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2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2012年8月29日水曜日

くくり罠猟入門


こちら本川は梅雨なみの連日の雨、秋をすっとばして冬に突入しそうなくらいの涼しさです。


 僕は本川地区で暮らすにあたって前々から山の狩猟に興味がありました、お金を払えばテーブルの上には誰が殺したかわからない牛の、誰が調理したかわからないハンバーグなんかが出てくることに納得がいかず「もし肉を食べるなら自分で殺して捌いて食べるほうが対等だ」そう思うところがあったからです。

それに狩猟は、本川地区のかかえる問題の一つにもとても符号してるように思えます。
というのも、本川地区では農家として生計を立てている人こそ少ないですが、自分の家で食べる分の野菜は自分の家で育てることは常識でそれぞれの住民の人たちが小さいながらも畑をしています。 
 それらの畑には毎年、必ずといっていいほど獣被害が出ます、イノシシが柵のトタンを掘り返し畑に入っては作物を掘り起こす(作物を食べる場合と畑の良質の土に住むミミズを食べる場合があります)猿も、畑に多大な被害をおよぼします。

本川で農業というのは本川の常識の中ではとても難しいものでその原因の半分はこの獣被害にあるといってもいいでしょう。僕らも畑をしようと思っているのでなんらかのイノシシ対策はしなければいけません。

けれど、本川で猟をする人たちはいるのですが銃猟の鉄砲を使った猟をやっている人しかいません(ごく少数!)いきなり鉄砲で猟をするにはあまりに時間がかかってしまい、覚悟もつかないので罠猟をじっくり練習させてもらいたいと考えていると、先週の日曜日にとなり村で罠をしている方から声をかけてもらったので、飛んで行きました。

はじめての罠にドキドキ!


見学のつもりで行ったけれど、一つ目の罠をかけているところを見せてもらい(写真上が罠の達人)次のところを「やってみいや」と言われ(やったぁ!)
一生懸命見よう見まねでやってみました。

円筒形の穴を堀り、掘った時の土を表層と下層に分けて別々のビニールに入れておき、できた穴に塩ビ管の中にワイヤーとバネを仕込んだ筒に踏み抜くとワイヤーがしばるという仕掛けの板を押し込み、ワイヤーの輪っかを土の表層部に出す、取り出した下層の土を仕掛けいたの上に盛って仕掛けが作動しないように固める、その上に取り分けてた表層の土に輪っかのワイヤーを隠しこんで上から葉っぱなんかをぱらぱらする。

仕掛けた穴の横に穴を開けてよこから仕掛けのおしりから出るワイヤーを出して近くの丈夫な木や竹にワイヤーをしばりつけて枝なんかで隠す。最後に、足あとなんかを隠してその場を離れる。

この竹の間に罠が仕掛けてあります。「えい穴や」と褒めていただきました。
この竹の間には獣道があります、その証拠に竹の内側にこすれた時にできた泥の汚れ、それだけじゃなく、竹が傷んでいます、それほどよく通るということで師匠いわく「これはイノシシの県道や」とのことです。

今日で仕掛けてから3日ですが、すこし気長に待たなくてはいけないかもしれません。
連絡があればすぐ飛んでいけるよう、日々クラウチングスタートの姿勢で過ごしていきたいと思います。

やはり山に生きる者として、もし獲物が捕れたならしっかりと山の神様への礼儀を尽くし、供え物をしなくてはいけません、師匠もそれを怠ったことはないとのことです。その姿勢共々しっかりと学んでいかなくてはいけないと強く思いました。


2012年8月28日火曜日

本川の降雨量

(最終更新日:2012/9/1)

もう8月も終わりに近づいていますが、本川では晴天の日がほとんどなかったように思います。晴れ間が見えるときはありましたし、晴れの日に開墾などしなければならず少々大変だったこともよく覚えていますが、夕立や小雨がぱらつくような日が多かったことも事実です。地元の方も今年(2012年)の夏は特に雨が多いような気がする、と言っていたこともありました。

というわけで調べました、年間の平均降雨量。今回は取り急ぎということで気温と雨量の統計というサイトで作成したグラフを掲載させていただきます。

データは本川地区と高知市内について1981年から2010年までの値を使用しています。気温はオマケです。。。(詳細はこちらから)

見ての通り、本川では平均的に8月の降雨量が年間で一番多いですね。高知市内が8月に少ないので、その特徴の差がはっきりと見て取れます。市内で9月に降雨量が多いのは台風の影響でしょうかね?

