告知


2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2012年10月31日水曜日

豊かな森にて


以前間伐の作業をした現場の近くで、なにやらハタケシメジらしいキノコを見つけていて、覚えていたので、相棒のガクさんと行ってみました。

ガクさんは間伐の現場にまだ行ったことがなかったので、倒れた木や薮を這いずりまわって移動することができるのか心配だったけど、ご覧のとおり見事に野生に還っていました。



間伐をする時、スギ・ヒノキ以外の木は雑木と総称して呼ばれます。
立派な栗の木なんかも雑木なんて呼ぶのも失礼なので浅木なんて呼ぶところもあるらしいです。
その雑木地帯が植林地にあると「除地」と呼ばれ、間伐の対象にはなりません。
けども、大きく育った雑木はスギ・ヒノキの成長を阻害するため、スギ・ヒノキより高く育ちスギ・ヒノキにかかる雑木は基本的に切るようです。


これはコナラ?と思われる切られた雑木。
原木栽培に持って帰りたかったけども、来年まではここで「葉枯らし」といって、枝葉をつけたままの幹を山に放置します、要は切ってそのままほっておくわけです。切られた幹はまだ生きていて、水分を枝葉に送ろうと作用するので幹の水分は枝葉を切り落とした丸太よりもはやく乾燥していきます。「葉枯らし」をしてからだと丸太も全然軽くなっているので山から出すのも比較的楽です。
原木を使ってのキノコ栽培もしてみたいので、もらえそうな原木はチェックしていきたいと思っています。



話を戻します、間伐跡地の前にチェックしていたあたりの平になった場所を這いずりまわっていると、見つけました!!


仲良く並んだハタケシメジ!
そこらで採れるキノコの中では一番うまいんじゃないかと噂される奴です!
こいつのいいところは、採っても数ヶ月は同じ所にまた生えてくるというところらしいです。

その周辺をさらに見渡すと、あっあっ!!
あるある!あるある!あるあーる!
足元にも小さいのが!そこにもあそこにも!
気付けばハタケシメジに囲まれて、一歩も動けず、嬉しさのあまり足元が震えて、気が動転してしまいました!

そういう時は、山では遠慮はいりません、うっひょーーーーい!っと叫びます。
しかしこういう行為はキノコハンターの中ではNG!
「こっそり行ってこっそり採って帰るべし」なのです。


昔に家があったような、平地で陽が当たらない場所には生える可能性があるらしいですね。
詳しい場所はもちろん秘密。



記念撮影、嬉しくて若干瞳孔開いてます。

ハタケシメジに酔った僕らはさらに奥地へと進んで行きました。
すると、さっそく違うキノコ発見!これは昔間伐した後のスギ・ヒノキから生える、「スギヒラタケ」これが大量に生えていました。




この倒木に生える白い部分はすべてスギヒラタケです。
採れば大量でしょう。

けども、スギヒラタケは少し注意が必要なようです、腎臓の弱い人が食べると中毒をおこすんだとか。つい最近僕も食べたのですが、翌日下半身全体に湿疹が出ました。
けど、その日は間伐の作業でウルシ科のハゼなんかも切ったのでそのせいで湿疹が出たのか、スギヒラタケの影響か、はっきりしませんでした。なので今回はとりあえずスルーしておきました。

途中で、枯れかけていたけども大好きな花?草?わからんけども
ギンリョウソウを見つけました、この透明な質感、クリスタルのような輝き、たまりません。





というわけで本日の収穫。大漁です。
けれど小さな芽や開きすぎたものは置いて来ました、また2週間後くらいに覗いてみたいと思います!

