告知


2020年9月に管理人が立ち上げた、緩い繋がりの新しい協働グループ「Enosi(四国のてっぺん事業組合)の活動はこちらのYoutubeで!」


高知県いの町地域おこし協力隊のプレゼン/資料集

 「10分でわかる地域おこし協力隊」はこちら

 「事例紹介 〜 本川地区での一年」はこちら


お知らせ

2015年3月末で管理人は任期を終えたため、更新を無期限休止します。気が向いた時に更新することがあるかもしれません。(2016/2/14)

2021年8月31日火曜日

また、「元協力隊」をやることにした(笑):Youtubeはじめました。

 さて、「元協力隊はやめる」と宣言してから4年半程経過した今、また「元協力隊」という経歴を出すことになりました。

それは「Enosi(四国のてっぺん事業組合)」という団体を始めたことに起因します。EnosiについてはぜひYoutubeのチャンネルをご覧いただきたいのですが、そこでEnosiを始めるに至る経緯など当然はなすことになるわけです。

Youtubeのチャンネルは、いわゆるユーチューバーがエンタテイメントを提供し、広告収入を得るようなものとは全く違うアプローチです。移住者の仕事や生活を飾らずに残し続ける、ドキュメントのアーカイブとして情報を発信しています。

まあ、それだけでわざわざこんなところで告知かよ!というツッコミが来るのでしょうが、この「ツッコミが来る」というところがポイント。正直、ここは何年ぶりに覗いたか忘れていたくらいの放置状態だったわけですが、どうやら毎月100アクセス程度はあるようで、地域おこし協力隊や移住に関心を持つ方がまだまだいらっしゃるということですよね。それならばこのスペースでもEnosiの紹介をしておこうか、ということです。

Enosiとは、緩い繋がりを持つ、スモールビジネスを営む人たちによる新しい協働グループです。現状では私一人が活動しているに過ぎませんが、地道に続けることで新しい芽が生まれることを期待しています。

よろしければ、チャンネル登録、フォローお願いいたします。

Enosi Channel
https://www.youtube.com/channel/UC6jZ1rWhxmtgCseANAfHGwA

Twitter
https://twitter.com/ChannelEnosi

2017年1月1日日曜日

最終回:もう「元協力隊」はやめることにした

アニメ映画『この世界の片隅に』、ご覧になりました?

戦時中の広島・呉における「普通の人々」の生活を抱いた映画ですが、これまでの戦争映画のイメージとは違い、人々の生活に重点に置かれた、まさに「新しい映画」です。映画評論家の方々をはじめ、著名人がこぞって「間違いなく映画史に残る傑作」としています。ご興味ある方は是非ご覧ください。

#「この出だしはどこかで、、、」と思ってくださった方、ありがとうございます(笑)

地域おこし協力隊を終了後、2年目のシーズンでした。去年が迷走の一年だっただけに今年は何とかせねば、という気持ちでおりました。結果として、これが去年であればまあまあ、というところでしょうか。ただし100点満点でいえば20点くらいですが。

ところで地域おこし協力隊。私の周辺自治体では若年齢化と多人数化がみられるようですが、これといって印象は何も変わりません。さらに言えば「協力隊は非協力的」ということを改めて実感させられることになりました。まあ、大した社会経験もない人たちにまともな反応を期待するほうが間違っているのだ、という結論に至ったのでした。

さらに地方創生。各都道府県の人口ビジョンと総合戦略が提出され、これからその取り組みが開始されることになるのでしょう。
地方創生カレッジでは、地域創生のビジョンやこれからの地域のあり方などについて語られています。さすがに日本の知識人たちが集まって新しいあり方を考えているとあって、さまざまな方面からの知見をもって、それは魅力的なビジョンが語られています。これだけの話しであれば、もっと広く国民に語られるべきでは、と思ったりもします。しかし何かおかしい。少なくとも私には全く入ってきません。そこにはどこか傲慢を感じるのです。俺たちが理想的なあり方を考えたから、お前らその通りに生活しろよ、と。国家事業がビジョンをもとにあることは望ましいことでしょうが、とはいえ、そんなビジョンがそのまま実現されたことなど、国家の歴史上あったことがあるのでしょうか?

地方創生のような国家レベルで検討されていることと、実際に日々の生活を送る人たちの間には恐らく埋めることは不可能と思われるほどの溝があります。一億二千万人の人口をもつ日本だけに、国家から庶民まで同じベクトルを向いて取り組んでいくなどありえないのは当然ですが、そもそも次元が違う話しなのではないか、とさえ考えてしまいます。

『この世界の片隅に』では、戦時中の生活が描かれていますが、そこに描かれたものは戦争に対する印象ではなく、庶民にとっては戦争ですら単なる「今の環境」でしかない、というものです。国家がどうしているか、など関係ないのです。ただ、今ある環境の中でどうやって生きていくか。これしかありません。
これは結局のところ地方創生でも同じことです。国家がどう考えようが、地域の人は今生きるための選択をしながら生活するだけのことです。使えるものは使い、ダメなものは使わなければいい。これが一般庶民の生き方です。地域おこし協力隊も好きなように使えばいい。ただ給料をもらうために渡り歩く、高校の文化祭レベルのイベントをやって自己顕示欲を満たす、感動的なストーリーに自分を載せて承認欲求を満たす、好きなように使えばいい。地方創生ではそれらの良し悪しなど考えずに、ただ移住定住効果を計測するだけなのだから。

ということで、ここに1つの結論が下りました。

俺たちに地方創生は関係ない

「本川さいこー」というブログ名は、再考し再興して最高に、といった意味を込めてつけたものですが、実際の現場を知れば、こんなものは戯言でしかなかったと、半年もしないうちに気づきました。そして今、元地域おこし協力隊であることなど何の関係もない、という結論に至りました。したがって、ここへの日記投稿はこれで最後になります。ここに訪問くださった方々に感謝の意を添えつつ、最終回を締めさせていただきます。

2016年2月14日日曜日

協力隊任期終了後一年弱、改めて協力隊をぼんやり眺めてみる

TBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』、ご覧になりました?