では、今年が特に多いかどうか、今年の降雨量を見てみましょう。


上述の平年値は524.0mm、今年2012年は427.0mmで平年値を下回っています。2004年が飛び抜けて多いですがそれを差っ引いても今年は平年並みと捉えることができると思います。しかし、過去2年は251.5mm、192.5mmと今年よりもだいぶ少ない数値。地元の方が今年は特に多い、と感じるのもうなづけます。

いずれにしても、8月は毎年このような天気になるのでしょうね。暑くないのは大助かりですがこれだけ雨が降るといろいろなことに影響出てくるなぁ、と思うのでありました。

※天気に関する各種情報はいろいろな地域のデータと比較した記事を書く予定です。

2012年8月22日水曜日

地主神社の御神木が枯らされた


こんにちは、ガクちゃんの相棒けんちゃんが書かせてもらいます。
今日は、前に悲しい事件が起こったのでその話を報告しようと思います。
 僕の今住んでいるところは、旧本川村の脇ノ山というところです、脇ノ山にはだいぶ古い地主神社があるのですが、その地主神社には樹齢250年~300年ほどにまでなる大木があります。


なんとこの大木が何者かによって小さな穴を木の周りにドリルによってあけられ、その穴に除草剤を注入されていたのです。境内の管理をしている人が、御神木の枝が茶色に枯れていることを不審がり、林業関係の人に聴き。「これは絶対におかしい」ということになって、樹木医の先生に来て診てもらうことになりました。

 すると、樹の幹の土を少し掘り起こしたところに無数の穴を発見したのでした。樹というのは、表面の皮が栄養を吸って大きくなるので、表面に除草剤を注入されてしまい、水を吸い上げてしまうと、もう手の施しようがないようです。
このままでは、樹が枯れて道路に倒れてしまうかもしれないということで、地元の業者さんに来てもらって切ることになって、その作業を近所に住んでいるおじいちゃんたち(本川のおじいちゃんたちは林業のOBがとっても多いので御神木を切るというとじっとはしていません)と見学に行きました。


大きな樹なので、道路や他の樹がまきぞえにならないように、樹の上の方にワイヤーをかけて引っ張りながら反対の側面から切り込んでいくという作業が必要ですが、誰かが樹に登らないといけません、というわけで僕が登ることになりました。
靴を脱いで裸足で横の細い杉をよじのぼり、ワイヤーの先につないだ細いヒモを石に巻きつけておいて御神木の高いところの枝に放り投げてひっかけます。なんとか役に立ててよかった、と安心してる間に、ベテランのおじいちゃんが見たこともない大きなチェーンソーを使って切り、他の樹を傷つけることなく轟音を立てて倒れました。



林業OBのおじいさんが、薮に入っていきサカキを一本とってきて切り株に立てて手を合わせていたので一緒に手を合わせました
御神木があった神社を通るたびに、大きな切り株が、ちらりと見えてそのたびに、悲しい気分になります。



交尾犬


本川地区には南北に向かって国道194号線が走っています。
本川から194号線を通って高知市内まで1時間半ほど、愛媛県西条市まで30分ほどで行く事ができ、本川の生命線とも言える国道です。

ダムや川沿いを走るこの線は、幅も広く走りやすくて、ついついスピードも出したくなります。
 ところが、油断していると急に国道にはいるはずのないものがたくさん出没してきて道を遮って来たりします。

昨日は、国道のど真ん中で犬が仲睦まじげに交尾してました。
カーブ終わりなのでとってもあぶない!反対車線からトラックが!
交尾犬もあなどれません、笑える風景ですが、あなどっていると大事故にもつながります。

山の田舎道だから、反対車線の車も気を抜いていることが多く、自分がおりこうに走っていても反対車線の車がこちら側の車線に大幅に侵入してくることも多々あります。

仕事の帰り道、僕は愕然としました、交尾犬が出没したちょうどそのあたりで、車が前半分ペシャンコになるぐらいの大事故を起こしていたのです。もしかして交尾犬をかわそうとして壁に激突したんじゃないだろうか?背筋がぞっとしました。

翌日、同じあたりにまだ二匹の犬がいました
とってもかわいくて、目を奪われてしまいます。確かではありませんが、本川犬じゃないかな?
194号線付近には多数の捨て犬が生息しています、街の人達が飼うことができなくなって捨てにくるようです、山に帰すという意味かもしれませんが、やっぱりここまで保健所の人が捕まえにもくるようです。

街で暮らした犬はこの交尾犬のように国道付近をうろうろする以上はできません、山で育ってはいないからです。近所のおばあちゃんが二匹の犬を飼っていましたがどちらも捨て犬だったようです。

飼い主を探して国道をうろつく犬を見るたびに、悲しくなります。
山道の運転は気をつけましょう。

2012年8月21日火曜日

江崎賢二(けんちゃん)あいさつ

地域おこし協力隊として本川地区を担当することになった、江崎賢二です。(またの名をけんちゃんという)
相棒のがくちゃんと二人でいろんなチャレンジをしていきたいと思ってますのでよろしくお願いします。僕もガクちゃんと一緒に日記を書いていきたいと思いますので、読んで本川のなにがしかが伝われば幸いです。