最近は山の魅力に徐々に心酔していく自分を見る気がします。
もともと山は好きで、山に入っては大好きな樹の下でじっとして考え事なんかをするクセがあったけれど、ここ本川に来てからは考えるよりも山で動きまわる自分がいます。

山であの谷に行ってみよう、あの尾根を渡ってみよう!なんて動くその中で気付くことは、山での出会いの多さです。そもそも山に生きる生物たちの名前なんてひとつも知らなかったから出会っても無視してしまっていたけれど、名前を覚え、特性を知り、山でのその生き物の役割を知ると、次に森の中でその生き物に出会った時、心が喜びます。

森にはあまりにたくさんの生き物が住んでいるので、途方も無いけれど、森に住む生き物についての理解を深めれば深めるほど森にはたくさんの出会いが生まれることになると思います。

森を深くするのは、森に入る人の心の在り方次第なんだと思うと、これから学んでいくであろう森での色々に好奇心が止まらない心地です。





2012年10月29日月曜日

初心者、林業の現場に行く ~ 登山道草刈り編(後編)

前回の続きです。

さて、平家平の山頂に到着した我々一行は、そこで一息つきます。しかし、この時点で天候はあまり良くなく霧が出てきていました。そこで親方さまが

「体力が残っているなら冠山まで行こうか?」

と。冠山とは平家平の隣の山で、平家平の山頂から尾根伝いに進んで45分くらいで行けます。平家平より標高は高く、頂上が切り立っているため見晴らしがとても良い山です。
天気はあまり良くないが、運が良ければ霧が晴れて絶景が見れるとのことです。私もまだ体力的には問題ないかなぁ、と思ったのであっさり了承。程なく冠山へと向かうのでした。

平家平の頂上はあたり一面の笹。笹畑の中の一筋の道をてくてくと歩いていきます。が、しばらく歩くと突然の岩場。そしてまた笹の道。この繰り返しで進んでいきます。その間も道中の草花についていろいろと話してくれます。もう情報多すぎでなかなか覚えられません(笑)。そうこうするうちに冠山の山頂に到着。
山頂はとても狭く景色などあまり見えません(霧でわからないだけかもしれませんが)。が、脇を見ると申し訳程度に道のような筋があるではないですか。皆さん当たり前のようにそちらに進んでいきます。そしてそこに見えたものは!!!!!!




霧です(笑)

切り立った足場の下が深い谷になっているのはわかるのですが、何も見えません。そして谷から拭きあげる風が冷たいこと。
そんな中、切り立った谷の底を除きます。ひゃ~!おしりがムズムズするような高さ。しかも崖っぷちの岩がグラグラ揺れたりしてもうコワイのなんのって!!そんな状況できゃあきゃあやっていたら、なんと霧が晴れてきたではありませんか!?そして目の前にはウワサ通りの絶景が!慌ててスマホを出して写真をとります。

笹の緑のじゅうたん。

紅葉の始まりと遠くに見える道

いやあ、この時ばかりは仕事だと思って愛用のデジカメを持ってこなかったことを後悔しました。この写真では感動がなかなか伝わらないのではないでしょうか。。。

このあとあっという間に霧がかかり景色が見えなくなったので、これまできた道をトコトコと戻ります。はじめのうちは良かったのですが、平家平に到着したころにはさすがに少し疲れ気味。そして平家平を降りるのですが、途中かなり急な階段、というかこんな階段意味あるのか!?と言いたくなるような人口の「段差」を降りたところでかなり足にきてしまいました。この日は山に入るために購入したスパイク足袋を履いていましたが、まだ3回めで完全に足が慣れていないこと、そして今回くらいの距離をスパイク足袋で歩くのは初めてだったこともあってか、膝のあたりがガクガクです。

そして辺りが暗くなってくる中、だいふ降りてきたかなあと思ったところで、行きに栗拾いの話しを聞いた場所にきていました。そしてそこで栗の木を見るや否や親方さまが栗の木にキックをお見舞いするではないですか!無論、上から栗が斜面に落ちてきます。そして「競争だ~」などと言いながらみんな我先にと栗を拾い始めます。もういいから早く帰ろうよ~これはすごいぞ~などと思い、私も足がガクガクながらも栗拾いを始めます。そして拾いきっては次の栗の木へ、の繰り返し。もう暗くて栗を見つけるのも大変なのに、皆さんガンガン栗を拾っています。いやあ、この体力には本当に恐れ入ります。私も元気ならガンガン拾いたいですが、この日はもう完全にガス欠。早々にリタイアしたのでした。私も体力つけて一緒に楽しめるようになりたいものです。