立川談春が立川流入門からその後の苦悩を描いたドラマですが、私には「百年に一人の天才」立川談志を描いた物語のように見えましたね。たまたまテレビがあるところにいて、たまたまチャンネルを変えたら放送していたのですが、久しぶりに印象的で最後まで見てしまいました。主演の嵐・二宮和也氏も舞台挨拶で「見ないヤツだけが損すればいい」と言い放ったそうで。まだ何かしらの方法で見れるはずなので、見ていない方はぜひご覧ください。

さて、地域おこし協力隊の任期を終え、はや10ヶ月半ばかり経ちました。去年はまさに迷走の年となってしまいました。現在は某所で出稼ぎをしており、3月に地元へ戻り本業に集中することにしています。今年こそ迷走でなく「動いたな」という年にしなければなりません。

それはさておき、地域おこし協力隊。
国は地方創生を掲げ、総務省は隊員を2020年までに4,000人に増員するとの目標をたて、なかなかの「移住ブーム」の様相を呈しているようにみえます。実際、去年12月に高知県への移住を促進するためのイベントを手伝ってきたのですが、想定外の来客で資料がなくなってしまうほどでした。

受け入れ側は相変わらずのノープラン状態が多いように見受けられますが、質が悪いのが、見せかけだけコンセプチュアルで中身が空っぽ、というものですね。どこの自治体とは言いませんが、あまりにもデタラメで無責任な集め方してませんかね?そんなんだったらまだノープランのほうがマシですよ。

現役隊員については、相変わらず群れたがる烏合の衆と、着実に地固めをして任期終了を迎えようとする人とが二分されているのでしょうね。まあ、まだ社会的な判断をする知見をほとんど持たない20代の若者が雰囲気だけで協力隊に乗ってしまうのも仕方ないことなのでしょうが。そんなことなら都市部で就職して比較的良いビジネス環境で自力をつけてから、と思うわけですが、都市部で働いたからといって力がつく、というわけでもないですからねぇ。。。

今こうして協力隊を終え、本川に居を構えようとしている身分からすれば、地域おこし協力隊には本当にリアルを感じられないですね。もちろん現実を踏まえて地道に取り組んでいる人たちもそれなりにいることは知っていますが、多くはデタラメな制度に雰囲気だけで乗っかり、現実を見つめることができずに集まって管を巻き、そのまま任期を終えていくのでしょう。

『赤めだか』における、立川談志の以下のセリフが印象に残ります。
現実は正解なんだ。時代が悪いの世の中が悪いのと言ったところで状況は何もかわらない。現実は事実だ。その現状を理解し分析しろ。
そこには必ずなぜそうなったかという原因がある。それが認識できたら後は行動すればいいんだ。
そういう状況判断もできないような奴を俺の基準で馬鹿という。
軽い気持ち(という自覚もないのかもしれませんが)で協力隊に応募する人が後を絶たないようです。まずは自分の周りの現実を振り返ることをしませんか?

最後に、現実を知るための参考になる書籍を紹介して終わります。

ジェイン ジェイコブズ『発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学』 ちくま学芸文庫

エンリコ モレッティ『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』 プレジデント社

2015年2月5日木曜日

平成27年度いの町地域おこし協力隊の募集に関する質問を受け付けます

平成27年度の地域おこし協力隊の募集がいの町で公示されました。

ラベル「特集:移住/定住」とした特集記事は、これに応募する方への参考資料にしていただく意味合いがとても大きいもので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

私が地域おこし協力隊に応募した時のことを思い出すと、応募する地域に関する情報収集がとても難しく、はっきり言ってしまえばほとんど何もわからないままその地域への応募をすることになりました。これは全国的に有名な地域でもない限り、ほとんどの自治体ではその地域の情報を充分に発信できていないのが現状だと思われます。そこで私が考えたのが特集記事と「質問」です。

というわけで、今回の募集に興味がある方々の質問を受け付けたいと思います。活動や生活についてわからないことがあれば質問ください。それに際しては、以下の内容を了解した上でお願いします。

  • ラベル「特集:移住/定住」には必ず目を通してください。特集記事に書いてある内容そのものについては原則回答しません。
  • 募集内容の詳細や選考に関する問い合わせはいの町役場本川総合支所へお願いします。そもそも私は募集や選考には全く関与しておりません。
  • 質問の内容と回答については公開されるものだと思ってください。個人情報を公開することはありませんが、逆に言えば、メールアドレス以外の個人情報などは極力控えてください(無記名で構いません)。
  • 私も役場に席を置く人間である以上、情報開示にはそれなりの制約があります。これについて、ご理解とご容赦をお願いします。
質問は、
 hongawasaiko[あっとまーく]gmail.com
 ([あっとまーく]は@に置き換えください)
にメールをください。


以上

2014年8月19日火曜日

地域おこし協力隊と移住促進について真面目に考え(ry

この4月から無期限更新停止としていましたが、今日は反応せざるを得ない事件がおきました。なんと高知新聞の一面に『県内 地域おこし隊7割定住』という記事が出たのです。


何故こんな話題が一面に、、、という話しはともかく、内容をみれば、高知県における地域おこし協力隊の定住率は全国平均(58%)より高く、移住促進に有効なので、今後も受け入れを拡大していくとのこと。また総務省は現在の3倍まで隊員を増やす方針のようです。

で、この記事を読んでいろいろと疑問が浮かんできたわけです。例えば、以下の通り。

・「定住」とは何?協力隊終了後、たかだか1年ばかり住民票が残って入ればそれで定住なの?その人たちがどのくらい住み続ければ成功したことになるの?

・本当に移住促進に有効なの?NTTデータ経営研究所の調査によれば、U/Iターン移住者のうち地域おこし協力隊がきっかけとなったものはたったの0.8%。多く見積もったとしてせいぜい数%程度の移住者を呼ぶのに一人頭1千万円以上使うような事業が他の事業より有効と言える?根拠は?

・JOINのサイトで地域おこし協力隊の募集状況をみると再募集も散見され、既に需要過多な印象を受けるが、そんな状況で本当に3倍も増やせるの?