著者遠影(石鎚山山頂にて)

2012年8月20日月曜日

ハチミツ採取

17日のことになりますが、相棒のけんちゃんのお師匠様のところでハチミツ採取を見学させていただくことになりました。

本川では養蜂はしていませんが、山林のあちこちに巣箱を仕掛けてハチミツ採取を試みる光景が見られます。また、本川には通常養蜂で使われるセイヨウミツバチはおらず、ニホンミツバチからのハチミツ採取となります。天然のニホンミツバチのハチミツということで、希少価値が高いものです。

ハチが花から蜜を集める時間が巣にハチが少ないためチャンスだとのことで、昼過ぎから作業開始となりました。さて、巣箱の様子ですが、ひっくり返して中を見ると、

こんな感じで巣板にハチが群がっています。この後、巣箱の上にもう1つ空の巣箱を被せ、ハチがいる巣箱をパコパコと叩いて驚かせることでハチを別の巣箱に移動させます。嬢王蜂が別の巣箱に逃げ出せばそれを守るためハチたちが追随しますので、巣板がある巣箱はもぬけの殻になります。そうやって右往左往しながらハチを移動させた後の巣箱がこちら。

見えますか?黒くなっているところがハチミツです。で、巣板をゆっくりと取り出した後、巣箱を元の位置に戻して作業は終了になります。

そしてお待ちかねの試食タイム!です。

・・・・・。。。

!!!!!
ものすごい濃厚な味。香りもたまりません。このハチミツをいただきながらブラックのコーヒーが飲めたら最高の贅沢だろうなあ、などと思いつつ、この感動を文章で表せられない自分の表現力の乏しさを恨めしく思うのでした。。。

まあ、市販のハチミツを舐めるのとはワケが違うということだけご理解いただきつつ、こんな機会に恵まれたことに感謝するのでありました。

日記もつけます

ご挨拶では、ここは資料のアップデートに用いるということを書きましたが、本家地域おこし協力隊のブログツールがあまりにも操作性が悪く我慢の限界が近いので、日記もこちらにアップしていくことにしました。こちらに日記をアップ後、本家ブログにここへのリンクをアップする方が効率的だろう、という判断もあります(というくらいなんですよ、本家は。とほほ)。

というわけで、ブログタイトルから「資料室」も消去しました。

では、今後ともよろしくお願いします。

以下、本家地域おこし協力隊ブログに記した所信表明です(一部削除)


この度、いの町地域活性化推進員(地域おこし協力隊)に委嘱されました。主に本川地区で活動することになっておりますので、お見知りおきのこと、よろしくお願いします。  

このスペースでは単なる日記にとどまらず、本川に関するさまざまな情報を発信していく予定です。過疎と地域活性化についていろいろと思考を巡らすことができるような情報を提供することを目指します。また、日記は私の良き相棒である「けんちゃん」も記事を配信する予定です、乞うご期待!

ブログのタイトルは「本川さいこー!」 としました。これは「最高」であることは言うに及ばずですが、私の活動が地域「再考」のきっかけとなり、それが「再興」に繋がれば、という思いを込めたものです。単に田舎に引っ越しただけに終わらないよう精進しなければなりません。


では、「本川さいこー!」、さーいこーーー。。。

2012年8月11日土曜日

本川地区の概要

いの町本川地区は平成大合併前の旧土佐郡本川村に該当する地域を言う。場所は高知県の中部、いの町の北部にあたる。2004年に伊野町、吾北村と合併し現在のいの町となる。

(画像は高知県市町村合併支援課より引用) 

東西は四国随一の石鎚山系に囲まれ、四國三郎の名で知られる日本三大暴れ川・吉野川の源流があるなど、豊かな自然に恵まれた環境にある。標高は生活圏で500~800m程度の高地で、雨量も多く冬は降雪が見られる。上の図にもあるように主な商圏は愛媛県西条市で、週末は西条方面から観光客が新寒風山トンネルを抜けてやってくる。

 平成22年国勢調査によれば、人口は563人、労働人口は213人で、過疎と少子高齢化が顕著に進んでいる。約90%の森林率でその大部分が国有林となっており、産業も主に林業となっている。山岳地帯のため平地がとても少ないので農業には不向きで、農業を生業としている世帯は少数だ。 

交通アクセスについては、いの町からのバスや近隣を走るバスがあるがいずれも地元の人々の生活用のもので、観光客は自家用車での来訪を余儀なくされる。 

本川村は明治22年の町村制施行時に寺川村、桑瀬村、中ノ川村、戸中村、長沢村、大森村、越裏門村、葛原村、高藪村、足谷村、脇ノ山村が合併して誕生した村であり、現在でもこれらの地区単位で物事が動くことがままある。地域での会話にもこれらの地区名が頻出する。

 (随時更新予定)