とういわけで、今回も長いのか短いのかわからない一日が終了しました。この日はさすがに疲れました。部屋に戻ってご飯を食べたあと風呂にも入らず眠ってしまいました。しかし非常に良い経験ができましたね。刈払機も人並み程度なら何となく使えるような気分になってきたし♪ちなみに、つい先日、親方さまから直々に山へのお誘いがありましたが、どうしてもその日までに済まさなければならない事務処理があったので後ろ髪引かれつつお断りしたのでした。事務処理のこと思い出さずに行く方向で調整しそうになりました(汗;

本当に山に入るのが楽しくてしょうがありません。

2012年10月27日土曜日

初心者、林業の現場に行く ~ 登山道草刈り編(前編)

10月10日、また林業研修のピンチチャンスがやってきたのでした。かの親方さまが平家平の登山道の草刈りをするとのことで、同行させていただくことになりました。

平家平は笹ヶ峰自然環境保全地域の一角で、自然林に囲まれた道を歩いて登ることができます。また、高知国体の登山コースでもあったため比較的道が整備されていて歩きやすいのですが、なぜかそれほど人気がありません。交通アクセスの不便と駐車場の不備が原因でしょうか?非常にもったいないコースであるとともに穴場とも言えると思います。

さて、今回のお仕事は登山道の入り口から頂上までの草刈りで、歩行の邪魔になるような草木を除去する作業になります。基本的には刈払機(草刈機)を使っての作業になります。刈払機はノコ刃を使っての作業になるのですが、私は比較的平坦な場所でヒモを装着した刈払機でしか作業をしたくとがないため、今回はとりあえず草木を刈った後の清掃作業に従事することになりました。


ピンぼけ恐縮ですが、このような形で先行する方々が刈ったもので、歩行に影響を与えそうなものを道から外していきます。道には笹が多いので、刈り取られた笹をカマで退けていきます。今回は比較的草が少ないためあまり忙しさはないのですが、たくさん刈られていたら後ろの作業はかなり大変ですね。私は柄の短いカマしか持っていなかったので腰が辛くなりそうです。

作業自体に比較的余裕があったため、今回は親方さまの作業を観察する時間がとれました。親方さまは鼻歌でも歌っているのではないか、というくらいに軽々と刈払機を操作しスパスパと刈っていきます。で、親方さまの刈った後は、一瞬刈ったのかどうかわからないくらい刈り跡が綺麗です。なので自分なりに親方さまの技を分析します。その中で1つだけわかったことがあります。少なくとも地面に近いところを刈るような場合は刈払機は肩のベルトに重量を預け、手はノコ刃を安定させながら動かすだけです。なるほど、これなら手も疲れにくいだろうし一石二鳥なのだろうと。

そうこうしているうちに道中で休憩に入ります。相棒のけんちゃん含む刈払機軍団は休憩しながらもノコ刃を研ぎます。最近の林業の現場ではチップソーを使い捨てで使うケースが多いらしいのですが、ノコ刃をいい状態に保ちながら作業を進めることで作業効率のアップと余分な持ち物の削減を同時に実現しています。こういうところも職人気質ですね。
そんな中、ふと親方さまが大ぶりのカマで木を切りました。その木がこの写真。

時間が経って変形してしまいましたが、右端はカマを振り下ろしただけで綺麗な山型に木をカットしてしまいました。左側も鮮やかにカットされています。単にカマがよく切れるだけでなく、しっかりと狙いを定めて思ったところにカマを振り下ろす技術。こういうのはいったいどうやって習得するのでしょうねぇ。実務だけで身につくとは到底思えないのですが。

休憩後も淡々と仕事が進んでいます。仕事中も同行の皆さんがクリ拾いやシカの生態、さまざまな木のことなどいろいろな話しをしてくれます。まるで山のガイドをしてもらっているみたいです。そう、これは山岳ガイド研修も含んでいるといって間違いありません。