ということで、本記事のほうは他にもツッコミどころ満載なのですが、疑問について検証しようなんて考えたらそれなりに面倒なのでやりません。というか、繰り返しになりますが、なんでこの記事を一面にしたのでしょうね?まあ全国紙を見てもこぞって一面にあげるようなニュースがなかったようなので、消極的に選択されたのかもしれませんが。。。

2014年3月31日月曜日

小学校の卒業式 Second Season

記事は遅れましたが、卒業式のシーズンがやってまいりました。
今年も去年に続き、卒業式に参加させていただきましたので、簡単に報告します。

今年度の卒業生は1人です。ちなみに去年は4人でした。

さて、会場へ向かうと去年同様、はり絵のお迎えです。毎年新しく作り替えているようで、手の混んだ趣向となっています。

パンフレットや記念(品)の数々。


卒業式は通過儀礼で、毎年毎年同じように淡々と繰り返されていくものです。したがって、おおよその流れは去年と同じなので割愛します。違いはスライドを見せるタイミングが変わったことと、英語を入れたスピーチがなかったことくらいでしょうか。

式は適度な緊張感の中、淡々と進みます。校長先生や来賓の方々の祝辞、生徒によるスピーチと合唱、と進んでいきます。生徒同士のスピーチや合唱になると先生方も感情が込み上げてきます。私も合唱の頃には釣られて感情的になっていたように思います。こういった節目のイベントは、自分を振り返る契機となるのですね。

そしてフィナーレ。

ということで、前回にも増して淡白な紹介となってしまいましたが、去年と比べても写真をとるゲストが少なく、写真をとるタイミングがなかなか出来なかったこともあるので、どうかご容赦ください。

最後に今回も卒業生に小林秀夫の言葉を送りたいと思います。前回と同じ言葉になりますが、非常に重要な示唆に富んだ言葉で、節目にはぴったりなので。
人は様々な可能性を抱いてこの世に生まれて来る。彼は科学者にもなれたろう、軍人にもなれたろう、小説家にもなれたろう、然し彼は彼以外のものにはなれなかった。これは驚く可き事実である。

2014年3月19日水曜日

平成26年度いの町地域おこし協力隊の募集に関する質問を受け付けます

平成26年度の地域おこし協力隊の募集がいの町で公示されました。

ネタばらしをすれば、去年からラベル「特集:移住/定住」とした特集記事は、これに応募する方への参考資料にしていただく意味合いがとても大きいものでした。

私が地域おこし協力隊に応募した時のことを思い出すと、応募する地域に関する情報収集がとても難しく、はっきり言ってしまえばほとんど何もわからないままその地域への応募をすることになりました。これは全国的に有名な地域でもない限り、ほとんどの自治体ではその地域の情報を充分に発信できていないのが現状だと思われます。そこで私が考えたのが特集記事と「質問」です。

というわけで、今回の募集に興味がある方々の質問を受け付けたいと思います。活動や生活についてわからないことがあれば質問ください。それに際しては、以下の内容を了解した上でお願いします。

  • ラベル「特集:移住/定住」には必ず目を通してください。特集記事に書いてある内容そのものについては原則回答しません。
  • 募集内容の詳細や選考に関する問い合わせはいの町役場本川総合支所へお願いします。そもそも私は募集や選考には全く関与しておりません。
  • 質問の内容と回答については公開されるものだと思ってください。個人情報を公開することはありませんが、逆に言えば、メールアドレス以外の個人情報などは極力控えてください(無記名で構いません)。
  • 私も役場に席を置く人間である以上、情報開示にはそれなりの制約があります。これについて、ご理解とご容赦をお願いします。
質問は、
 hongawasaiko[あっとまーく]gmail.com
 ([あっとまーく]は@に置き換えください)
にメールをください。


以上

2014年3月12日水曜日

地域おこし協力隊の相談に答えてみた

最近、本当に本川の話題が少なくて申し訳ないのですが、某MLに協力隊からの相談が流されまして、先日「地域おこし協力隊の不思議」について語ってきた流れと関連しているので取り上げてみます。

相談内容について、趣旨と思われるところだけ引用します。
<<省略>>その観光が主な産業の地域です。それなりに観光客は訪れますが、観光と地域コミュニティ、あるいはほかの地域産業との関わりは希薄で、<<中略>>地域の結束も厳しい現状があります。どのようにして地域づくりのための観光、住民の融和をはかっていくかが課題と捉え活動しています。市行政や受入団体のサポートも十分ではなく、皆さんのお知恵やヒントを頂ければと思っております。
住民含むコミュニティ同士仲良くして今以上に観光を盛り上げたいけどどうしたらいいの?という趣旨でしょうか。ここでは「住民の融和」というところにスポットを当てて私なりに回答します。

まず、本音は最後に書きます、ということを先にお伝えしておきます。

さて、コミュニティ同士の不仲を改善していくなんてことはおいそれと出来るようなものではないと思います。嫁姑問題のアドバイスをする人は「全治五年」みたいなことを言ったりするらしいですからね。息の長い取り組みになる、ということを大前提にして、私の知識と経験でのことを以下に並べます。

  • とにかくコミュニケーションをとる
    それぞれにはそれぞれの立場があるわけで、それを知らずに間に入るなど出来るわけがありません。それぞれの話を粘り強く話を聞き、とことん打ち解けあってこそ次のステップ(コミュニティ同士の対話)が成立します。「お前が言うなら」と言われるくらいにならなければ、なんで嫌いな人達と対話しようなどと思うのでしょうか?
  • 「曲者」と仲良くする
    私の(直属ではない)上司が、ビジネスコンサルティングの現場では「嫌いなヤツ」ほど仲良くする、ということを言っていました。癖のある人って付き合いにくいですが、話しを聞けば志が高いことも多いと思います。まずそういう人と仲良くなり、誤解を解いていくことで他の人同士の誤解も解けていきます。最終的には、そういう曲者は強い味方になってくれるそうです。
  • 「やりたくないこと」をやる
    上の2つもそうですが、「そんなこと大変だし嫌だ」と思いませんか?コミュニティ同士で仲良くするならばどんな形であれ交流を深めていくしかないのですが、そのために出来ることなんてたくさん思いつくと思います。その中から「やりたくないこと」を抽出して、それをやればいい。自分がやりなくないことは他の人もやりたくないもの。それを誰もやらないから変わらないのですよね?
ということで、これが相談内容についての直接的な回答でしたが、ここからが私からの本音です。

