は稲叢山への登山です。本川に住んでいれば近所の山なんてみんな行ったことがあるのでは?などと思うわけですが、地元の人ほど地元の山には登らないようです。よくよく考えてみれば地元の観光地って地元の人はあまり行かないですよね?それと同じなのかと思います。

稲叢山の登山口は主に3箇所ありますが、今回は頂上まで最も近いトンネル口から上り、稲叢ダムのダム湖口へ下りるコースです。ゆうに二時間以上かかるコースなので、体力的にもたない子供のために頂上まで行かない回避コースも用意してあります。


まず、登山道の入口付近で校長先生が注意事項など説明します。子どもたちも準備万端です。


道中にかかる橋を渡る一行。こういった橋も子どもたちは大興奮です(笑

ここで一つ、お詫びしなければいけないことがあります。この後、頂上付近の写真をとるつもりだったのですが、頂上までいかないグループと頂上へ行くグループとの電話連絡ができず、その連絡役を買って出たため頂上付近の写真がとれませんでした。というわけで、次は下山の様子です!(汗;

それなりの傾斜で、前々日まで雨だったこともあり滑りやすくなっています。が、みな上手に下りていきます。ここだけの話しですがが、先生のほうが危なっかしいかもしれません(笑


道中の高架線付近で休憩。高架線の存在は山と溶けこまない雰囲気もありますが、格好の休憩場所でもあります。

そして下山。ダム湖の周囲でお弁当タイムです。

のどかな山を眺めながらのお昼休み。お弁当を食べ終えた子どもたちは鬼ごっこなどで大騒ぎです!

最後に集合写真!写真の写真で恐縮ですがご勘弁ください。

2013年7月16日火曜日

登山道草刈り道中記

今年度の私の目標の1つに「登山道の草刈りを充分にする」というものがあります。本川地区周辺には魅力的な登山道がいくつもありますが、山から山へと繋がる縦走路などはメンテナンスされずに道がほとんどわからないような状態になっているところもあります。登山愛好家にはあまり整備されない道を歩きたい人が少なくないらしいですが、道の可視性そのものが道標であるとともに事故の懸念を考えればやはり見た目に道が通っていることは重要だと思います。

というわけで先日、自念子ノ頭の登山口付近を草刈りしました。自念子ノ頭の登山道は去年の秋に草刈りをしたのですが、今回はその東側の入り口から東黒森方面に伸びる縦走道が対象です。

梅雨時とあって霧の立ち込める曇天です。快晴よりはだいぶ作業しやすいですが、霧で体が濡れるので冷えないように注意が必要です。

さて、草刈り開始です。瓶ヶ森をはじめこの付近の草刈りは9割以上が笹刈りになります。登山道の入口付近は去年刈ったので道にかかる笹を軽く刈る程度なのですが、道に入ってからは文字通り「道無き道」を刈っていきます。

写真中央付近に縦に走る道があるのがおわかりいただけるでしょうか?このような状況の中、笹を刈っていきます。

けんちゃんが刈るところを先回りして撮影した一枚。ぱっと見何をしているのかよくわかりません。。。しかしこの作業、とにかくガシガシと刈ればいいわけではありません。これだけ混んでいると足で踏まれた笹などは刈ることができず、掃除したあとにまたピョコンと笹が首を出してきます。なので一度掃除した後もう一度刈る必要があります。なんとも手間がかかる作業です。
さらに、

ショウマの仲間でしょうか?このように、道を遮るかのように花が咲いていることも少なからずあるので、山野草などはできるだけ残して刈るようにします。


こちらが刈った後の写真ですが、道がはっきりできているのがお分かりになるでしょうか?ちゃんと花を残しつつ道を作るようにします。他にも石あり木ありで、それほど単純作業ではないのですが、それが草刈りの面白さでもあります。

こうして2度刈りを終えた後、大雨となってしまったのでこの後の写真はありませんが、強い雨と風の中、自然を感じ取ったけんちゃんは大興奮でしたが、私は冷静に帰路につくのでした(笑

2013年7月13日土曜日

巨大テント張りを手伝ってきた。明日は氷室祭りだから。

この7/14は氷室祭りです。氷室祭りは、いの町観光協会の説明によれば
「手箱山に氷室あり」-宝暦2年(1752年)の郷土資料『寺川郷談』の一説には、手箱山の氷室から氷を取り出し、藩主に献上したということが記されています。 その記述がもとになって行われるようになったのが「氷室まつり」です。毎年7月の第2日曜日に氷室に詰めて保存していた氷を登山隊が掘り出し、その氷は会場まで運んで皆にふるまいます。 本川神楽や本川太鼓のアトラクションやゲームなどで楽しみながら、イノシシ肉と牛肉のバーベキューやシシ汁などの地場産品も味わうことができます。」
とのことです。しかしながら、氷室祭りの醍醐味はこれだけではありません。私が初めて氷室祭りに参加したのは去年で、協力隊の任務として初めてのイベントスタッフをしたのですが、最も度肝を抜かれたのが巨大テント。会場で雨が降った場合でもバーベキューが楽しめるよう、会場全体を覆うようにシートを張ります。この作業はまず前もってシートを張るための架線を張り、祭り直前にシートを張る、という2日間の工程になります。今年はこの作業を手伝ってきたので、簡単に紹介したいと思います。

まず、一日目の会場の様子。

いつもながら美しい吉野川の上流域。この付近に巨大テントが用意されます。まず川の両岸に架線を張るのが一日目の作業です。私は川を渡り、林の中に入って架線とロープを張る作業を手伝います。架線は木にワイヤーをかけるのですが、どの木にどのようにワイヤーをかけるのかはあらかじめ設計済みなので、指示通りに作業をします。作業の様子をとらえた写真がないのが残念ですが、専用の器具で木を痛めないようにした上でワイヤーを巻きつけます。

これは会場の整地をしている様子を写したものですが、真ん中上やや左にワイヤーがかかっているのが見えると思います。このように、対岸にワイヤー3本、そのワイヤーを結ぶロープが5本かけます。そしてこの写真の撮影場所手前にも同様にワイヤーとロープをかけて引き上げます。

引き上げた後はこのような様子になっています。これは一日目の作業終了直前に撮影したものですが、次回この架線にシートをかける作業を行います。

そして二日目の様子です。まずは張った架線を一旦下ろし、シートを設置します。

架線にシートを張る作業は無論手作業です。ワイヤーに一本一本丁寧にくくります。シート張りが全て済んだ後、また架線を張ります。この日も私は対岸の架線張りを手伝ったので、このシートが高く上がっていく様を見ておりました。そして貼り終えたところの様子。

この写真でテントの規模がお分かりいただけるでしょうか?このように宙に舞うシートの下でお祭りの参加者はバーベキューや催し物の歓談ができます。晴天では遮光に、雨天では雨よけになる一石二鳥のテントの下で安心してお祭りを楽しむことができます。


これは会場の外れから撮影した一枚。どうです?この景色。

というわけで、氷室祭りは明日7/14に開催です。これを見てお祭りを見てみたい方はいの町越裏門にダッシュ!(笑