そして頂上やや手前、比較的作業がスムーズに進んだということで、私も刈払作業をさせていただけることになりました。斜面での作業のため、転ばないことを第一に考えての作業です。先ほど見た親方さまのイメージで笹を刈りますが、、、全然うまく切れません。いざ自分でやるとなるといろいろなことが気になりだし、ノコ刃が全く安定しないため、笹が虎刈り状態です。あとから掃除をする皆さんは私の刈り残しをカマで刈り取る有様。「気にしないでやってくださいね~」なんて言われてしまい余計に緊張!なのですが、中盤からちょっとだけコツがつかめてきました。ベルトで機械を安定させ、一定のスピードでノコ刃を動かしていくことで、刈り残しのようなことはなくなりました。ただやはり作業スピードが全然です。石や花を避けるようなときも余計な時間がかかってしまいます。

本当は途中で変わってもらったほうがいいか、と思っていましたがお言葉に甘えて思わず一人刈払機を振るう私、とうとう頂上まで刈りました。とはいえ私が刈ったのは親方さまが私の練習用にあえて残したところだけなのですが。。。

というわけで、当面の作業はこれで終了になりました。
長くなったので、一旦これにて終了。続きは後編で!!

2012年10月25日木曜日

瓶ヶ森登山ガイド



こないだの10月19日は、伊野の公民館活動ということで山岳ガイドの同行をしてきました。
天気は良くないとの予報でしたが、登ってみると場面場面で晴れ間が見えて、雲が逆に晴れ間の青に深みを生み出していて、とても良い雰囲気だったとおもいます。


瓶ヶ森登山口から10分ぐらい行ったらもう、見渡す限りの笹原に出てしまいます。
氷見二千石で立ち止まってみんなで景色を楽しみました。
ガイドのみさちゃんが山の簡単な説明をしてくれています。



瓶ヶ森は男山、女山と2つの山でなりますが、今回は氷見二千石を抜けて奥側の女山から登ります、今回は年配の方が多かったので比較的ゆるやかな登山道の女山を選んだようです。



女山頂上、ここでお弁当です。
思ったより寒くなく、お日様に照らされる中での昼食になりました。






お昼をすませたら、女山から男山へと尾根を歩きます、ここは楽々景色を楽しみながら。



男山頂上にて、晴れ間と出会えました、周りの山々には紅葉が見えました。
この季節は絶対におすすめです!




男山からの下りは少し急なので、気をつけながら降りていきます。
景色のいいちょっとした広場もあるので、休んでは景色を楽しみます。




そして無事みんなそろっての到着、年配のおばあちゃんたちも元気まんまんで、冗談なんかもよく飛び交っていて楽しい帰り道になりました。
前に鎌で山を這いまわって笹を刈ったので、皆歩きやすかったと言ってくれて報われた気分になりました、これからも、登山道で薮になってしまっているところは、刈っていくというような活動も平行してしていこうと思います。



おまけ・女山頂上にて記念撮影!











2012年10月23日火曜日

林業で山を楽しむ


本川は田んぼもなく、農業もほとんどありません、昔から林業がさかんで林業従事者や林業OBのおじいちゃんがほとんどを占めています。

僕は今、山岳ガイドの勉強もさせてもらっているのですが、その点でも林業の師匠と山に入って山仕事をすることはとても勉強になります。登山道のルートに詳しいだけのガイドじゃなくて、たくさんの種類の山の楽しみ方を共有できる山の案内人になれたらいいなと思います。

 神社の境内にかかる木を切る仕事で、掃除するのにホウキがない、そんな時でも師匠はあわてません、すっと薮に入っていって笹を刈って来て、それをくくるヒモがない、それでも師匠はあわてることなく笹を数本もって地面に叩きつけて潰してヒモにして、笹をくくってホウキを完成させました。そこらへんに売ってるホウキよりもいい具合です。