まず最初に問いたいのは「本当にそれが必要なのですか?」ということ。詳しくは先日のエントリに譲りますが、「観光でこれだけのことができれば、これだけ豊かになれる、そのためには住民の融和が必要だ」といった具体性のある話しがでなければ何のためなのかわからないし、活動の振り返りもできません。仲良くないことを逆手にとることだって考えられるはず。

それでも住民の融和が第一だ、という結論になったとしたら「そんなものはおやめなさい」としか言いようがないですね。そもそも「みんな仲良く」が最初にあった地域活性化の事例ってどれだけあるのでしょうか?少なくとも私は知りません。お役人さんが大好きな徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」も最初はほとんど誰も賛同しなかったのですから。

まあ、秋野豊になるくらいの覚悟ならば話は別ですが。

2014年3月2日日曜日

続・地域おこしの不思議?を本気で語ってみた

先日のエントリにて、他所の協力隊員が書くブログのエントリを交えて話しましたが、紹介のブログ主に丁寧なコメントを頂戴しました。それを拝見し、もう少し書いておこう、という気分になったので書き残そうと思います。この手の話しは基本的に事例紹介の動画で扱っていますが、一度くらいブログエントリの中に残してもいいかなあ、と。

さて、このブログの訪問者は大半がJOINのブログから来られる方です。私はJOINのブログのプロフィールに「地域おこし協力隊員へ応募を考えている方へ一言」というところがあるので、そこに「地域おこしって何でしょう?」と書いています。もしかしたら見てくださった方もいるかと思いますが、私がここに書いておこうと思うことは、まさにこのことです。

私が地域おこし協力隊となって最初に立てた仮説で、まさにその通りだと思ったことがあります。それは、「地域活性化の取り組みは、達成する命題がないのに具体的なアクションだけが存在し、その評価が積み上げられず、似たようなことを繰り返す」というものです。さて、協力隊のみなさん、これを聞いて、自分たちの地域の活動を見つめてみてください。目に見える目標に向かって取り組みがされ、その結果を反省して次に活かす、ということが繰り返し行われているでしょうか?ほとんどの地域では「NO」ではないでしょうか?

地域活性化の取り組みついて、その目的としてよく使われるワードは「活気」「笑顔」「幸福」などの抽象的なものがほとんどだと思います。しかし、それを達成するために何をするか?などと考えても有効な施策が出るわけがありません。それは上記のようなあいまいなワードを満たすための条件は人によって大きく異なるからです。
分かりやすいのは「幸福」ですよね。とにかくお金を稼いで贅沢な暮らしがしたい、リーダーシップを発揮して周囲から尊敬されたい、家族が幸せを感じてくれればそれだけで良い。世界一たくましく強い人間になりたい。自給自足で浮世離れした生活がしたい。もしこれらがそれぞれの幸福の条件だとしたら、こんなことが全て達成できるような施策があるでしょうか?それにも関わらず、地域活性化の取り組みは常に行われ、「活気」「笑顔」「幸福」などの言葉で成果があったかのように扱われます。そしてそれらは人口減、少子高齢化などに良い影響を与えることなく延々と取り組まれます。このような調子で目新しいことをやったところで、何かが変わる、と本当に思いますか?
私はこのような取り組みを「宝くじ戦略」と命名しています。特に使い道なんてないのに何となくお金がたくさんあると幸せだと考える人が、買わなければ決して当たらないからと自分に言い聞かせ「奇跡」を待ち続けます。もちろん、宝くじはもっと深い遊び方もできるでしょうし、個人が楽しむものですから、買うも買わないも個人次第なのですが、地域活性化は公金を投入して行われるものです。にもかかわらず、目標をあいまいにしたまま取り組まれて奇跡を待つ、これが本当にあるべき地域活性化の取り組みですか?

私が知っている地域活性化の取り組みの中で、高く評価できる事例は一つしかありません(もっとも、私はそれほど事例を知りませんが)。それは長野県下條村です。ここはすごいですよ〜。人口4000人ほどの村にも関わらず、2011年の合計特殊出生率は県下最高の1.92人。全国平均が1.39人ですから段違いです。下條村の取り組みは一言で言えば「トップダウン」。民間企業の社長だった方が村長となり役場改革を行なって出生率アップを達成しました。「若者よそ者ばか者」なんて世界観とは全く別物。地域活性化でよく言われるワードなどとは大した相関がないことは想像に容易いと思います。人口減と少子高齢化対策という具体的な命題に対して施策を行い達成した稀有な事例だと認識しています(※下條村については下記参照のこと)。

というわけで長々と書きましたが、協力隊の方々がこのエントリを読んでもピンと来ない人のほうが多いのでしょう。ご自身の活動を否定されていると思われるかもしれません。しかし、本当に地域活性化に取り組む心構えがあるならば、これは避けて通れない課題のはずです。

さて、あなたは「奇跡」を待ち続けますか?問題を見つめ直しますか?それとも。。。

※記
長野県下條村に関するリンクです。

2014年2月28日金曜日

原木マイタケ栽培にチャレンジ!!する様子をちょっとだけ見てきた

以前、けんちゃんや私に天然マイタケの魅力をこれでもか!というほど語ってくれた、マイタケとアメゴをこよなく愛する地元の方が原木マイタケの栽培を試してみることのことで、その様子をちょっとだけ見物してきました。

雪国まいたけを始め、菌床栽培のマイタケがスーパーなどに並ぶようなって久しいですが、しいたけと同じように菌床栽培で作られたマイタケは原木栽培のものとは別物と言っていいほど違います。マイタケの菌は雑菌に弱く栽培はとても難しいのですが、最近は徐々に栽培技術が確立してきており、一般人でもやれないことはないレベルになってきているようです。

