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2012年9月13日木曜日

林業について


こんにちは、今日もしとしと静かな雨の本川です

今回は縁あってお手伝いさせていただいている林業のお仕事を紹介したいと思います。
僕もまだまだ素人ですが、有り難いことに、はやくもいろいろと経験させてもらうことができました。


これは「間伐」つまり木の間引きです、他の木を大きく育てるために弱っている木や曲がっている木混みいっている木などを切る作業です、常に緊張する作業で、不慣れな自分は「怪我をしないことと道具を壊さないこと」を常に意識しながらやっています。また育林と言われる仕事の中では一番やりがいのある作業ではないかと思います。



このような小径木といえども高さがあるので、隣の木なんかにひっかかってしまいます、それをどうやって山の斜面に対して横に向けて倒していくかを考えて切るのはとっても楽しいです、パタパタと上手に横倒しに倒れてくれたら嬉しくなる。





これは皆伐の後、規模の大きい林業会社が木を切って運びだした後です、架線を使って木を運び出すので大きな枝が山のように重なっています、写真は整理して植林した後ですが、この写真の前の段階で「地ごしらえ」という作業を行います、この3ヘクタールほどの面積を4人の手作業で片付けていきます、太めの枝をナタで尖らせてそれを杭にして地面に刺し、それをつっかえに枝葉を重ねて、次にする「植え付け」の作業ができるスペースを作っていきます。
もう一度言いますが、全部手作業です!昔ながらの仕事です、物思いにふけりながらひたすら体を動かす作業もいいものだと思いました。ちなみにこの現場は車で一時間、そこから一時間山を登ったところで大変でしたが、ここに6年ばかり通って山を切ったり片づけたり植えたりしてるおじいちゃんたちもいるので弱音もはけません。




これは同じ現場での「植え付け」作業です、クワで穴を空け根がくしゃっとならないようにそっと植える、失敗して枯らせたら大問題です!全部で1万本ぐらい植えないといけないので焦ってしまいますが、まだまだ未熟な僕は一本一本ていねいにしなければいけません。


こちらは僕の彼女でもあり姉弟子でもある人です、林業9年のベテランで習うことも多いですが、師匠を前にすればどっちもまだまだ修行中です。
この後ろに広がる風景!
ここで食べるお弁当は疲れを忘れさせるほどおいしく感じたのでした。
こういうところに満足を見出さなくてはやってられまへん!

たまに、こういうような作業道なんかの修復の仕事もあるようです、その場にあるものをうまく使って短い頑丈な橋を作りました。









これは、作業現場に向かう山道の途中、マムシに遭遇!
っとおもいきや、彼女と師匠がペットボトルで捕まえてしまいました。ワイルドだぜ。





















現場で弁当を食べる時も、学びの連続です、弁当を食べながら師匠がそこにあるもので鳥を捕まえる罠の作り方を教えてくれました。

















休日も山へ、家はお風呂も薪で焚くし、家の暖房も薪ストーブなので薪にする丸太をとりに来た時の様子、これは去年の冬の写真ですが、今年もやってくるであろう冬に備えてそろそろ準備しなくてはいけません。



山の仕事も多種多様だとは思いますが、少数で(師匠夫婦と僕と彼女の四人)マイペースにするこのスタイルが僕にはとっても合ってる気がします。作業は上に紹介したものだけではなく、枝打ちやつる切り、下刈りなど、たくさんの作業があり、それぞれにぜんぜん違う「慣れ」が必要なものです、毎シーズン変化する作業に適応しようと体を使っていると、自然と体が山に近づいていけてるような気がして、かけがえのない充実を感じています。

僕はまだ始まったばかりですが、山に深く入れば入るほど「見えてくるもの」があるんじゃないか。
そんな気がしてその先への好奇心をつのらせるばかりです。



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