これはほんの一コマ、で、実際に師匠の手伝いをさせてもらっていると、どんな瞬間にも学びがあります。確かに危ないこともあるけれど、その危ない場面でも次につながる学びが確かにあります。
こないだは5メートルほどの崖から転落してしまいました、落ちる時は頭を抱えて小さいボールのように落ちて、着地は足で、という感じで上手に落ちれたと思ったのですが、誤算があって、足元の用水路が見えず足をつっこんで膝を打ってしまいました。
打ち身ですんだのが奇跡ですが、その際にも師匠は「危ない時は目を閉じたらあかん、最後まで目を開けておくこと」というアドバイスをもらい、本当にそうだなぁと納得、反省しました。


登山道の草刈りをしたのですが、山仕事の最大のご褒美はこれです、曇空の中の頂上で、しばらく経つとお天道様の気が向いたのか、雲がぱっと開けました、僕らは岩の上にいたけれど、雲が開けてはじめて自分が高いところにいることが分かり、ぐっと飛び込んできた景色に圧倒されました、紅葉の赤色も素晴らしくて、ドキドキしました。

仕事の範囲を手早く済ませ、尾根沿いの違う山にまで皆で登って行き、道中で出会う草木の話を聴き、山の生態系の話を聴く、歩いているだけでも学びの連続です。
帰りには栗の木がたくさんあって、僕が木に登って(木のぼりが上手になりました)ゆさゆさ揺らして栗の実をみんなで拾いました、皆で実をどれだけ採れるか競争したけれど、やっぱり師匠の足元にも及ばず、、、なんであんなに採れるんだ!

今の季節の山はとっても楽しい、栗にアケビにキノコととっても豊かです。
アケビも久々に食べました、猿も食べきれないくらいにあるのか、まだまだいっぱいあったので手の届く範囲で採って帰りました。以下は今回の収穫の一部。






林業というような硬い言葉とは違った柔らかい林業、そういった在り方もあるように思います。
山で仕事をして、山を楽しむ、そういう意味で今僕が参加させていただいている林業のお仕事は素晴らしい仕事だと思います。これらの楽しさを人に共有できる人になりたいと思うのでした。



2012年10月20日土曜日

げんきまつり

本日は「げんきまつり」のお手伝い。

「げんきまつり」とは本川地区唯一の小学校、長沢小学校の文化祭にあたる(と思う)お祭りであります。子供たちは昼食を作り、出し物をし、そして昔ながらの遊びを楽しみ一日を過ごします。お祭りは基本的にどなたでも参加可能で、去年は100人以上の方々が来場されたとのことです。今回私は昼食のカレー用のご飯の用意をサポートすることになりました。

さてごはん作りですが、まずは炊飯チームの子供代表の挨拶。

「男しかいないチームですががんばりましょう!」

どんだけ笑いとるつもりなが?

で、今回の炊飯はただご飯をたくのではありません。子供たちは飯ごうでご飯を炊きます。私も飯ごうを使うのなんて大学生の時以来でしたから、さっぱり何も覚えていません。しかしながらサポートの大人たち(保護者の皆様)もテキパキと作業をし、旨い具合にご飯の準備はできたのでありました。(写真なくてスミマセン)

他にカレーと豚汁が用意されているのですが、どのチームもトラブルなく作業が進んだようで、予定通り食事の準備は終了となり、子供たちの出し物の時間になります。

1・2年生はお化けめいろ、3・4年生はゲームセンター、5・6年生はタングラムです。 無論、私も参加させていただきました。まずは入り口目の前にあったタングラムから。私は「キツネの顔」に挑戦したのですが、これがまたなかなか出来ず苦戦。「簡単なもの」と言って選んでもらったのですが。。。子供たちにサポートされながらやっとのことで完成(汗;

次にお化けめいろ。

1・2年生の催し物とあってなんとも可愛らしい♪どんなお化けが出てくるのだろうか、ダンボールか何かで作った平たいお面をかぶった可愛いお化けかな?などと思い進んで行くのですが、、、げっ!ちゃんとしたマスクを被り不気味なドレス?を着たお化け、しかもちっちゃいだけに本当に不気味!(笑)最後にはお約束の脅かし(ホントに驚いた)もあってなかなかの完成度。いやぁ素晴らしい。