原木まいたけの栽培の流れは大雑把に
1.原木の玉切り
2.原木の消毒
3.植菌、保管
4.埋設
となりますが、今回は原木の消毒の様子です。

原木の消毒ですが、当然ながら高級な設備があるわけではないので、ドラム缶に湯を沸かして煮沸消毒します。


U字ブロックで通風口を作った特性のかまどでお湯を沸かしています。この時点ではまだ火をおこしたばかりで、沸騰には程遠い状態でした。


非常に見難いですが、玉切りされたクヌギがのんびり湯に浸かっています(笑


裏側には煙突代わりの通風口を作って空気を抜けやすくしています。

で、火が安定し始めたときに、あるおんちゃんが「火があるんだから焼き芋したらえいろう」と言いました。するとどこからともなくさつまいもがやってきて、この通風口から中に放り込まれました。

そうこうしているうちに、別のおんちゃんが「湯が湧いたらお燗したらえいろう」と言いました。するとどこからともなく日本酒がやってきました。


次に「お神酒だ、お神酒」という話しになり、どこからともなく竹がやってきました。


竹の水筒に注がれたお酒が温められています。

地元のおんちゃんたち、みなさん退屈を知らないようです。

って、何の話だったっけ?(笑

2014年2月21日金曜日

地域おこしの不思議?を本気で語ってみた【ゼロベース思考】

今月は予定が2件リスケジュールされたためブログネタに困っていました。なので刺激を得るために普段はあまり見ない他所の地域おこし協力隊のブログを何となく見ていました。

そこでふと目についたこちらのエントリ。

何やら「地域おこし協力隊ステップアップ研修」なる会合があったそうで、その中で影響を受けたことについて書かれています。内容そのものは個人の心境を綴ったもので、隊員として悩みつつ今を過ごそうとするブログ主の真摯な姿勢が伺われます。

が、その中に、どうしても看過できない一節がありました。それを引用します。
「若者・ばかもの・よそ者」より欲しい人材はいないのか?
町おこしは「地域の人が主役」であるべきなのか?
6次産業化って本当はものすごくリスクが高くないか?
協働の地域づくりは幸福なのか?
上の4つの言葉、地域おこし業界?では絶対的に信じられている言葉(※実証されているのは確か)地域おこし業界?では頻繁に出てくるキーワード(※実際に6次産業化などで注目を浴びている地域もある)(注:2014/02/24に訂正が入るが、要旨に影響することではないので以降は訂正しません)に対して、それよりもっと最適な、最善な方法や考え方はないかと考えてみる、という非主流の考え方。


な、なんだってーーーーーーーーっ!!




もはや私はキバヤシ状態です。6次産業化を除けば、少なくとも私が「ステレオタイプ的に繰り返される空虚なワード」と判断しているものばかりだし、(現状の)6次産業化のナンセンスも年明けのエントリで語ったばかり。でもそれが「絶対的で実証されいてる」とされているのです。

ゼロベース思考というスキルがあります。文字通り、ベースをゼロにして考える思考法ですが、問題解決にあたるような職業においては聞いたことがない人はいない、と言っても過言ではないほどベーシックなものです。この思考法がベーシックであるということは、逆に言えば常識の類も意外と根拠に乏しいまま語られていることが多い、ということでもあるわけです。でも引用では、地域おこし業界?ではゼロベース思考は「非主流」だと語られています。これはもうカルチャーショックです。でも「絶対的で実証されている」とまで書かれているのであれば、同様に考えている人はきっと多数派なのでしょう。以前、四国の協力隊が集まって開かれたワークショップでも同じような印象でしたしね。

しかし、一体誰が根も葉もないことを絶対的教義にしているんでしょうね?ちょっと呼んでこいや!?とか思ってしまいます。こういった妙な環境でやっていかなければいけない地域おこし協力隊は大変ですね。この制度は将来ある人材の生殺しなんじゃないか?などと本気で思ってしまいました。

2014年2月18日火曜日

氷室の氷詰め【氷室まつり】

2/2(日)に氷室の氷詰めが行われました。

氷室の氷詰めとは、本川で毎年7月に開催される氷室まつりで使われる氷を手箱山にある氷室に貯蔵する作業で、登山愛好家のイベントとして毎年2月に開催されています。そもそも氷室まつりは、藩政時代に手箱山の氷室に貯蔵した氷を夏に土佐藩主に献上したという言い伝えを再現したものなので、この氷が用意されなければ始まりません。ということで、この氷詰めの様子をお伝えします。

が、しかし、当日登る予定出会った私はこの10日前ほどから風邪をこじらせてしまい、片道三時間を山登りし、さらに氷の運搬などという大変な作業に従事できるはずもなく、欠席させていただいたのでした。。。というわけで、参加された方々から拝借した写真をいくつか掲載し、簡単にコメントしたいと思います。氷詰めの様子については観光協会のブログをご覧ください。

まずはスタート地点から間もなく登場する吊り橋。去年の暴風雨で大破してしまったのですが、新たにかけ直されていたようです。今回は浅瀬を渡るのでは?と思っていましたが、参加者の方々も一安心だったことでしょう。

氷室までは約3時間の登山、その後で近くの谷に降りて氷を運びます。見ての通り、かなり大変な作業です。


協力隊の同志だったけんちゃんと奥さんのみさちゃんもはりきってますね。

これが氷室で振舞われるしし鍋。厳寒の中食べるしし鍋は最高だそうです。私も来年こそ食べたいものです。

というわけで、肝心の氷詰めの様子がないのですが、詳しくは繰り返しになりますが観光協会のブログをご覧ください。

というわけで、イベントの様子はあまりページビューが伸びないので今回はこの辺で(笑

2014年2月4日火曜日

氷柱コレクション Second Season

昨年度も話題にしましたが私の通勤路(徒歩)にはたくさんの氷柱ができます。この冬は昨冬に比べると寒暖の差が激しい日が続いたせいか、いい感じに成長した氷柱があまり見られないのですが、12月の間に撮った写真を公開したいと思います。

まずは普通に細い氷柱の群。

特徴的なカーブを描いたまま地面まで届いています。

これも細長い氷柱の群。少しずつ溶けながら伸びていったのでしょうか?

