今回の現場は平地での作業が多く、素人が行っても比較的安全だとのことで、相棒のけんちゃんのお師匠でもある親方さまからお声がけしていただけたのです。これはまたとない機会かもしれないのでお言葉に甘えて同行させていただきました。林業の現場についてはけんちゃんから多少のことは聞いている(詳しくはこちらをご覧ください)ので、初心者である私はできるだけ邪魔せぬよう心がけるのでありました。
さて、今回の主な作業は下の写真の左側の木々を切ることです(どの程度の情報開示が可能か確認しなかったため分かりにくいですがご容赦ください)。
この木々を倒す場所が平地なので比較的安全なのですね。通常山に入って木を切る場合は斜面に木を倒すでしょうから。そして倒した後は枝打ちと玉切りをして、掃除をします。
最初に親方さまが私にいくつかレクチャーしてくださり、その際にチェーンソーで枝打ちするところを見せていただいたのですが、何か、私が知っているものとは違う気がするのですよね。私もちょっとだけチェーンソーは使ったことがあるし、人がチェーンソーで木材を切っているところも見たことがある。でも親方さまは何というか、紙を手で切っているのですか?といった感じでサクサクと枝を切り落とすのです。いやあ、これが本物のプロの仕事なのだなあと。
で、見学といえど当然できることはお手伝いさせていただくわけですが、あくせくしているとあれよあれよと木が倒され、景色がだんだんと変わっていきます。
これは前の写真の場所からやや引いて左に寄った場所からの写真ですが、ご覧のように何本かの木が既に切れています。このような感じでどんどんと作業が進んでいき、あっという間に夕方です。私は後半かなりバテてしまっていたのですが、現場のみなさんは作業の始めと何も変わらないかのように作業を進めていました。やはり基礎体力が違うのですよね。
というわけで、きっとそれほど邪魔にならずに(と信じたい)、何とか林業の現場で一日同行させていただきました。本当はもう少し書けることがあるのですが、作業中に写真をとるのもどうかなあと思った(正直なところそんなことに気が回らなかった)ので、簡単なレポートとなります。
ちなみに、私は林業関係の仕事に就く予定はないし、山師になろうなんて思ってもいません。しかしながら今回の件をやらされたわけではありません。本川地区のような山岳地帯で生活するのであれば山師の技術をヘタでも体得することがより重要と考えるから積極的に参加させていただいたのです。
東日本大震災のとき、より早く復興したのは救援が比較的早く来たところではなく、救援などなかなか来ない田舎の村でした。そのような村は自分たちで大部分の復興を成し遂げたのです。これから私達が生きていくにあたってするべきことは何でしょうか?少なくともデモに参加することではないと思いますよ、私は。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。