最後はゲームセンター。ボウリング、クイズ、輪投げ、玉入れをプレイします。こういった遊びはいくつになっても楽しめるのがイイですね。

ボウリングの案内板。どこかで聞いたことがある名前です(笑

こちらはクイズの採点風景。クイズの回答数が他のゲームのゲーム数になります。ちなみにクイズの問題は「校庭にあるウンテイの手の本数は?」など、もろローカルな問題で、問題そのものが面白い!(笑)


輪投げの様子。私はクイズ4問正解で4回投げました。

そして玉入れ。マイナス4点などキビしいポイントも(笑)

こうして全ての出し物を堪能しました。これが戦利品。新聞紙のバッグが意外に丈夫です。

しばらくして、お待たせのお昼ごはんです。



長いお昼休みを過ごしたあと、午後の開始はアトラクション、小学生全員による合唱です。たった14人ではありますが、みなさんまじめに歌い上げていました。


合唱のあと、参加者全員で昔遊び。射的と竹を使った鉄砲の工作です。射的はみんな上手に当ててましたね。




みんな楽しそうです。

みなさん知り合いの方々がほとんどということもあってか、非常にアットホームなお祭りでした。私もお手伝いだったことを忘れて楽しんでしまいました。来年もまた楽しみです。










くくり罠を作る


先日は、となり村の吾北地区の柳野で、シイタケの原木栽培を手伝わせてもらい。
その後に、イノシシのくくり罠の罠を自作することを学びに行って来ました。

本川地区では銃猟がメインですが、罠猟を学び、銃猟の迷惑にならないやり方で罠をはっていくことで、畑などの獣被害対策に貢献できるのではと考えています。吾北地区では罠猟が盛んで、その中でも僕らが教えてもらっている方は年間に30頭以上獲る方なので、僕は罠の師匠と思わせていただいています。

罠は購入すると1万円以上するようですが、自作すると、今回では2000円程度でした、また自作することでそれぞれの反省点から改良することもできるし、自分で作った罠で獲ったら感動もひとしおではないかと思います。


午前中はシイタケのほだ場にて、日光をまんべんなく原木に当てるための「天地返し」という作業を研修させていただきました、「鎧ぶせ」「合掌ぶせ」などで組んでいる原木を一度解体して天地を返してもう一度組むというなかなかの重労働。



お昼はなんと、罠の師匠が捕まえたイノシシを昼食に振る舞ってくださいました!
これ以上ない豪華さ!!
貴重なイノシシのスペアリブに皆が黙りこくって一生懸命にむさぼりつきました。
本当においしかった。

午後からは、罠の作り方講習。
ざっとひと通りの作り方を教えて頂き、それらを隊員間で協力しあって作りました。
吾北の隊員である小白さんは創る関係の仕事をしていただけに、先頭をきって僕とガクさんに指示を出していただきました、心強い味方です。


塩ビ管やワイヤー、スプリングなどを使って、いろいろな機械を罠の師匠に貸していただきながら作業を進めます。

小白さん持参のパイプカッターが大活躍、当てはめてクルッと回すだけで切れます。
塩ビ管なんてあっさり正確に切れるので便利でした。


共同の作業でチームワークができていくことが実感できました。


なんとか、終了予定時間ギリギリで完成!
この飛び出たスプリングを塩ビ管に突っ込んで、踏み板で止める、そして踏み板をイノシシが踏むと足首をワイヤーでがっしりと掴まれるという仕掛けです。
法で定められた基準がいろいろとあるので、勝手にデタラメに作ってはいけませんが、その中ではいろいろと改良できそうで、おもしろかったです。

12月に罠の免許試験があるので、絶対受かって、まずは借りている畑を獣から守ることをはじめていきたいと思います!