毎度おなじみ?の人の足のような氷柱。これは昨シーズンと比べてもあまり芸術的ではありません。。。

これはなんてことない一本の氷柱のように見えます。

が、上から見ると、上部がどこにも接してないことがわかります。どうしてこのような形になったのでしょうか?別に下に刺さっているわけではないですよ。もちろん接地はしていますが。

 少し見にくいですが、氷柱の重みで枝の角度が変わり、きれいな形に広がっています。

笹と氷柱のコラボレーション。

なぜかほぼ同じ幅に凹凸ができています。洗濯できそう。

これは今後次第で太い氷柱に成長するのでは?と期待させましたが、すぐ溶けてしまいました。。。

今シーズン見た中ではもっとも長い氷柱。一メートル以上ありました。

枝に伝って綺麗なカーブを描きました。

宝石の置物のようになった氷柱。RPGのダンジョンに出てくるスイッチってこんな形のものが結構あるように思いますが、いかがでしょう?

というわけで、みなさま、氷柱があるようなところを歩くときにはくれぐれも頭上に気をつけてくださいね。

2014年1月20日月曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 目次

定住を目指して本川にやってきて二年目になり、協力隊の任期を考慮すれば、そろそろ将来の生活の糧を得る方法を固めていくべき時期なのでしょう。もちろん私も思うところはあるわけですが、一度今の自分の立場を離れ、本川はどういうところなのかを客観視すべく、定住に関わりそうな情報を自分なりに整理してみることにしました。

ということで、本川での定住に関わる情報と考察を仕事編、住居編、生活編、番外編に分けてまとめていきます。以下に目次を作成しましたが、適宜修正をしながら少しずつ各項をアップしていこうと思います。

※リンクの項から該当ページへ移動できます。

■仕事編
  • 地場産業
  • 地場産業を超えて
    • 非営利団体/法人/組織
      • 公務員
      • 各種団体など
    • 近隣都市(西条市など)への就職
■住居編
  • 概要
  • 賃貸:公営住宅
  • 賃貸:一軒家/平屋
  • 購入
  • 概要
  • 気候
  • ライフライン/公共機関
    • 電気/ガス/水道
    • 交通網
    • 医療機関
    • 郵便
    • インターネット
  • 買い物関連
    • 地区内
    • 地区外
  • 地域イベント

2014年1月17日金曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 番外編:オススメするライフスタイル

本川での定住についていろいろと情報を羅列してきましたが、本川の特性に合ったライフスタイルは何か?と改めて考えれば、やはり林業を主にした「百姓」ではないでしょうか。
林業の繁茂期に頑張って仕事をこなし、余った木を薪や炭や道具の材料に利用する。畑を耕し食料の足しにして余りは直売所などで捌く。冬場は狩猟で肉を、春先に山菜を蓄える。観光シーズンには山岳ガイドとして訪問者を楽しませ、休日は薬草で体を整えつつ、山、森、川と戯れる。必要に応じて町に出て買い物などをする。収入は必ずしも多くはないが、本川の魅力を存分に堪能できるライフスタイルだと思います。

しかしながら、百姓として一人前になるにはそれ相当の時間が必要です。多種多様なスキルを身につけなければならないので、都会で生まれ育ち、仕事では主に机の上に向かってきた方々にはなかなかハードルが高いのも事実です。

そこでもう少し現実に即した形で本川でのライフスタイルを仕事中心の視点でオススメしたいと思います。
  • 林業従事者として生計を立てる
    本川でもっとも就業の門戸が広いと考えられるのが林業です。本川の事業者が人材募集しているケースもありますし、各種支援制度(地域おこし協力隊も選択肢の1つ)を上手に利用して林業の仕事を覚えていくことも可能です(過去の実績あり)。就業先は本川に関わらず周辺地域も視野に入れることができます(実際に、本山町の地域おこし協力隊でいの町吾北地区に就業している方もいます)。
    一人前以上のスキルを身に付ければ上記したような本川の魅力を満喫できるようなライフスタイルも実現可能かと思います。
  • 愛媛県西条市など、近隣の市街地で営業する企業に就職する
    1時間以下の時間で通勤可能な西条市で就業することは、自然に囲まれた中に居を構えながら都市部と変わらない仕事をしたい方々にとっては賢明な選択肢ではないかと思います。
    日々の買い物も通勤のついでにできるし、保育所を上手に使えば夫婦で西条へ出てフルタイム就業することも不可能ではないはずです(この場合、本川の保育所は終了が早いので現状ではNGですが)。そして山の生活に徐々に馴染んでいけば、本川の生活を満喫することができるでしょう。
ここに挙げた他にも、公務員や非営利法人などの団体へ就くことも選択しとしてはないわけではないと思います。観光絡みでは企画力と行動力があれば実現可能なこともあるかと思います。タイミングと能力があれば地元の土建関係の会社に就職する可能性もあるかと思いますが、ある程度の信頼関係を構築した上でなければ難しいかと思います。

個人的には他にもいくつかの可能性が示唆されますが、かなりのギャンブルになるものが多いです。キーワードを挙げると薬草、釣り、ロングトレイル、木工などの細工、碁石茶などが挙げられます。ということで、上記に挙げた2つをオススメとし、特集の〆とさせていただきます。


番外編:筆者が感じる地域コミュニケーションはこちら。
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2014年1月10日金曜日

冬山散歩を比較的安全に楽しめるチャンス!2月2日(日) 氷室の氷詰め!!【PR】

本川地区では7月に氷室まつりが開催されます。

氷室まつりでは高知県最高峰の手箱山に設置された氷室(氷の格納庫)にある氷を、登山隊がイベント会場まで運びます。今回の氷詰めは当日下ろす氷を準備するためのもので、氷室付近にある氷を氷室へ格納する作業を行います。
イベントの様子はGoogleなどの検索エンジンで「氷室まつり 氷詰め」などと検索すると、個人の方などのブログで確認することができます。

このイベントは参加費無料(前夜祭参加者は別途費用あり)で、毎年大勢の参加者でにぎわいます。地元で何年もこのイベントを支えてきたベテランから散歩好きなビギナーまで幅広い層の参加者とともに冬山トレッキングを体験してみませんか?

ご興味のある方は下のURLを参照いただき、いの町役場本川総合支所産業建設課(088-869-2115)までご連絡ください。
http://inofan.jp/cgi-bin/information.cgi?info=00#201401071

1/24(金)締め切りです!

それでは、たくさんの応募をお待ちしております!