ワイヤーを編み込む技術というのもいろいろとあるようです。
吾北の藤倉隊員は僕らが罠を作っている間、ワイヤー編みを教えてもらっていました。
僕達もまたの機会に学びたいと思います。














2012年10月17日水曜日

鼠とキノコ


最近はブログの更新が、日々の活動の内容に全然ついていけてていない日が続き、少しは活動が忙しくなってきたのかな?と実感しています。

そこで、最近の活動を適当に選んで紹介していきたいと思います。


まずは、ハツカネズミ。ちゅう。
こちらは相棒のガクさんの家にやってきたネズミさんです。台所付近でゴソゴソ聞こえるということでガクさんが箱罠を設置、翌朝には入っていたそうです、捕まってびっくり!まさかこんなに可愛いとは。というわけでお山にこっそりと放してあげましたとさ。

ちなみに我が家は古い半壊の家を改修して半ば無理やりに居住しているので、ネズミなんて当たり前、毎晩屋根裏では大運動会が開催されています、それどころか実態はわからないけども、モモンガなんかも屋根に飛んでくるようで時たま屋根でドンッなんて聞こえてきます。
今朝はいただきものの柿がまるまる食べられていました。
こないだは、ほったらかしてた靴下をのけてみるとその下にはお米が隠されていました。
共存してみると、家の中でもなんとなく住み分けできていて、快適にどちらもがひとつ屋根の下で暮らしていけるわけです。


以前からキノコの季節に山に連れてってくれるキノコハンターの師匠について行かせてもらって見つけたキノコたちを紹介します。
キノコの世界はどこまでも奥深く、藪の中、山を奥へ奥へ進んでいくのであまりハマってしまうと抜け出せなくなってしまいそうです。それほどおもしろい!「天然のマイタケはマツタケなんかよりうまい!」という師匠の目当てはミズナラの根本に生えるマイタケ、そしてキノコ狩りの第一の基本原則は「秘密厳守!こっそり行ってこっそり帰ってくること!」ライバルを出し抜かなくてはいけません。
なので、詳しい情報はのせません。
ただひとつ言えることは、超過酷!!
山超え谷越え、目的の木を何年もかけてリサーチして、何度も見に行かなくてはいけません、キノコ師匠の山歩きの速さについていくのもやっとです。山歩きのレベルアップにはこれ以上ないものと言えるでしょう。


こちらは、山で見つけたクヌギかミズナラかコナラ(この三つの見分けがいまいちわかりませんが、天然のクヌギは本川にないらしいので、コナラかミズナラだと思います)の倒木に自生していた、天然のシイタケさんです。
かなり群生するので、見つけた時は感動!木も長くて、折れてあたりに転がってたりするので一箇所見つけると、そのへんにはたくさんのシイタケを見つけることができます。




これはブナの倒木なんかに生えてくる、ブナハリタケ。
ハリタケというだけあって裏が針のようにトゲトゲとしてる、水分をしっかり吸っていて、かなり崩れにくいしっかりしたキノコなので、採るときはぎゅっと握って水分を出してから摂ると軽くなる。
マイタケが終わる頃からムキタケなんかと出始める、ちなみにそれより少し早い時期にはムキタケによく似たツキヨタケっちゅう猛毒のキノコが生えるので注意。一個一個しっかり確認して、わかりにくいものは採らない食べない。




出た!!天然のマイタケ!!
見つけた時はみんなで小踊りしてしまいました。
本当はまだもう少しだけ大きくなるようですが、今回はこれで収穫。
採るときのメリメリッとする手応えがたまりません、どっしりと膨らんだザックを背負っての帰り道はなんとも嬉しいものです。朝3時半に起きて、山を歩き通して昼過ぎまで頑張っての帰宅、家ではぐったりでした。








少し休憩してからはお楽しみのキノコ祭り!
七輪でじっくり焼いて食べる、最高です!

これは、「マイタケ酒」少し乾燥させたマイタケを軽く炙って日本酒に漬けるとジクジクと細かな泡が出ます、そしてきゅっと飲むと、、、うん!うまい!上品な香りと、お酒がなんだかマイルドになって高級になった気がします!これはおすすめ!