2014年1月9日木曜日

本川での定住を真剣に考える ~ 生活編:地域イベント

本川地区で開催されている比較的大きな行事を月ごとの一覧です。現状で私が把握しているもののみにつき、抜けがあるかもしれませんがご了承ください(随時更新予定)。行事名のみでその紹介などはしていませんが、いくつかについては紹介記事へのリンクを貼っています。


1月
 なし
 
2月
 氷室まつり:氷詰め登山(手箱山氷室):紹介記事(衆議院議員 中谷元先生のホームページ)

3月
 なし 

4月
 お花見(地域ごと)

5月
 アメゴ釣り大会:紹介記事(よさこいネット)

6月
 氷室まつりPR/山野草販売

7月
 氷室まつり:紹介記事(よさこいネット)

8月
 吉野川源流祭り:紹介記事(拙ブログ)

9月
 四国のてっぺん酸欠マラソン:紹介記事(よさこいネット)
 合同運動会(小中学校)

10月
 敬老会(地域ごと)
 本川地区運動会:紹介記事(拙ブログ)
 げんきまつり(小学校の文化祭):紹介記事(拙ブログ)

11月
 本川神祭(本川神楽)(地域ごと):紹介記事(文化庁国指定文化財等データベース)
 本川産業文化福祉まつり

12月
 なし



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2014年1月4日土曜日

【101回記念(笑)】本気で自分とその周辺の将来を考えてみた

新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

さて、このブログ用の記事は現在のところ2件の公開待ち記事(特集記事)が2本あるのですが、新年早々無機質な記事をアップするのも何となく気が引けるので、今回も本音っぽいところを少し話したいと思います。ゆえに今回も本川の記事ではないです、ゴメンナサイ。

この正月は年賀状のお返し作成で生来のマヌケぶりを出してしまい奔走していたのですが、それ以外ではのんびりと事業計画のための資料作りをしていました。ある食品関係の事業計画を大雑把なチャートにして、そのフェーズ毎の主なアウトプットを書き出していたのですが、作業をしていると、それらを具体化した場合にどのような状況になるのか、ということが思い浮かんできます。そうすると食品産業を始めることはとても大きなハードルがあることがわかります。その最たるものが食品衛生に関わる各種規制で、設備投資が必要になる項目です。長くなるので詳細は省きますが、食品業を営もうとすればほぼ確実に加工場と冷蔵/冷凍設備の必要性の話しが出てきます。どれもそれなりの設備投資をしなければならないので、リスクを避けて小さいレベルで始めることがとても難しいのです(実際のところは近いうちに保健所から話しを聞いてくるつもりですが)。

本川のような平地が少ない地域ではそもそも取り扱う食材の生産量が少ないため、地場産物の食品を利用するのならば当然その規模は小さくなります。したがって、新しい商品を始めるとしても必然的にその規模は小さくなります。それでも高級品を生産/販売すれば活路を見いだせるわけですが、やはり設備投資に大きなリスクを伴うことには変わりありません。そこで出てくるのがいわゆる「補助金」。高知県では産業振興計画や中山間地域対策として各種補助金が用意されており、食の六次産業化と称して生産から販売までを一挙に手がける事業を補助金とセットで後押しする流れが出来上がっています。さて、ではこれらの補助金は何に使われるのか、言わずもがなその立ち上げに必要な設備と、専門家と称するコンサルタントの類へのフィーなのです。つまり、地場産業の活性化で確実に儲けることができるのは設備屋とコンサルタントなんですよね、地場産業の結果とは関係なく。しかもこの流れは基本的に不特定多数に商品を提供しようとすることが前提になっていると思われます。そうすると、ライバルは自然とイオンやセブン-イレブンになるわけです。これらのライバルと戦うなんてこと、簡単に出来ると思いますか?つまり、補助金を使ったところで各種の「縛り」を受ける上、困難な事業を強いられることになります。

こんな風に考えてしまうと地域活性化というお題目に乗った地場産業なんて本当にバカバカしくなってきます。小さくやれば採算がとれない、大きくやろうとすれば周辺の金儲け主義者(とは言い過ぎと思うが)に踊らされ、難しい市場での競争を強いられるのですから。

このように周辺を見渡しながら自分の取り組みを考えると、やはり工夫をこらしながらリスクを減らした上でこつこつと稼いでいかなければならない、と思うわけです。しかしながら、前職はプログラマであった私が考え抜いたところでそれはやはり机上の理論でしかなく、実践を伴いつつ考えていくしかない、という結論に至ります。

ということで、最後にJ・K・ガルブレイス『不確実性の時代』の言葉を紹介しつつ自分を戒め、これからのスケジュールとTODOをまとめる作業に戻りたいと思います。
多くの人にとって、考えるということは結構きつい仕事である。 だから高給が支払われるのである。ところが遺憾なことに、 実際に考える仕事は他人に押しつけられてしまうのである。

2013年12月28日土曜日

【100回記念】本気で自分とその周辺を振り返ってみた

今日は本川の話しではありませんが、ご了承ください。

この記事で、ブログの投稿数が100本目になります。約3割は元相棒のけんちゃんが書いたものですが、よくここまで続けられたと思っています。

このブログはもともと本川の情報ポータルを目指して起こしたものなのですが、入隊時のイメージと実際の取り組みが大きく異なっていたため、イベントや仕事の紹介を中心としたものになっています。二年目となった今年、去年アップしなかったイベントを紹介して年中行事はほぼ網羅した感があります。そして8月末にけんちゃんが卒業したことをきっかけに、ここには書いていませんが、私の活動は定住のための収入を得るための活動へと大きくシフトしました。現在の私の活動はパブリックにPRするような性格のものではないのでここに挙げるつもりはなく、正直なところブログのネタも尽きてきました。月4本の記事をノルマにしてきましたが、これも良くても今年度が精一杯かもなあ、などと何となく思っている次第です。

そんな中、改めて自分とその周辺を見渡してみると、ふと思うことが多々あります。その中でも特に思うのが、産業振興の話しになると全てが絵空事になってしまうことです。そもそも問題提起が正しいのか、問題提起と解決方法に適合性があるのか、その方法は実現可能なのか、どういうプロセスで実現していくのか、などなどと言った話しは聞いたことがありません。また、それらを批判する声もあるわけですが、それもまた現実世界とはかけ離れたステレオタイプ的な空論に過ぎず、ただの評論なのです。究極的な発言が「もう根本的に変えなければいけない」というものです。はっきり言いますが、恐らくこの発言をする人は状況を変化させることを経験したことがないのでしょう。そして全てを真っさらにして始めることがどれだけ苦しいことなのか全く理解していないから言えるのです。

これから私が扱っていくつもりでいる商品やサービスがいくつかあるのですが、それらを実際に数字にしてみると、概算を出しきるまでもなく儲かりません。やり始める前から「こんなものでどうやって生きていくんだ?」と思ってしまうものばかりで正直なところ考えるだけで吐き気がしてきます。本当に工夫を重ねてニーズに合う付加価値の高い商品やサービスを提供していかなければならないことを痛感します。私の現状はまだ何も考えられていない状況ですが、それでも考えれば吐き気がするほどのプレッシャーを感じます。では、産業振興に関わる人達の中でどれだけ吐き気がするような思いをしながら事業を考えている人がいるのでしょうか?

「私のことを理解してください、認めてください」などと言い続けてみても何も変わりません。自分自身で考え、理解し、行動し、反省する。この繰り返しを続けてやっていかなければならない、そしてマーシャル曰く「Cool Head,but Warm Heart.」を忘れてはいけない、と自分に言い聞かせていく所存です。

というわけで、最後に「ラインホールド・ニーバーの祈り」を紹介して、今年の最後の投稿を終わりにしたいと思います。それでは皆様、よいお年を。

神よ

変えられるものを変える勇気を与えたまえ

変えられないものを受けいれる冷静さを与えたまえ

そして
変えられるものと、変えられないものとを
見分ける知恵を与えたまえ

2013年12月25日水曜日

初心者、林業の現場に行く ~ 植え付け特別編

ページアクセス数を見る限り意外と人気がある「初心者シリーズ」、今回は「植え付け特別編」と題し久しぶりにお届けしたいと思います。

なぜ「特別編」なのかと言えば、理由は2つあります。1つは、今回の現場はあまり地ごしらえがなされていないことにあります。以前地ごしらえの様子をご紹介しましたが、植林は地ごしらえとセットで語るほうが初心者らしい考察が書けるはず、と判断したためです。もう1つはその作業内容にあります。今回もいつもの親方様のところでお世話になっているのですが、植えた苗に鹿よけのカバーをつける工程があり、この作業は親方様のところでもそれほど経験がないそうで、私はカバーの取り付けに係る作業を担当する予定だったからです。そう、その予定だったのですが。。。

さて、今回の現場はこんな感じです。

高知の林業の現場は基本的に傾斜地と思っていただいて間違いない、ということはさておき、見事に「切りっ放し」になっていることがお分かりかと思います。本来は植え付けの前に枝などをまとめて整理する「地ごしらえ」があるわけですが。。。傾斜もここはかなり緩斜面ですね、写真が左に傾いているだけかもしれませんが。今回は、ここにクヌギの苗を植え付け、その苗1つ1つに鹿よけカバーを取り付けていきます。

私の主な作業の、苗の植え付け後のカバー取り付けについて説明します。作業は大きく3工程あります。苗を挟むようにポールを2本立てる、苗にカバーをかける、カバーをポールに結びつける、の順に行っていきます。この作業、実際には人海戦術で作業を分担しつつ効率的に行っていきます。カバーを組み立てる(組み立て式なので)、苗のある場所にポールとカバーを配置する、ポールを立てる、カバーを取り付けるが主な分担になります。初日は私はポールを配る担当となったので、とにかく斜面を移動しまくりです。2日目は主にカバーの組み立てです。こちらは立ち止まっての作業ですが、配ることを配慮するので、組み立て前のカバーを大量に持って移動する必要があるため作業効率を考えながらする必要があります。

そんなこんなで、作業後はこのような状態になります。

決してアヤシイ儀式が始まるわけではありません(笑)。ちなみに、見難いですが写真左手前にポールを立てたところまでの状態になっているものが見えます。このポールを立てる工程がなかなか大変で、地中にポールを立てた後、ハンマーで叩いて固定します。私が担当していたらすぐに握力がなくなってしまいそうです。。。

3日目は多くの時間に資材の運搬に使いました。現場はかなり広い急斜面のため、現場下部へは親方様手作りの矢倉に架線を引いて運びます。架線の写真がなくて残念なのですが、ご了承ください。

そして4日目、なんと私が苗の植え付けすることになりました。苗は現場に運ばれれば何日も放置できるようなものではないので、植え付けを早めに終わらせるために私も作業することになったのです。
苗の植え付けは、鍬で穴を開けて苗を立て、そこに土を入れて足で踏み固めます。これが苗を立てた状態。

何だか根っこの部分が出ているように見えますが写真のマジックです。ここからさらに土を上部から掘って穴を埋めて固めます。それがこれ。

しっかり固めるためには地表の柔らかい腐葉土を地中にあまり入れないようにする必要があります。腐葉土は栄養価が高いが柔らかいですから踏み固めるためには向かないそうです。

こうやって作業を進めていくわけですが、慣れてくると鍬を一回入れて、そこに沿って苗を入れ、少量の土で埋めて踏み固めるようなことができるようになってきます。そうやって淡々と作業を進めていきます。そしてふと辺り見ると雄大な景色。

こうして午前中の作業を終えて親方様と植え付け本数の話しをしました。するとどうも私はほぼ一人役に近い仕事量とのことで、親方様の予想比ほぼ3倍でした。去年の夏、開梱のために竹の根を何本も切りながら農作業をしていた経験がここに来て生かされたようです。こうして私は午後も植え付けの作業をすることになりました。現場に慣れたプロと同じ作業を続けなければならないので疲労度もピカ一!終盤はヘトヘトになって一日の作業を終えるのでありました。

現場を離れる前には美しい夕日が。

こうして初心者の林業体験もまだ続く予定なのであります。

この現場では、他にいくつもネタになる話しがあるのですが、それはまた別の話し。